リメイクラッシュ

2005年2月22日
映画界、日本物のリメイクが続いてますな。
僕としてはうれしいことだけど。

魔女の宅急便が、ディズニーで実写化だとか、シャルウイダンスだとか、最近の日本ホラーだとか。

で、ここに来て、スコセッシが、黒沢明の「酔いどれ天使」を映画化するという計画浮上。万歳万歳。
主演の三船役はあのディカプリオだそうで、まさか酔いどれ天使だとは〜思ってなかったけど、確かにあれはアメリカ人にもうけそうだもんな。ディカプリオもいい飲んだくれっぷりを演じそうだし。
思えば、ずっと前にスコセッシが監督で、黒澤の「天国と地獄」のリメイクも計画があったけど頓挫したんだよね。まだ版権もってるだろうし、個々で再び違う監督でいいからリメイクしてくれないかなあ。「天国と地獄」とんでもなく面白いリメイクができそうな気がするんだけどなあ。
というか、「七人の侍」のリメイクも決まってて、このところ黒澤回帰?ちょうど黒澤に影響をもろに受けた世代が、映画界のベテランの地位をしめ出したのも影響してんのかな?
それにしても、黒澤の映画ってほんとにリメイクされまくるよね。こんなにリメイクされる監督はいないんじゃないかな。っとあらためてその偉大さを感じるのであるよ。
DVD 日活 2002/11/22 ¥3,990
鋳物の街、埼玉県川口市。そこに住む鋳物職人の娘ジュンが、父の解雇に始まり、貧困、進学、組合、差別など、さまざまな社会問題に直面する。しかし決してめげることなく、まっすぐに青春を堪能していく姿を感動的に描いた、社会派青春映画の名作である。
寡作で知られる名匠、浦山桐郎の監督デビュー作である。だが諸問題を過剰表現することは決してなく、あくまでも日常的にとらえていることも、好感のもてる一因となっている。高度経済成長で浮かれる当時の日本の裏面をそこはかとなく活写した作品として、社会風俗的な歴史資料価値も高い。
これが初主演となった14歳の吉永小百合は、当時の史上最年少でブルーリボン賞女優主演賞を受賞し、以後大スターへの道を躍進することにもなった。
えええ!吉永小百合14歳だったのか!?
と、それはともかく、なんて生き生きとした映画。吉永演じるジュンの逞しさ。何より、この頃の親父像が。。。自分の父親とかぶるううう。母親いわく、この頃はみんな男はこんな感じだったと。こういう夫がこの時代に多くの普通の感覚だったとすれば、今の時代はずいぶんと改善したもんだ。理屈もへったくれもあったもんじゃない。自分は親で男だから何をしてもいいという家父長制的家族構造。腹が立つ。
にしても名作。
というこで生活戻りましたよ〜。
っと生活戻ると実感すること、一日って短いな。いかに普段やらなきゃならないことをやってないかということが、身にしみる。
朝9時に起きて、勉強して、午後2時に昼食食べて、睡魔を我慢して5時まで勉強して、それから上半身筋肉痛だし、外は寒いけど、しゃきっとした生活をするぞってまた炭酸で脳に気合入れて走りに出たよ〜。
ラグビー場まで走って、ハイパワートレーニングだって50メートルダッシュ5本にジャンピングスクワット20秒やって40秒休憩を3セットなんていきなりやるもんじゃないね。死にそうになった。でもこれがテニスにはいいらしいからさ。
今日は自炊をしようと思ってたけど、帰ってからもう自炊する元気は無くて、スーパーで惣菜を買って食って、マンションを掃除して、布団のカバー変えて、風呂はいって日記書いてもう疲れた〜。

という風にいわばルーチンワークみたいにこなして、ボーっとする時間もなければ日記書くアイデアもネタも思いつく暇が無くって、こんなことをつらつらと書くことになる。と思うと、あながち生活が崩れてるのも悪くないかって思うけどあきらかに生活しゃんとしてるほうが健康的でさらに色々やってるのは確実だから、できる限り今の生活を保ちたいけどきっとすぐに崩れそう。
DVD ジェネオン エンタテインメント 2001/01/25 ¥4,935
医科大の精神科の学生だった萩原聖人扮する青年が、催眠術を使って偶然出会った人々の心の奥に潜む狂気を呼び覚まし、次々と殺人を教唆(きょうさ)していく。役所広司扮する刑事は事件を追っていくうちに、自らが抱える不満を表出していき、皮肉にも癒されていく。
「僕の映画の中ではホラーならホラーといった、単純なジャンル性が次第に混乱を来していく」と監督が語っているように、この映画はサイコ・サスペンスの枠を超越し、人間のもろさや狂気を鋭い視点で描いた超一級作品。
観る者をぐいぐい引き込んでいく緊張感のあるストーリー展開のあいまに見せる、妙に広い病室、人気のまったくない診察室、空中を走る路面バスや残酷な殺害シーンのバックに流れるすっとんきょうな音楽は、現実と非現実がないまぜになった黒沢清独特のユーモラスな映画的世界だ。精神を病んだ妻を支える一見妻思いの刑事が、妻への殺意を表出し、癒されていく姿を演じる役所広司の演技は必見。
うーん、すごい。面白い。恐い。でも犯人の動機がわかんない。もう何回かみてみたいし、みてみないことにはね。キュアって癒しって意味なのかあ。自分の潜在的な欲望の開放。。欲望の一部分の発露の解放が、新たな抑圧を生んでいないところに、人間の本質の恐ろしさがあるのかな、ないのかな。いずれにしろ、もっかいちゃんと見てみないとわからん。

寒いいい

2005年2月20日
あああ、日記書いてる途中でパソコンがフリーズしやがった〜。
って、たいしたこと書いてないんで別にいいんだけどね。

ここ2、3日尋常じゃなく寒くなってくる。
今日は筋トレの日なんだよなあ。こう寒くっちゃ行きたくなくなってくるよ。って、行くか行かないかで葛藤したんだけど、理由は、それだけじゃなくて、実は徹夜してたから非常にきつかったのだ。でも、ここで筋トレ行かなかったら確実に寝ちゃうだろうなあって思って、これを機に生活を戻そうとダイエットコーラで脳に喝を入れて出発。
これでもかというくらい肉をいじめて、しばし虚脱状態。あれだね、筋トレした後のこの筋肉のしびれた感じがなんともいえないね。

週一上半身で、それ以外の日は下半身。下半身は走りこみで鍛えるつもり。ああ〜めんどくせ。
DVD 松竹 2002/10/25 ¥3,990
浅草の活動小屋で売り子をしていた小春(有森)は、松竹キネマの監督(すま)に見いだされ、松竹蒲田撮影所の大部屋女優になる。演技がうまくいかず、一度は女優になることをあきらめた小春は、助監督(中井)の説得で再び女優への道を進む決心をする。松竹が大船に撮影所を移転する直前の蒲田撮影所を舞台に、映画作りに賭ける人々の姿を描く。松竹大船撮影所50周年記念。
この歌好きなのだあね。この映画、いかにも山田洋次らしい映画だなあと、男はつらいよよくみてもいないくせに思ってくれる。越し方を振り返るこういったノスタルジーものは大好きだったりして、、当然僕はこの時代には生まれてもいないわけで、ノスタルジーっていっていいのかわかんないけど、どうやら僕はこの時代に凄く憧れを持っていることだけは、この感情の高鳴りからもせっせらるる。
僕の趣味は寝ることと読書。その両方を兼ね備えたこの読書スタンドはまさに奇跡の一品でしょう。

寝ながら読書、僕はよくするのだけど、文庫ならとにかく、ハードカバーとか読もうと思っても手が疲れたり色々と不便だったりして、今回これを購入したわけ。

いやあ、これを作った人、読書スタンド一筋20年だっけ?
組み立ててみて感動。とてもよくできてるなあ。こりゃ、僕の読書ライフがますます楽しくなるよ。うふふうふふ。

んで、昨日の夜試しに読んでみたところ、本持たなくてよくてあんまり楽ちんなもんだから、すぐに寝ちゃったw
これは、睡眠十分に取って、座って本読むのがめんどくさいときに読むのにいいということか。

母親に言わせると、そもそも寝て本を読むということ自体がおかしいというけれど^^;
僕はほとんどの本を寝て読むのです。
DVD バンダイビジュアル 2001/03/25 ¥6,300
「機動戦士ガンダム」のオリジナル・スタッフが再結集した劇場版アニメ第5作。地球連邦政府に半期を翻したクロスボーン・バンガードによって、両軍に分かれて闘うことになってしまった少年シーブックと少女セシリー、2人を中心に人間ドラマとロボットアクションが目まぐるしく展開していく。

初代、Z、ZZと見てきた僕が始めて戸惑った絵柄。絵柄が変わってしまうと受け入れるのに時間がかかる。でも話そのものは面白くて、何より主題化がいいんだよな〜。
もともとテレビ放映を前提に企画されたから、テレビアニメでやっても絶対面白かったんだろうけど。
今日は、ひさしぶりに、ラリーゴ君とカラオケ。
ラリーゴ君が公務員の一次に受かって、二次の面接を終えたお疲れ会と、僕のテニスの大会1回戦敗退を祝って(泣)w

ラリーゴ君から、試験地のお土産をもらった。
チョコレート、イエイ♪

いつもの穴場のカラオケ屋は、ほんとに、人目に付かないようなところにあって、いついっても絶対に部屋があいてるくせに、安くて、綺麗で、しかもべらぼうに曲が多い。しかもジュース飲み放題。でも採点機能が無茶苦茶優しすぎるのがたまに傷。ってか、この採点機能働いてるのか??僕とラリーゴ君が曲を3曲歌った時点で、98点が三連続。途中で、止めた局ですら、80点なんだから、って、採点の醍醐味もないから何曲か歌ったところで採点やめた。

今日は直前まで歌を聞いてたけど、いつも一日で曲を覚えようとする〜うまくいかない。簡単ならいいけど、覚えようとしてる平井堅やゴスペラーズや、ミスチルなんて一日やそこいらじゃどうにもならんよなあ。

今日は、カラオケ、そんなこんなで、新曲や最近の曲だけでは、時間を持て余し、必然的に、バラエティーに富んでくる。
ラリーゴ君とのカラオケは、ほんとに何の曲でも気兼ねなく歌えるので、盛り上がりとかを考えなくてもいいので、楽しい。

ファンタスティポを二回も歌った。僕がハイジ。ラリーゴ君がトラジ。だと思う。

2人の選曲の変遷を辿ると、最初新曲から始まり、そのうち懐メロや歌謡曲、そして演歌、その後アニメ、そしてまた最近の曲みたいな感じで、多分隣の部屋で僕たちの歌を聴いてた人は、その整合性のなさに不思議がってたと思う(笑)
だって、天城越えの後に、忍玉乱太郎の「勇気100%」歌う人はあんまりいないだろうから(笑)

ちなみに僕たちがどんなの歌手を歌ったかっていうと、平井堅、福山雅治、吉幾蔵、ミスチル、プリンセスプリンセス、長渕剛、ばんばひろふみ、ゴスペラーズ、スキマスイッチ、細川たかし、千昌男、ポルノグラフィティ、中村あゆみ、ゆず、徳永英明、KAN、L⇔R、ケミストリー、トラジハイジ、中村雅敏、田原俊彦、青年隊、V6、原田真二、あと最近の歌手etc.etc...

なかなかバラエティに富んでるでしょう(笑)
久し振りだったから、フリータイムの四時間があっという間に過ぎた。
DVD バンダイビジュアル 2002/01/01 ¥6,300
OVAシリーズ「機動戦士ガンダム スターダストメモリー」をベースに、新作映像も加えて再構成した劇場版。ガンダム試作機を操縦することとなるコウ・ウラキ少尉、ガンダムのシステムエンジニアであるヒロイン、ニナ・パープルトン、試作ガンダムを奪取するジオン残党のアナベル・ガトー少佐を軸とし、ファーストガンダムと続編「機動戦士Zガンダム」の時代を舞台に物語が展開する。
ジオン復興を掲げるデラーズ・フリートが地球連邦に宣戦布告した。彼らの星屑作戦を阻止するため、連邦軍が立ちはだかり、再び戦争が始まる。「Z」のメインとなる組織、エゥーゴ、ティターンズ設立への各人の思惑も絡み、物語は複雑になっていく。時代的に一年戦争後だが、ファンサービス的展開を楽しむためには「Z」の後に鑑賞することをおすすめする。
OVAのダイジェストだね。
それにしても改めてガンダムって歴史が練りこまれて作られてるよなあ。事後的に肉付けされたとしても今やその複雑さは、日本版スタートレック?
一連のガンダムシリーズを見ていると、それが虚構の世界であると思えなくなってくる。って大げさかな^^;
ガンダムの世界って情が薄く感じるよね。戦場で寝返りって結構頻繁に行われるから。まあ、それが戦争のシビアさなのかな。でもそれが結構恋情に基づいてるのは、はて?って思えたりもするけど^^;
僕はマリオ、べジータとは大の親友さ。
今日は僕はべジータの夕食の買い物に付き合ってあげたのさ。
べジータはクールなくせに魚が大嫌いで肉を食べたいらしくて、いい肉を探してスーパーを何往復かして見たけど、調理済みの肉料理が置いてなくて、魚のフライばかり。
僕は自分が食べる食材も買っとこうと、ボンレスハムを手にもつ。
二周目で、ようやく、牛のステーキ肉を見つけるけど、べジータはまったく調理をしないから、生だと買わないという。
もしかしたら、奥の厨房で揚げてくれるんやないん?と厨房にいるおばちゃんに聞いてみると、揚げるよっていうから、その牛肉を揚げてもらってロースカツが完成。べジータ良かったやん。夕食のおかずが手に入ったから、いろいろ他にも買っとこうって、僕は大量のウエハースやグミを選ぶ。べジータが奢ってやるよっていうので、お言葉に甘えることにした。。。がべジータ金が足りない。
そこへ通りかかった、氷室京介。僕たちが、金を貸してくれというと、快く承諾してくれた。今度返してくれればいいよって言うけど、初対面なのに、今度会うことあるのかな?
会計が済んで、僕はボンレスハムを買い忘れたことを思い出す。牛肉がおいてあったところに置き忘れてたんだ!僕は、ボンレスハムを取りに走る。べジータ、忘れるなよって切れる。
DVD バンダイビジュアル 2001/03/25 ¥6,300
大人気SFアニメ・シリーズ‘ガンダム’の劇場版。ガンダムを操縦する戦闘員アムロが、彼の宿命のライバルであるシャアの人類抹殺計画を阻止すべく戦う姿を描く。
僕にとってのガンダムとはアムロとシャアから続く一連の物語なのであって、歴史が途切れてからはあんまり観てない。歴史が途切れ立ってのは、つまり、アムロとシャアの関係が終焉したってことで、ていうか、ガンダムにはいくつかのパラレルな歴史があるけれど、その中の本家本元の歴史が僕にとってのガンダムで、だったら、Vガンダムまで見てるはずなんだけど、僕はF91で終っちゃった。絵柄が変わっていっちゃったから、あんまし見る気がなくなっちゃたんだよね。
でも、今度Zガンダム映画化されるんだよね。観てみようかな。
ずっと疑問に思ってることがある。
かっこいいとかわるいとか、美人とが美人じゃないとかっていうのと、色が白い、黒い、とかいうことの違いっていったいなんなんだろう?ってこと。

あの人はかっこいいから、美人だから好き。っていうのは、あの人は白人だから好きっていうのとどう違うのだろう?

なぜ、白人だったら好き、黒人だったら嫌い、という人は、差別する人として軽蔑されるのに、あの人はかっこいいから好き、という人は差別する人として軽蔑されず、やもするとかっこよさが商売になったり、その風袋がお笑いで話のネタになったりするのだろう。

人の容姿って生まれつき決まってる。黒か白かも生まれつき決まってる。
容姿は努力すればかっこよくなるんだよっていう意味と、努力すれば白くなるんだよっていう意味の違いってなんなんだろう?

髪型や服装を直せば少しはかっこよくなるよっていう人は、同じように黒人に白粉塗れば少しは白人に近づくよっていうんだろうか。いや、きっとそんなこという人を軽蔑するんだろうな。
じゃあ、その違いってなんなんだろうね。

マイケル・ジャクソンのように肌を白く変える人もいれば、整形で、生まれつきの顔を変える人もいる。その根底にあるのって、コンプレックスなんだろうな。
じゃあコンプレックスは何から引き起こされるのかっていえば、大なり小なり、そこには差別が働いてるってことでしょう。

かっこよければ徳をする。なんて、平気に話題として登場するけれど、言ってることは、白人だったら得をするって言ってることと変わんないんじゃないのかな。

小さい頃貧弱でいじめられてたのに、筋トレして逞しくなると誰もいじめなくなった。なんて、それは問題が解決されたわけじゃなく、人間は常に外見で差別を行っているってことを示してるだけなんだよね。

差別が、公然と職になると、タレントになっちゃうわけだ。
タレントって、「才能」って意味だよね。
なら、外見ではなく、その人間性、内面で判断されるべきなんじゃないかなあ、とか思って。
え?外見も、「才能」ですかあ。
じゃあ、やっぱり白人であることも才能ということになって、アパルトヘイトが正当化されちゃうことになるんじゃないのかなあ。

人間はきっと、どこかで差別と区別の境界線を作ってるんだろうなあ。あれは差別、これは区別っていう風に。
その境界線って、自分に影響が無いことは傍観者面していればいいわけだから、差別でも区別でもどっちでもいいんだろうね。
そして、自分に被害が伴って迫害を受けてたりなんかすると差別に対して、敏感になるんだろうし。
そして、そこまで差別にしちゃうと自分の生活が気を使いまくりで息苦しくなっちゃうよってことには、たとえそれが差別であっても区別と判断して、都合よく差別を隠蔽してるんだろうなあ。

そして、その隠蔽された影で、区別の名で差別された人々が、それが差別と気付かないままに迫害され、コンプレックスを抱えて、容姿でいえば、つまり、整形をするほどに重大な問題となってしまうんだろうね。

差別であることに気付かないってのは、問題だよね。だってそれは差別をされてる人もまた気付かずに同じ内容で誰かを差別してる可能性もあるわけなんだから。
黒人が黒人を軽蔑し白人に憧れるのは、黒人である自分が黒人を差別してるってことだものね。

僕は、差別したくないんで、やっぱり、人間性を重視したいなと思うのです。だから、タレントで誰が好み?って聞かれても、正直なところ、そのタレントの人となりを知らないので、答えられないよう。

ただ、演技力とかで、凄いなって思う人はいるけどね。
DVD バンダイビジュアル 2004/01/23 ¥6,090
1988年から始まったオリジナルビデオ版、劇場版、TV版、2度目のオリジナルビデオ版と続いてきた近未来ロボットアクションアニメの1993年公開の劇場版第2作。横浜ベイブリッジに投下された1発のミサイルと情報操作により架空の戦時下におかれた東京。何者によってこの状況は作り出されたのか、その目的は何か。事態を収拾するため、すでに別々の部署に配属されていた特車2課第2小隊の面々が再び集結する。
近未来・2002年の「2・26事件」を描き、現在の日本の平和を鋭く問う。「機動警察パトレイバー」シリーズの一編という枠に留まらない内容を持つ、映画史上に残るであろう傑作。DVD化にあたって5.1chにリニューアルされたサウンドも同時収録し、あらゆる面で完璧版となっているといってもいいだろう。
高校時代に見たときは難しくてわけがわからなかったから、何回も観てようやく理解した。
作られた平和の幻想、みんなが安全と思って疑わない都市が一瞬にして戦争状態、崩壊の危機にいたるほどに脆いものであるということを描いている。押井の先見性である。この映画で示されたことが単なる絵空事ではなく、9・11のテロによって現実となる。
前作よりもさらに写実的になり、娯楽性は剥ぎ取られている。ロボットものなのに、ほとんどロボットが出てこない。
しかし一つの映画として、その完成度・芸術性はきわめて高いといえる。
押井の最高傑作だと僕は思っている。あの独白がなんとも好きなんだよなあ。
お年玉をもらった僕と友達は、途中で敵に奪われないために下水道を通って帰宅することにした。

友達は、この町の下水道の配置を知り尽くしているため、道案内してもらう。枝分かれした下水道は、中央のでかい下水道に集まっているので、だんだんと道が広くなり、僕は匍匐前進からようやく立って歩けるようになった。

中央の下水道には地下鉄が走っている。友達はこの線路伝いに進めば家に着くという。
僕たちは線路伝いに進むが所々道が線路分だけの狭さになり、そんなときに電車がきたら僕たちは逃げ道がなくてそのまま敷かれてしまう危険があって恐ろしい。
狭い道を抜けたすぐあとに地下鉄が凄いスピードで通りぬけていった。
友達に、大丈夫なのか?っときいたら、「多分・・・一日に6本しか通らないから、大丈夫だと思う」とまことに心細い返答。
お年玉を安全に家に持ち帰るために、僕たちは、自分の運を賭けなければならないのだ。

先は真っ暗で、こわい。
DVD バンダイビジュアル 2000/06/25 ¥10,290
オリジナルビデオ作品として始まったシリーズから続く1989年公開の劇場版。近未来、汎用人型機械・レイバーが一般に使用されるようになったが、レイバーを利用した犯罪も相次ぎ、これを防ぐため警察もレイバーを導入。このパトレイバー小隊の活躍を描くのが本シリーズの基本設定。
本作はコンピュータウイルスによるレイバーの暴走から事件は始まるものの、やがては「東京」という都市そのものに言及していくことになり、単なるロボットものの範囲を大きく逸脱。シリーズものではあるものの、その一編というよりまさしく押井守監督の作品といった方がふさわしく、その独自の演出が存分に堪能できる。また公開時の音声はもちろん、DVD化にあたって新たにリニューアルされたサウンドも同時収録。
押井の思想性と娯楽性がうまい具合に融合した傑作。踊る大走査線もこの映画から多大な影響を受けている。まだ本作は、原作ファンへの配慮が見られるから、総じて評判がよい(笑)
都会の幻想、置き去りにされる廃墟、鳥など、押井の映画に欠かせないイメージが散りばめられている。この作品の成功以後、押井は再び自分の色を強く出していき、娯楽性は剥ぎ取られていく。「天使の卵」へと回帰していく。
僕はネットをし始めて結構なるけど、ずっと傍観者だったわけであって、こんな風に日記を書いたり、障害の自助グループに入ったりと、パソコンという媒体で人と積極的にコミットしだしたのはこの二年間くらいのこと。
それ以前は、僕は常に一人だと思ってた。友達はいたけど、何かこう、ありのままの自分のまま入っていける関係性を求めてた。ネットという世界は、チャットや掲示板から知り合ったりする場合がほとんどだと思うけど、それはつまり、内面から知っていくということだと思う。そして、自分で自分をさらけ出せるコミュニティーをより詳細に選択できるし、自分を完全に偽るも、ありのままの自分でいるのもリアルな現実よりも自由が利く世界。まあ、それがネットに対する批判ともなっているわけだけれど、僕は、コミュニケーションの一つの可能性を示してくれていると、肯定的にとらえてる。それは僕自身がネットによって救われた一人だし、自分の考えをもっとも裸のまま披瀝できるのもこのネットという世界だからなんだ。
僕はこの世界でかけがえのない友人とたくさん出会い、こんな僕でも気にかけてくれる人がいると実感できた。僕はまだ存在していていいんだと、存在する価値があるんだと思うことができるようになった。
どの世界にも、心無い人はいるけど、僕はネットに、僕と同じように現実の世界でまとった衣服を脱いだ真実の姿をした人たちをたくさん見た。ネットでは、相手の姿は見えにくいけど、その代わりたくさんの心を見つけた。現実の世界よりもはっきりとしたその人の心が。

僕はその心に接し、助けられ、支えられている。
ありがとう。
友人たちに、感謝を込めて。
DVD バンダイビジュアル 1999/06/25 ¥5,250
カンヌ映画祭で好評を博した北野映画第6作。シンジとマサルの2人は高校時代の友人。ヤクザに憧れるマサルはケンカに強くなろうとシンジを誘ってボクシングジムに入る。しかし、認められたのはシンジであり、けんか気分の抜けないマサルはジムを飛び出して、ヤクザの世界へと足を踏み入れる。
それぞれの世界で、彼らは大人の醜さと彼ら自身の未熟さを思い知ることになる。一方で、高校時代彼らにバカにされながら、漫才をやっていた同級生は着実に認められていく。シンジとマサルが自転車で校庭をグルグル回るシーンは、青年期の無意味さと切なさがあふれる秀逸なシーンである。また、安藤政信と金子 賢2人の新人俳優をこの世に送り出した傑作でもある。
この作品以後の武はあんまり好きじゃないけど、本作に関しては、武作品の中でも僕の中では結構上位に来る作品。
武いわく、あの自殺未遂みたいな事故の後ベクトルを死から生に転換した最初の作品。
見てみると、あ、確かにそうだなあって思う。ソナチネとか、今までの作品のラストとは違って、この作品のラストは、凄く前向きだ。僕はどっちのラストも好きだけど、この作品は見終わった後の清清しさがある。まだまだ前途洋洋な若者を描いていて、お互いに挫折を味わって、成長していく過程が、この程度で屈しない若者の逞しさが、ラストの言葉に集約されてる。良い終わり方だなあ。
お互いの微妙な心理描写が素晴らしいんだと思う。師弟関係みたいな信頼関係が崩れても、お互いの違う方向を見出して、そこから新たな信頼が生まれていく。二人とも一つ大人になった。

運動の後はやっぱ肉

2005年2月13日
今日は友達と筋トレだ。
毎週日曜に筋トレしよう計画を先週から実行している。

僕は主に上半身。下半身は走りこみで鍛えようと思ってるから。トレーニング施設は、僕が行っていない間に若干バージョンアップして新しい器具が設置されてる。

今日は先週の3倍くらいハードにやった。上半身パンパンで気持ちいい。なぜかこのトレーニング場に来るといつも懐かしい面々に会う。先週は中学時代の同級生にあったし、今週は高校時代の同級生に会った。
彼は公務員を諦めて今は警備会社で仕事してる。大阪で研修があるらしくて、来週からいかなきゃならないそうだ。
僕の体つきなら余裕で受かるよ〜といわれてうれしかった。公務員が駄目だったら考えてみるかな。

一緒にトレーニングに来ている友人は公務員を目指してるけど、今は臨時で働いている。だから勉強する時間があんまりないらしい。警察は受けないないんていってたけど、今年はもう受けるみたい。選り好みしてる立場じゃないもんなあ、僕も今年は警察も受けるかなあ。

帰りは、友達がバイトで調理をしているレストランにいって、週に1度のちょっと贅沢な夕食。1200円くらいのステーキ丼。友達は僕が客としてきてるなんて知らんやろうなあ。けけけ。
みんなレストランに一人ではいるの躊躇するけど僕はかまわず入る。一人でも客は客だ。僕は僕だ〜。

水曜の夜までマンション僕一人。一人は慣れた。慣れるのも困りものだが。
DVD 東映 2002/07/21 ¥4,725
1946年、青函連絡船が嵐で沈没し、乗客の遺体が収容される。しかし、その数が名簿よりも多い。ベテラン刑事の弓坂(伴淳三郎)は、転覆のどさくさで起きた殺人事件と睨み、執念の捜査を続けていく。そして10年後、犯人(三國連太郎)は事件当時の彼を知る遊女(左幸子)と偶然再会してしまった…。
水上勉の同名小説を原作に、巨匠・内田吐夢監督が人間の内に潜む心の闇をスリラー仕立てで見事に描ききった、堂々3時間におよぶ傑作超大作で、そこには自身の人生観も多分に反映されている。
また、16ミリで撮影したモノクロ・フィルムを35ミリにブローアップするなどの特殊な技術処理をも駆使して、戦後・日本の心の飢餓状態を浮き彫りにしていくという壮大な実験作でもあり、一方では日本映画史上のベスト・テンを選ぶ際、黒澤、溝口、小津、成瀬作品などと並び、必ずベスト・テン入りする名作中の名作でもあるのだ。
過去の罪が桎梏となり男を苦しめ、その恐れから新たな罪を犯してしまう。たとえ、罪がばれなくても自分は自分の犯した罪を知っている。神や仏が自分の心の中にいるのなら、その罪から逃れることは不可能だ。いくら成功をつかもうともその者は生きながら地獄をさまよい、心休まらないだろう。
まあ、つまり、三國連太郎が良すぎる。ラストがいかにも日本的。自分なりのけじめだったんだろうかなあ。

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