DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005/01/28 ¥1,565
鬼才オーソン・ウェルズが監督した異色サスペンス映画。メキシコとの国境近くのさびれた町で発生した、自動車爆破に端を発する怪事件を描くフィルム・ノワールの名作。
この映画がカラーで撮影・上映されていたなら、これだけの雰囲気は出なかったかも知れない。冒頭、メキシコの田舎町の夜の光景が描写される長いワンカットから、モノクロ映画特有のトゥルー・ブラックが醸し出すダークな画調と異様な雰囲気に引き込まれてしまう。不気味に鳴り響くヘンリー・マンシーニの音楽も出色の出来。
ひと癖もふた癖もありそうなキャラクターが跋扈する中、俳優としても出演しているオーソン・ウェルズの存在感がひときわ異彩を放っており、彼の代表作『第三の男』のハリー・ライムと比べてもひけをとってはいない。またマレーネ・ディートリッヒが特別出演しており、妖艶な姿を見せている。

オーソン・ウェルズといえば、市民ケーンが挙げられるけど、僕は絶対にこっち!もう最高。オーソン・ウェルズの作品ではダントツにこれが一番好き。何がいいといわれると説明しずらいけど、最期に向かう緊迫感というか、やっぱりラストでしょ。とりあえず見てくれとしかいえない。
ISBN:478893955X 単行本 資格試験研究会 実務教育出版 2003/05 ¥1,785
目次
第1章 集団
第2章 労働・階層・組織
第3章 社会学理論
第4章 社会学説史
第5章 家族
第6章 社会意識と文化
第7章 現代社会
第8章 社会調査
 
公務員試験の中で比較的マイナーな科目を優先してやってしまうなあ。だって、好きなんだもん。民法や行政法より社会学や政治学のほうが。。。

花粉症警報

2005年2月2日 趣味
今年は花粉が昨年の二十倍らしい。これは花粉症の僕にとっては非常に甚大な被害が予想されて恐ろしい。もうすでに鼻が詰まってきてる。タウロミンって漢方薬を飲んでるからだいぶ症状は軽減されてるんだけど、それでもこれだけ鼻が詰まるんだから飲んでなかったら今ごろヒイヒイいってるだろね。
今年はとくに公務員試験を真剣にやらなきゃならないから、この鼻詰まりってやつは集中する上で最大の障壁だ。タウロミン以外に色々対策を練らなきゃな。
思い立って、さっそくマスクと、花鼻迷惑っていういかにもな名前の雨を購入する。飲み薬は眠くなるから、飲みたくない。勉強ができなくなるもん。最終手段で点鼻薬。でもこれも不自然に鼻がカビカビになるし、喉の奥が痛くなるからよっぽどひどくならない限りしたくない。
何はなくともやっぱりタウロミン。花粉症だけじゃなく、アトピーもこれにかなり助けられた。三ヶ月前から飲み始めると効果あり。
所謂体質改善系のお薬ね。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2002/12/20 ¥2,625
いつもは可愛い小動物モグワイだが、飼うための規則を守らないと怪物グレムリンと化してしまうペットをめぐる騒動を描いたシリーズ第2作。今回は巨大ハイテク・ビルにビリー(ザック・ギャリガン)がかつて飼っていたモグワイ、ギズモが連れていかれたことから、とんでもない事態が発生する。
前作よりもパワーアップされたグレムリンたちの恐るべき行動と、その一方で前作以上にドタバタ・コメディ色も強まっているのが特徴。なぜか小さいものを題材に撮りたがるジョー・ダンテ監督の面目躍如ともいえる快作。彼の趣味丸だしともいえる特別出演もご一興。また前作から続けて観ると、各キャラクターのトラウマがさりげなく引きずられているのもわかって面白い。しかし何よりも本作品最大の魅力は、大の男でもムフフと頬が緩んでしまうほどの、ギズモちゃんの信じられないほどの可愛らしさ!
ギズモ可愛いなあ。あんなペットかいたいなあ。それにしても悪いグレムリン今回もっと暴れまくりだあ。ギズモは健気だね。
ヒューイット決勝で負けたあと、付き合っている女優と婚約したらしい。って、この間、ずっと付きあってて婚約もしてた同じテニス選手のキム・クライシュテルスと破綻したばっかりじゃないか!?
まだ新しい彼女と付き合い始めてから一ヶ月くらいじゃないのか?
もう婚約発表なんて。。よっぽどヒューイット結婚したかったのかなあ。まあ、厳しい競技生活励ましてくれる身近な存在は必要だろうけど。。それにしても速すぎる。クライシュテルスとの婚約までして式の日取りも式場も決まってたうえで破局も、結局何が原因だったのかもわからないし。まあ、いいんだけどね。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2004/09/23 ¥1,575
「水に濡らさない」「太陽光にあてない」「夜中12時をすぎたら食べ物を与えてはいけない」。モグワイという不思議な動物に関する3つの約束。それを破ったために、子犬のようにかわいい小動物から、凶悪なモンスターのグレムリンへと化したギズモ。やがて分裂増殖し、町中を荒らしまわり始めた。のちに続編も作られた、SFブラック・コメディのヒット作である。
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮、監督は『ハウリング』のジョー・ダンテである。日本でもアイドルだったフィービー・ケイツが、ギズモの飼い主である主人公のガールフレンド役で出演している。しかし、そのかわいさ、愛らしさで、主役はやっぱりギズモといえるのでは。
高校一年の頃、友達が机に座ってる僕の前にきて、おもむろに僕の耳を広げて、「グレムリンそっくり!」とのたまった。う〜ん、ETとも呼ばれたことあるし、ミニラとも呼ばれたことある。いまは多分その面影ないと思うけど、今思えば、その友達にグレムリンの変身前なのか後なのかを聞いておけばよかった。僕はギズモだと思いたいのだけど・・・
音楽もいいよね♪
ISBN:4788939568 単行本 資格試験研究会 実務教育出版 2003/07 ¥1,785
目次
第1章 歴史的アプローチ(第二次世界大戦までの国際関係 冷戦 日本外交史)
第2章 国際組織と地域協力(国際連合 EU アジア太平洋の国際組織 その他の国際組織)
第3章 国際経済(貿易と通貨 開発援助)
第4章 国際政治理論(国際政治の概念 国際政治の理論と学説 対外政策)
第5章 国際関係の現代的課題(国境を越える諸問題 諸地域の現状
地域紛争と民族問題 軍縮と安全保障)
このテキストはとってもお勧め!国際関係は面白いし好きだけど難しい。3回は繰り返さないとな。でもまだ一回目。。
ようやく自己満テニス日記も書き終わった。あんなほとんどの人が読まないようなマニアックなテニスのことを長々書いてどうすんだって話なんだけど、まあ、いわばもう強迫なんだね。
それにテニスかいてしまっても、この日記かいてるのがすでに2月5日でまだまだ全然遅れてるし^^;
そうそう、この二週間、テニスも見たけど他の時間はほとんど勉強してた。いかに自分がパソコン普段してるかっていうのがわかった。パソコンできないと無茶苦茶勉強進んだよ^^;
テニス見る代わりに他の時間は勉強頑張ろうて決めて実家帰ったからね。でもマンションに帰ってきてから、たまった日記書いてあんまり勉強できてない。。二週間も貯めるってのはよくないね^^;
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2001/10/26 ¥3,990
「失われた人生を取り戻したい」と、突如家出してしまう妻。残された仕事人間のテッド・クレイマーは慣れない家事と育児に奮闘しながら、息子ビリーとのきずなを深めていく。しかし、再び姿を現した妻が子どもの親権を主張、法廷で争うことに・・・。
子育てに翻弄しながら必死に息子の心を受け止める父親テッドを演じるダスティン・ホフマンと、息子への愛の執着を真に迫る演技で見せるメリル・ストリープら豪華キャスト陣で贈る、感動のヒューマンドラマ。
1つ1つのシーンの細部にいたるまで丁寧に描くことで、女性の自立、ワーカーホリック、離婚など、70年代後半のアメリカで表面化した社会問題を浮き彫りにした。誰も傷つかない選択肢などありえない、そんな人生の奥深さを切に訴えてくる名作だ。第52回アカデミー賞、作品・監督・主演男優・助演女優・脚色の5部門を制覇している。
恋は盲目といい条、人間同士がほんの何年か一緒にいただけで本当に通じ合えるなどとはうまくいかないのは僕たちは家族生活の中で嫌というほど学習しているはずであり、ならば、近い将来結婚生活に倦怠が訪れることや、自分のある違った人生への羨望なんてものが生まれてくるくらいの予想はついてしかるべきだと思うんだけどなあ。しかも子供のいる家庭はなおのこと、夫婦間で起こるトラブルに対する覚悟の上で、将来の犠牲を覚悟の上で、子を宿さなきゃ子供に対してあまりにも無責任でありかわいそうであり、よくドラマなんかで使われるセリフの私だって俺だって一人の人間だの男だの女だのいって夢のために家族を犠牲にしたり新たな可能性のために離婚を選んで親の気持ちもわかってくれだなんて手前勝手もいいところ。そんならあなたはなぜ子を宿したのです?とといたいわけで、。それはやはり恋は盲目なんてことで許されない親の義務や責任があるわけで、それへの放棄はもはや家族内秩序に守られてはいるが、子供の人生を決定付ける裏切りとしてもはや犯罪といっても言い過ぎではないくらい重い罪だと僕は思うわけ。だから出来ちゃった結婚なんて絶対許せない。愛があるから生まれちゃったってだけじゃなく、子を宿すならその後自分の人生をその子の為に削る覚悟というものを持った上でじゃないと、子供があんまりにもかわいそうでござるよ。親は子の肥やし。
にしても一週間で二回くらいのお風呂でよかったんだね、この頃のアメリカって。今でもそうなのかな?
ついに二週間のテニス鑑賞も最終日〜☆今日テニスを見終わったと同時にマンションに帰るのだ。だからもう荷物は全部揃えているのだ。なぜ今日帰らないといけないのかというと、明日だと父親が仕事のため、鬼の荷物を一人でもってバスで帰らんければならなくなるのである。そんなことできるはずない。ということで荷物と共に僕も今日送ってもらうことになったのである。問題は男子決勝は長引いてフェデラーvsサフィンのときみたいに4時間長とかになると、夜遅くなって父親の明日の仕事に触るのだ。だからちょっと賭けの要素もあったけど、どうにか10時くらいに終ってくれたので、遅いけど、日付が変わったりすることがなかったのっでよかった。

M・サフィン vs L・ヒューイット(男子シングルス決勝)
予想はマラトサフィンの勝ち。なぜならヒューイットはことごとくフェデラーに負けている。そのフェデラーに勝ったサフィンは今絶好調。この集中力が切れない限りサフィンが勝つ。勝たなきゃフェデラーが浮かばれない。試合は第一セットサフィンの動きが硬くて落とす。サフィンはこの大会過去2回決勝に上がって2回とも負けている。今回が三回目の正直となるかどうか。をサフィンも意識したからだろうか。ヒューイットがここぞとばかりに今まであまり見せなかった強打で攻める。だけど2セット目になってサフィンが落ち着いてくると、フェデラー戦のあの凄さが戻ってきた。こうなると、もうサフィンに適うのはおそらくフェデラーくらいしかいない。ヒューイットの粘り以上のパワーでサフィンは優勝を決めた。地元ヒューイットの優勝はまたも今後にお預けになってしまった。まあ、今回はサフィンが良すぎた。仕方ない。でもヒューイットは4回戦の壁を破って決勝まで進んだ。これは凄い前進といえるだろう。まだこれからいくらでもチャンスはあるさ。ということで、サフィンの優勝で二週間のテニスお疲れ様!お次は公務員試験真っ盛りの時にある、フレンチオープンですな!
番組に伊藤四郎(この字であってる?)が出てる。どうして伊藤四郎なのだろう。まあ、いいんだけど、彼は55歳でテニス初めてすっかりはまっちゃったらしいね。話聞いてみると結構選手もマニアックな選手知ってるし、テレビでも見てるんだろうね。伊藤四郎さんが言ってるとおり、テニスって自分でやればやるほど、プロの試合が面白いと感じ出すスポーツだと思う。プロの凄さが自分がプレイしてみて実感できるから。テニスやったことない人は、まず、ラケットにボールを当てられて、コ―トに入れるなんて簡単だと思う人が多いけど、最初はボールを前に飛ばすのも難しいってのが現実で、コートに入れれるようになってもそこからスピンをかけれたりするようになるのにまたしばらく時間がかかるだろう。つまり、テニスは初心者が楽しめるスポーツではあまりなくて、技術をつんで、徐徐にうまくなっていくにつれてどんどん面白くなってくるスポーツだと思う。一通り打てるようになったらテニスにはまっちゃう人も多いでしょう。

S・ウィリアムス vs L・ダベンポート(女子シングルス決勝)
ダベンポートは一度は引退も考えたらしけど、こんだけやれるんだもん、もったいないよね。まだまだやってほしい。アガシにしてもそうだけど、まだまだトップにいるのに、引退を聞くのは引退を強制してるようで屋だよ。マスコミ陣は。モチベーションの問題なんだろうけど、やっぱりナブラチロワやコナーズみたいに、もう駄目だって位まで現役で頑張って欲しいなあ。僕は去り際の美学なんかよりもネバーギブアップの方が好きなもので。決勝はダベンポートがリズムに乗り切れずにセリ―ナの優勝、セリーナの復活と共に、なんとなくダベンポート止めちゃわないだろうなって不安もよぎる。とにかく、セリ―ナにしても芸能活動もいいけど、有名にしてくれたテニスに恩返しってわけじゃないけど、もう少し長い間はテニス重視でやっていこうよ。取りえず、セリ―ナがまた真剣にやればまた女王になれるよ。今の女子テニス界は混沌としてるからね。
ここになって、アナログ放送でも2回戦であった鈴木貴男vsフェデラーの試合を放送してくれた。おそらく相当要望の電話があったんだろうなあ。そりゃそうだ、日本の選手が世界の?1の選手と、しかも善戦したってのに、放送しないなんてあまりにもアナログ視聴者を馬鹿にしてるってもんだ。せっかくWOWOWとってるんだからね。

L・ヒューイット vs A・ロディック(男子シングルス準決勝)
僕はヒューイットがまず間違いなくかつおと思っていたけど、そうなったね。結局ロディックは、サービスを封じられると苦しいんだって。特にヒューイットみたいにリターンが良くて、ストロークもシコシコ粘るタイプはロディックにとってもっともやりにくい相手なんだと思う。最初は、ロディックの弾丸サーブが決まりまくってロディック優勢だったけど、次第にヒュ―イットがスピードに慣れてきてリターンできてきだすとロディックはストローク戦に持ち込まれて非常に苦しくなる。だからセカンドサーブもファーストと同じだけ強いサーブ打って出来るだけサービスで決めてしまわなきゃならない。それがプレッシャーになってボディブローのように徐々にミスが出てきて、そのチャンスを逃さずにヒューイットがポイントをもぎ取る四セット目は、もうロディックになすすべがなくなって、精神的にも粘りがなくなった。ロディックはフェデラーに勝つ前にヒューイットと渡り合えるくらいのストローク力を見につけなきゃ苦しいだろうね。

R・フェデラー vs 鈴木貴男(男子シングルス2回戦)
ようやく見れたこの試合。鈴木貴男に失うものはないのだ。思い切りプレーしてる。鈴木のプレースタイルは今珍しいサーブ&ボレーでむらはあるがプレー自体は面白くて美しい。もうちょっと冒険心と安定感があればもっと上にいけるのになあ。でも、観客を魅了できるプレースタイルなので、地元オージーの方々もとても盛り上がってる。フェデラーもこういったスタイルの選手があまりいないからか対応に少々手間取っている感じで、なんと鈴木は最初にフェデラーのサーブをブレイクしてしまった。すぐにブレイクバックされたけど、鈴木は良くやっていたと思う。多分4回戦くらいまでの戦った相手で一番フェデラーを困らせたのが鈴木だと思う。アガシ戦よりもフェデラーは苦戦していたと思う。鈴木貴男がデビューしたときはいったいどこまで行くか楽しみだった。だけど、なかなか芽が出ずに今まできてしまった。今回の対戦を糧にしてほしい。鈴木のプレーなら、チャレンジャーレベルを抜け出しグランプリ本戦レベル、100位以内にはなれるものだと思うから。フェデラーにあそこまで戦えたんだからね。
今日から深夜の録画放送ではなくて昼間の生放送になる。つまり僕は朝の四時までテニスを見て、寝て、昼の11時にはまたテニスを見ることになるのであった。しかも、3試合ともに非常に内容の濃い試合で、時間が延長に延長され、なんと、10時間以上の生放送。終わったのが午後10時半。よくもまあWOWOWは放送してくれる。あんがとさ〜ん☆
しかも試合がそれぞれに面白くて、長丁場眠気も吹っ飛んじゃいましたよ。

S・ウィリアムス vs M・シャラポワ(女子シングルス準決勝)
実はシャラポワが勝つと思ってたけど、S・ウィリアムスが途中からぐんぐん良くなって、シャラポワを下した。まことに良い試合だった。シャラポアの気迫はものすごい。勝ちへの執念は並々ならぬもので、、試合もその対比が面白かった。静かな闘志のセリ―ナと激しいシャラポア。だが、セリ―ナは落ち着いて打ち込まずにボールをコントロールしていた。シャラポワにもう少しゲームに緩急をつけられる技術があったなら、シャラポワが勝っただろうけど、シャラポワは終始力いっぱい打ち込んでいた。セリーナの試合経験や戦術に勝つにはやっぱりシャラポワも戦術というものを身に付けなきゃいけないよ。とぞ思う。

M・サフィン vs R・フェデラー(男子シングルス準決勝)
おそらく今年が終ったときにはベストマッチの一つに数えられるだろう凄まじい試合だった。なんとなんとなんと、サフィンがフェデラーを下した!サフィンは技術的にはフェデラーとほとんど変わらない。ショットの攻撃力はテニス選手一だろう。だが、僕はサフィンの精神力でフェデラーを倒すのは無理だろうと思っていた。サフィンは精神的にムラがありすぎ、今大会もロフス戦でラケットを叩きおっている。フェデラーの終始冷静なプレーに彼は自滅していくと思っていた。しかし、彼は最期まで崩れなかった。崩れないサフィンのプレーはまさに完璧だった。サフィンが常にその精神力なら、フェデラーの王者の地位も危ないと思えるほどに。しかし、この集中力はフェデラーが相手だからこそ出たものだろうし、それほど、無敵のフェデラーに勝つという執念に燃えていたからだろう。僕はフェデラーにグランドスラムを達成してほしかったので、負けてほしくなかった。だから、一ポイント一ポイントが緊張の連続で、無茶苦茶心臓に悪い。心臓がどきどきしすぎて、気分が悪くなった。雄たけびを上げて、母親に驚かれた。まあ、つまり、それほど素晴らしい試合だった。3セット終ってフェデラーが2−1で勝ってる時にはもうフェデラーが勝つと思った。第4セットタイブレークフェデラーが5−2でリードしたときももうフェデラーの勝ちだと思ったのにその都度サフィンは食らいついた最期には、フェデラーが体に変調をきたし、サフィンが押し出した。最終セット、サフィンが5ー3でゲームをリードしたときにはもうフェデラーが負けると観念した。すると今度はサフィンのサービスをブレークして土壇場で追いついたのだ。まさにフェデラーは王者だ。負けてもそう思わせる相手はそんなにいるもんじゃない。サフィンは勝った。勝ったけど全力を出して完璧なプレーをしてフェデラーにフルセットで勝ったのだ。つまりサフィンは常に完璧なプレーをしないとフェデラーを倒すのは難しいということ。フェデラーの凄さを、負けの中に見出した試合だった。
不思議なこと、テニスの四大大会は、不人気だといわれてた時代もそうじて、動員観客数を毎年更新している。これはなぜだろう?今年も新記録らしいし。これはきっと何だかんだでみんなテニスが好きなのねってことなのか、おそらくは、世界中が豊かになってきてるからなんだろうな。それに最近のテニスは面白いから、動員に拍車をかけてるんだろうね。それに選手が最近美男美女ばっかになってきたから。特に女子なんて、商業主義と結びついて、テニス選手なのかモデルなのかデザイナーなのかよくわからなくなってる選手もいれば、テニスでの実績中途半端のまま芸能界に鞍替えしちゃった選手なんかもいて、せっかく才能あるのにもったいないとかこっちは思っちゃうのだけどこれも時勢てやつかなあ。まあ、どちらにしろ、テニスの人気が上がるってのはうれしいことだよね。日本は無関係だと思っていたら、漫画とシャラポアの人気で、なんとなくテニス人口増やしちゃいそうな雰囲気だし。

A・ロディック vs N・ダビデンコ(男子シングルス準々決勝)
ロディックも何だかんだでここまで危なげなく勝ち進んできましたな。ダビデンコは嫌いなギレルモ・カナスを破ってくれた選手。見た目華がないけど、しぶとく強そう。ロディックが無茶苦茶目立つテニスなので、その対比が面白い。ダビデンコはフォアハンドが素晴らしく、ロディックはサーブ以外は押されてる。てか、サーブ以外ではあまりポイント取れない。なのにセットは取っていってるのは、それだけ、サーブってのがテニスでいかにでかいポイントであるかってことなんだよね。まあ、だからロディックはサービスがなければこんなにトップを維持できないだろうってことなんで、その意味でフェデラーやサフィンみたいにテニス全体が完成されているという感じはしないんだなあ。それにしても全豪のこの暑さ。ダビデンコが途中で、喘息かなんか知らないけど呼吸困難に陥っちゃって試合途中で棄権しちゃった。でもロディックダビデンコが万全だったら危なかったぞ。ロディックの優勝はないかな、とこの試合を見て思った。

L・ヒューイット vs D・ナルバンディアン(男子シングルス準々決勝)
両者似たようなプレースタイルだが、ナルバンディアンの方がよりオールラウンダー。ナルバンディアンは、基本に忠実なテニスで、派手さはないけど地味に四大大会で上位に食い込んできてる。もうちょっとネットプレーを頻繁にしたり、ショットに攻撃力がついたらさらに強くなるだろうな。フェデラーがいなければ、現役で最も完成されたオールラウンダーだったはずなのにね。ただ、トップに立つには、もう一味足りない感じ。でも、全身ヨネックスというのが良いね。日本人の僕としては。この2人の対戦は拮抗するだろうって思ったとおり、フルセットの凄い試合になった。どっちが勝ってもおかしくない試合。2人とも強烈なショットを持っているわけではないので、相手が攻撃的な選手のときこそ自分の持味を出せるから、お互いに守備的な選手のときはやりにくいだろうなあ。今回はわずかなさでヒューイットの勝ち。ほとんど運だね。またまた勝って膝ついてガッツポーズ。
数年前は、テニス人気に陰りが見えてた。それは、個性のある選手が出てこなかったということも一つにはあるのだけども、テニス自体がパワー化スピード化して、サービスエースとか、一本でポイントが決まるケースが各段に増えたことによるのだと思う。ウィンブルドンなんか最たるもので、球足が早いからほんとにサービスエースのオンパレードで、最も権威があるがもっともつまらない大会となっていた。さて、テニス協会も一計を案じ、ボールの圧力を弱めて、ボールが飛びにくくしたりした。でも、それなのに、日々テニスのスピードは速くなっていく。しかし、不思議なことに、最近のテニスは再び面白くなってきている。サービスはどんどん早くなり、今や200キロオーバーのサーブ打つ選手なんてごまんといるってのに、ラリーが続くようになっていってるのである。ポイント間の時間がまた若干長くなってきているように感じるのは僕だけだろうか?
テニスがつまらないといわれていた時代の選手は、ビックサーブを武器にサーブアンドボレー主体が結構いた。しかし、女子がパワー化して現在そのパワーに合わせた選手が出てきているように、サービスやストロークのスピード化にあわせてそれにや対応した選手が育ってきた。つまり、サーブが早くなると共に、リターン力も各段に進歩してきているわけだ。現に、今の選手はリターンの技術が総じて高いため、サーブアンドボレーというプレースタイルが廃れてきている。トップの中にも、ヘンマン以外にサーブアンドボレーを主体とする選手は見当たらない。現在のテニスは、まさに何でもこなせるオールラウンダーでなければ勝てなくなっている。サーブアンドボレーの時代のあと、少しスピン全盛の時期があったが、今は攻撃の展開が各段に早くなってきて、トップスピナーもその戦術を変えざるを得なくなってしまった。サンプラスは伝説のサーブアンドボレーヤーだが、フェデラーは伝説のオールラウンドプレイヤーと近い将来呼ばれることになるに違いない。とにかく、スピード化パワー化に対応できる世代が育ってきた現代のテニスは、再び見ていて面白いものになってきている。

R・フェデラー vs A・アガシ(男子シングルス準々決勝)
去年のUSオープンで唯一フェデラーを苦しめたアガシ。僕は今のアガシは若い頃より、アグレッシブになっていて、円熟味も増し、強くなっていると思う。これは、90年代初頭のアガシのプレーと今を見比べてみれば一目瞭然である。これは、つまり、そうならなければ生き残ってこれなかったわけで、今のパワースピードテニス時代にあうように自分のプレースタイルを変化させてきたアガシは変化させることが出来るという面においてもまた一流なのである。でも、昔のようにアガシの強打が他に抜きん出ているという感じは受けず、今やアガシは、試合巧者といった位置付けになっているのは、それ自体が、現代テニスのパワー化の証左となっているわけである。
さて、僕はフェデラーを倒す可能性があるとすれば、アガシが一番可能性でかいだろうなって思ってるわけだけど、それはなんとなれば、メンタルが強いということなのである。ショットはアガシは強打ってよりもテンポの速さとタイミングの妙であり、そこにアガシが今日でも生き残っていられる鍵がある。少なくとも接戦になるだろうと僕は予想した。
しかしである、アガシは1ゲームもブレイクすることが出来ずに、ストレートでフェデラーに蹴散らされてしまった。フェデラーの強さはやはり桁外れというほかない。アガシをしてこのスコアであればいったい誰がフェデラーを倒せるというのか。アガシのうまさやテンポの上を行っていたフェデラー。記者会見ではアガシはフェデラーをべた褒めするしかなかった。アガシはサンプラスと現役を渡り歩き、サンプラスの凄さを十分知っているその彼が絶賛するに吝かでないフェデラーという人物は、つまり、アガシにとってサンプラスと同じ位置か、もしくはそれ以上の位置をしめているのだといってもいいすぎではないのじゃないかいな。
テニスを僕が見始めた頃と比べると、ずいぶんと華やかになってきている。90年代初頭は、テニスはかなり保守的であって、色んな規制や、慣習法みたいなものがあって、アイドル性を醸し出してるのはアンドレ・アガシくらいのもんだった。たとえば服装なんかもあの頃はほとんどの選手がズボンに上着を入れていたもんね。95年くらいになってサンプラスたちが所謂ダボダボウェア着だしてシャツを出しだしてからいろいろ批判が出てたけど、その頃からテニスもだんだん華やかになってきた。その傾向は最近ますます顕著で、ウイリアムズ姉妹のビーズの髪型はビックラこいたけど、近頃は自分でデザインしたりして、ウエディングドレスみたいなの着て試合したりしてる。
男子もノースリーブが認可されて、ヒューイットやブレークが着てるし、七部長けのズボンなんかも今度は出てきた。髪型もドレッドヘヤとかいろいろ鮮やかになってきて、ほんと、変化ってあっという間だね。そういえば帽子を反対に被るのも最近の兆候だよなあ。
サフィンは試合中なのに山ほどネックレスつけてちゃらちゃら鬱陶しそう。こういうのは大概USオープンが一番早く許可して、伝統のあるウィンブルドンは一番保守的。髪型はともかく、ウェアは未だに白が基調のしか許されず、多分サフィンのネックレス見たいなのも許されないんじゃないかな?ウィンブルドンがいつまでその権威を保てるかもほのかに見ものだなあ。

L・ヒューイット vs R・ナダル(男子シングルス4回戦)
新進気鋭のナダル、勝ち進んできてるねえ。どんなプレイすんだろ。サウスポーだね。あ、でも僕の嫌いなバボラのラケット使ってる。ピュアコントロールってやつだね。スペインの選手だけあって、凄い厚い握りで、ぐりぐりのスピンかけてくる。ヒューイットかなり苦しんでるね。ヒューイットはこの大会4回戦が最高だから、ここが一つの壁なのね。それを意識してなのかどうなのか、ヒューイットが普段するはずのないミスを結構犯してる。リターンに定評のあるヒューイットがなんでもないサービスをかなりミスってる。
結局フルセット(だったかな?)でどうにかヒュ―が勝ったけど内容的には負けてたかも。僕も途中でヒューイットやっぱまけるうなんて思ったから。ナダルは今後間違いなくトップ10内に入ってくるだろうなあ。勝った瞬間ヒューイット映画みたいなガッツポーズ。ロッキーの見すぎだよ。
オーストラリアの日光は強烈で、皮膚がんの発生率が極めて高い。そんな只中で開催されるオーストラリアンオープンは数あるテニスの大会の中でもおそらくもっとも過酷な大会だと思う。
熱いだけではなく、コートに反射されるから、コート場はほんとに蒸し風呂みたいな感じだと思う。あんまり熱くて、湿度というか不快指数が一定以上になった場合、ヒートポリシーといって、何時間かプレーを中断したりするほど。そんな中最大5セット戦うわけだから、痙攣者や、故障者、途中退場者も結構多かったりするのだ。
地中海性貧血症だったサンプラスにはとっても辛い大会だただろうなあとぞ思う。

A・アガシ vs J・ヨハンソン(男子シングルス4回戦)
ヒューイットと一緒に練習しだしてから頭角をあらわしてきたヨキアム・ヨハンソン。ヒューイットのお勧めで、今やラケット含め全身ヨネックス使用。なぜヒューイットと練習しだしたかっていうと、おそらく、ヨハンソンがヒューイットの妹と付き合ってるからなのかな?放送でも岩佐アナがしきりにヒューイットのことを将来の義理のお兄さんって発言をしていたし。僕は総じて背の高い選手にあまり魅力を感じない傾向で、いくら強打でもヨハンソンのプレイはあまり好きじゃない。それにしても無茶苦茶ハードヒットだけど、その分ミスも多くて、まあ、このミスが少なくなったらほんとに恐い存在になるとは思う。アガシとの対戦では鬼のようにサービスエースを取り巻くって、一試合で取ったサービスエースの数の新記録を打ち立ててしまった。何が凄いって、世界で最高レベルのリターン力を持ったアガシからこの記録を打ち立てたってことなんであって、他の選手相手ならもっとエースを取ってたことになる。
こんだけエースを取ってるのにかかわらず、ミスしまくって、アガシに負けちゃった。まあ、そこはアガシの凄さもあるわけなんだけど。
アガシ、記者会見で、勝ってもこんなにエース取られたら嫌になるって本音こぼしてたね。

M・サフィン vs O・ロフス(男子シングルス4回戦)
ちょっと短くてダイジェストっぽい扱いだったんだけど、この試合ものすごく面白かった。是非とも完全版を見てみたい。オリビエ・ロフス、始めてみるが、非常に魅力的なプレーをする。こぎみよく思い切りがいい。あのサフィンがかなり苦しんでた。ロフス、何よりテニス選手の中でおそらく最も背が低いかもしれない一人。この背の低さで世界を渡り歩いてるなんて凄すぎる。その身長なんと165!長年テニスの試合見てて身長170いってない選手を始めてみた!!僕はそのプレーぶりとあわせて一気にファンになっちゃった。もっとランキング上げてほしいなあ。ちなみにロフスも僕が別れを告げたプリンスのグラファイトを使ってた。背が低い選手にはグラファイトっていいのかなあ^^;ロフスは片手バックだからいいよね。
試合はサフィンが勝ったけど、プレイは断然ロフス派の僕なのである。
なんだかヒューイットの試合態度が対戦選手たちに不評のようだね。まあ、もともとだけど、ヒューイットはロッキーが大好きな熱血漢で、根性の塊で、熱すぎる火の玉ボーイなわけで、大事なポイントを取るとでっかい声でカモ〜ン!なんてって自分を鼓舞してるんだけれど、これがちょっと度を越しすぎて、対戦相手にとっては、居心地が悪いのはわかる。特にテニスには不文律というか、自分で決めたショットじゃなくて相手がミスったショットにはあんまり喜んじゃいけないみたいな感じなので、ヒューイットはお構いなしにカモン言うもんだから、2回戦で戦ったブラークはヒューイットの真似したりしてチャカしたり、三回戦では相手(名前忘れた)は切れて、チェンジコートのときにヒューイットに向かって唾を吐いたりファ―ストサーブをぶつけようとしたり。試合後はヒューイットに謝ったらしいけど結局罰金取られちゃったらしい。
ヒューイットは意図的にやってるのかっていうと、おそらくは自然に出てしまうんだろうけど、あの試合後の膝をついてガッツポーズや地面に向かってパンチ3連発とかは、プロだからかっこいいのであって僕なんかが草トーナメントでんなことやってると失笑の嵐だろうなあ。帽子を後ろ向きにかぶるのも勇気いるくらいだから。
そういえばシャラポアのあの打つ時の声も選手間で苦情が出てるらしいねえ。セレスんときも出てたけど。

G・コリア vs J・フェレロ(男子シングルス3回戦)
再びコリア。対戦相手は元世界ナンバーワンのフェレロ。フェレロ調子が悪くズブズブランキングが落ちてる。フェレロのプレーが好きな僕としては復活してほしいところ。ラケットがプリンスのグラファイトからヘッドに変わって心機一転。フェレロは最近自信を失ってるよなあ。どうにか自信を取り戻してほしいよう。才能はあるんだからっていうか?1になったことあるんだから当たり前なんだけど。ということで今日は楽しみな試合。2人ともプレイスタイルは似てるけど若干フェレロのほうが攻撃力が上。でもコリアの方が今は守備力があるかな。かなり競った試合になると思ったんだけど、最初のほうはベースラインで激しいストローク戦が拝めたけど、結果はコリアの一方的な試合になっちゃった。あああフェレロ〜どうした?^^;2セット目の途中でプッツン切れちゃった感じだぞ。気持ちの緊張感が。
コリアの粘り勝ち。フェレロの復活を切に望む。
テニス中継にとって解説って非常に重要で、テニスが好きじゃなかったりあまり詳しくないアナウンサーがやっていると正直言って聞きずらいとさえ思ってしまうものである。解説者も色々あるけども、やっぱり解説者からどういう言葉を引き出すかとか、生かすも殺すもひとえにアナウンサーの手腕にかかっていると思う。NHKの解説って言うのは、あんまりマニアックな話は出来ないということから、非常に当り障りのないアナウンスであってテニスマニアの僕としては面白くない。こんな僕が買ってやまないアナウンサーはなんと言っても岩佐徹アナである。このアナウンサーはWOWOWでずっとテニスのアナウンサーをしていて、本当にテニス好きだし、色んな情報を紹介してくれるし、何よりも司会進行の技術がベテランだけあって飛びぬけているというか。自分の個性を前面に出しすぎず、しかしながら、自分のアナウンスというものを確立している。安心して聞くことの出来るアナウンサーである。彼はサッカーとテニス専門で、最近サッカーのほうは引退してしまったらしいけど、彼のホームページ見てみると、ほんとにサッカーとテニスの情報でいっぱいだ。僕の行きつけのサイトの一つでもある。
この岩佐アナと、解説の柳敬史郎さんさんが組んだWOWOWの試合の放送はまさに完璧だ。お互い長い間組んでいるので、その掛け合いは絶妙でほんとにテニスの試合の面白さを引き立ててくれる。僕は彼らの実況にめぐり合うまで、アナウンサーや解説者の話をそんなに重要視していなかったのだけど、彼らの実況を聞いてからというもの、他のチャンネルのテニス実況が聞きづらいとさえ思うようになってしまったのだ。やはりアナウンサーにも技術が合って、その違いを意識させられるというのは、やっぱり岩佐アナの卓越した話術ゆえだと思う。ほんと、WOWOWに慣れると民放でのテニス実況聞けなくなっちゃうよ。でもこの岩佐アナと柳さん、2人とももうかなりの高齢で、引退も近いような気がしてならない。そうなると後に続くアナウンサーが、岩佐さんほどの人がなかなか・・・出てきてくれないかなあ。

M・サフィン vs M・アンチッチ(男子シングルス3回戦)
男子のトップ4の一人、マラト・サフィン、実は彼がまだそんなに有名になっていないときに僕は生で試合を見たことがある。日本でデビスカップ(国別対抗戦)があって。ロシア勢が来てたので広島に住んでいた僕は大阪まで見に行ったのだ。
その頃はロシアに最近ポーカープレイヤーに転向したカフェルニコフがいて、サフィンは二番手だった。だけどサフィンは強烈な印象があった。なんとその試合は鈴木貴男としたのだけど、サーブの音が全然違った。あのサーブはスピード違反だと思った。
その後カフェルニコフはランキング一位を経験し、サフィンは今の地位を築いていった。あの時サフィンを見れて本当に僕は良かったと思う。
だけど、サフィンが好きかといわれれば、そこまで好きじゃない。ロシアの選手って、カフェルニコフにしても、何でかサイボーグみたいなイメージを抱いてしまうのだ。本当のサフィンは人間味あふれるプレイヤーなんだけど、これはきっとロッキーでアポロを殺したソ連のボクサーのせいでそんなイメージがあるんだろうな(笑)あと、プレイスタイルがうまいけど、パワーがありすぎて、たぶん体が小さい僕には共感できないんだと思う。
一方のマリオ・アンチッチはヨネックスのラケットを使っているし見てみたかった選手。クロアチアの選手でいうとイバニセビッチを思い出すが、同じく背が高いので、ネットプレーをするのかと思ったら、ベースライン主体のプレイヤーだった。ああ、身長がもったいない。でもそれはサフィンにも言えることか^^;
結構激しい打ち合いだったけど、サーブの精度がいまいちだったアンチッチ。実力的にはまだまだサフィンのほうが上な感があって、サフィンの順当勝ち。
ところで、リポーターというか司会のひとりフローラン・ダバディは元サッカー全日本のトルシエ監督の通訳さん。映画「たんぽぽ」を見て日本に憧れを持ったインテリで、僕も彼に興味が合って、彼の著書「タンポポの国の私」を読んで、彼の興味の幅の広さに感銘を受けたりしてたけど、ほんとうらやましい生きかたしてるよねえ。文学映画音楽スポーツあらいることに興味を持ち、フランス人らしく哲学的で議論ずき。友達になりたいなあ。僕と方向性が同じだもん。そのダバディー、サッカーが終ったと思ったら幅広くタレント活動しだして、今度はテニスの政界に入ってきた。彼はテニスもほんとに好きらしくて、話しを聞いてると結構素人じゃわからないであろうことを言っていたり非常にマニアックな選手の事を知っていたりして、ほんとに何者なんだダバディ。彼は日本でおそらくもっとも最初にブログで日記を書き出したタレントでもあるわけで、興味がある人は見てみてね。

L・ヒューイット vs J・ブレイク(男子シングルス2回戦)
男子トップ4の一人地元期待のヒューイット。彼のデビューは凄く衝撃的だった。鬼のようなフットワークに驚いたもんだ。彼はつまり新しいテニスを象徴していたわけだけど、今は彼みたいなテニスが普通になってきているね。そのヒューイットこの大会のコートサーフェスのリバウンドエースが球脚が遅すぎると講義をしてた。でもヒューイットのためだけにコート変えちゃったら地元の選手もろにえこひいきだもんね。そりゃ出来ない相談だよね。
確かにヒューイットはショットの威力的には、あまり強くないからボールの威力が吸収されちゃうこのコートは不利になっちゃうのかな。USオープンのデコターフくらいがしっくりくるのかもね。でも見てて面白いのはこっちのほうのコートだけど。
この大会は四回戦までしか勝ち進めていないヒューイット、今年はどこまでいけるかな?
今日の相手はジェームズ・ブレイクというアメリカの選手。プレーは見たことないけど相当有名な選手。デビュー当時はドレッドヘアーで異彩を放ってた。そのプレーも充分トップに入ることが出来るもので、今は故障でランキング下がってるけどヒューイットにとって苦しい相手であることには変わりない。うんうん。思ったとおりの好試合。ブレイクはあれだね、フォアハンドがなかなか魅力的だね。今んところ見た試合の中では一番面白かったよ。結果はヒュ―イットのしこりテニスがブレイクをじらせてじわじわヒューイットペースになって最期には逆転してヒューイットの勝利。ヒューイットのでかいカモンの声が響き渡っていたよ。

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