臼杵の火祭り

2011年8月27日 旅行
臼杵の火祭り
臼杵の火祭り
臼杵の火祭り
●母親が臼杵石仏の火祭りのツアーに行くのだが、一人で行くのは寂しいのであんたも行かないか?と誘われたので、付き合うことにした。
4000円ツアー、大分から一時間もすれば着くわけだし、まず若者はいないだろうという予想は見事に当たり、バスの中は僕が最年少というか、他は50歳や60歳や70歳の人ばかり。

着いてすぐに早い夕飯。
臼杵名物の黄飯。名の通り黄色いご飯、はじめて食ったけど、味は全く普通のご飯、ただ黄色いだけ。
まぁ、飯はお値段相当。。。

その後は帰りまで自由散策。
まだ明るいうちに、石仏や蓮畑を見て回る。
石仏はたぶん、20年以上ぶりだと思う。
小さい頃は首が取れてた仏像も、今はちゃんと繋がっていた。
蓮はあんまり咲いてなかったけど、何個かキレイに満開なのがあった。
キレイだけど、花が咲いてないやつはなんかグロイ。

だんだんと日が翳ってきてポツポツと火がともりだす。
人も多くなってきて、真っ暗になったところで、太鼓の演舞があった。
そのあとはお囃子が聞こえてきて、寺のほうへ行ってみると盆踊りしてた。
でも踊ってる人が少なくてちょっと寂しい感じ。

カキ氷を食いながら、ゆっくりとバス停まで歩く。
日はとっぷりと暮れて、火の明かりが幻想的に揺れる。

祭りはいいものだけど、体がなまってる上に結構歩いて疲れた。

●今日が大一番。
お互いの国のトップ同士が相まみえる。
つまり、テレビで見るグランプりレベルの試合ってこと。
ランキングは、錦織50位でイストミン60位代だけど、イストミンは30位代につけてた事もある選手だから。油断ならない。
だけど、プレースタイル的にイストミンはチリッチとかと似ているから、サービスさえ何とかなればグランドストローク力は錦織の方が上と思うし、苦手意識もそれほどないというのが僕の分析。


●四試合目
錦織圭 vs D.イストミン
6-7(5) 7-5 6-4 6-3
http://www.youtube.com/watch?v=Ha_e4GxAEk4&feature

白熱したとてもよい試合だった。
結果的には3-1だったけど、第二セットまではどちらに転ぶかわからない試合展開。
イストミンはやはりサーブは強いけど、グランドストロークでは錦織の方が上。
錦織は終始落ち着いていて、フレームショットもなく、何よりもサービスが良かった。
今まで僕が見た試合のなかでも一番いいんじゃないかってくらい。
サービス強化の成果が出ていて、200キロ以上のサービスを連発していたのには驚いた。
第三セットあたりから、錦織の勝利を確信して安心してみることができた。
日曜でお互いのナンバーワン対決ということもあって、観客の数も3日間で一番多かった。
試合途中から、ウィンブルドンで3回戦に進出した、土居美咲選手が藤原里華選手と現れた。
土井美咲はありえないくらい太ももが筋肉質で、そして可愛かった。
藤原里華は大声で声援を送っていた。

この試合の勝利で、日本チームのプレーオフ進出が決定した。
勝利後に錦織が上半身裸でスピーチしてた。
やっぱりこういった国別対抗戦はチーム戦だから、感動するね。

●第五試合。
添田豪 vs S。イクラモフ
7-5 6-0
日本が3-1で勝利を決めたので、最後の試合は消化試合。
3セットマッチに変更されて。相手チームは経験をつませるためか、ランキング961位の選手。
やっぱり、100位代の添田との実力差は歴然で、第2セットでは圧倒的だった。

結局日本は4-1。
この時点でプレーオフの相手国はまだわからなかったけど、インドになった。
インドは今までの対戦成績3勝18敗。
厳しいけど、今回は錦織がいるから勝つんじゃないかと思ってる。
ちなみにホームであるらしいので、福岡あたりでするなら絶対観にいこうと思う。

●今回、行くか行かないかで迷ったけど、行ってよかった。
沢山歩いて日を浴びたせいなのか、なぜかアトピーもかなりよくなったし(不思議)。好きなことを楽しんでストレス発散になったからかもしれない。
それに気力をもらった。
やはり、運動をしている人というのは溌剌としていて爽やかで、体育会系で、明るかった。活力が湧いてくるとともに、自分は何やってんだろって情けなくもなった。
もっと日常を楽しまないとなと彼らを見て思えただけでも来た甲斐があったと思う。


●帰りのバスは10時半だったので、それまでネットカフェでシャワー浴びてゆっくりした。
夕食は駅近くで明石焼きを食べた。
たこ焼きとは違って柔らかくてあっさりしてて、酒のつまみという感じだった。
12時間の夜行バスはやっぱり疲れた。

デビスカップ観戦紀Ⅱ
デビスカップ観戦紀Ⅱ
●ビジネスホテルよりも断然カプセルホテル派。
裸足で歩きまわれるし、浴衣も快適だし、大浴場があるし、リラックスルームはマンガ読み放題ネットし放題。
これで2800円とかで泊まれるんだから断然お徳だもの。
はじめてカプセルホテルに泊まってから、それ以来遠出の宿泊は大概カプセルにしてる。

●二日目の試合はダブルス。
これを取れるかどうかが勝敗に大きく関わってくる。
だけど、僕は結構安心してて、それはウズベキスタンのペアの1人、イノヤトフがダブルスランキング536位だから。

●三試合目
 錦織圭/添田豪 vs D.イストミン/M.イノヤトフ
 7-5 7-6(5) 7-5
http://www.youtube.com/watch?v=dMTeS1nEc04&feature

予想よりも相当危ない試合だった。
イノヤトフはやはり他の3人に比べるとプレーの質は落ちるけど、サービスがよく、最初のうちはなかなか崩すことができず、1,2セットともに先にブレークされる厳しい展開。
かなりの接線で、結果的にはストレートセットで終わったけど、一歩間違えばどうなるかわからなかった。
緊迫した試合展開でその分盛り上がったけど。


●今日は一試合のみで早く終わったので、一旦ホテルに戻ってから同じ強迫性障害のSさんとあった。
忙しいなか、Sさんが神戸を少しだけ観光案内してくれた。
Sさんと会わなければ、テニスを見るだけで終わっていたと思うのでとてもありがたかった。
神戸の街はやっぱり大分と比べると全然大きい。
商店街がいくつもあって一つの区間だけで大分の街くらいの広さがある。
今度は観光で来てゆっくり見て回りたい。
途中で焼肉屋に入って夕食。
神戸牛じゃないけど、神戸の肉だから神戸牛?
2人で一万二千円くらいしたけど、Sさんがご馳走してくれた。
ありがとうございした。

デビスカップ観戦紀Ⅰ
デビスカップ観戦紀Ⅰ
デビスカップ観戦紀Ⅰ
●ビジネスホテルよりも断然カプセルホテル派。
●夜行のバスで約12時間。
後ろの席に人がいるからリクライニングもできないし、眠れない。
3時間くらいウトウトしただけだったけど、テニスの期待で精神が高ぶっているのか眠気は無い。
朝の7時前に神戸三ノ宮駅に着く。
まだ時間があるので、近くの温泉を探して、汗でべとべとする体をさっぱりさせた。

開催されるブルボンビーンズドームは物凄くマニアックな場所にあって、交通アクセスが最悪だった。
僕は余裕しゃくしゃくで温泉などに入っていたが、電車→バス→バスでついたのは開始ギリギリの11時。
バスが一時間に1本しかないってどういうことだっつうの。
周りには何も無い緑の風景に佇むスポーツ施設。
折角さっぱりさせた汗も、ドームに付く頃にはまたびしょびしょに。

ドームに入ると蒸し風呂。
なんか息苦しいんですけど。
あとで知ったがこの日のドーム湿度90パーセント。。
見てるだけで偏頭痛が置きそうになったんだから、やってる選手はたまらんかっただろう。


●対戦相手のウズベキスタンはデニス・イストミンという選手が有名。
あとは知らん。
イストミンは最高39位くらいまでいった選手で、現在60位代にいるといっても、錦織と実力は拮抗しているとみていい。
前回のウズベキスタンとの対戦は錦織がいなくてイストミンの活躍で負けてしまったけど、今年は錦織もいるし、他の日本人選手も添田豪も伊藤竜馬も100位代前半なので総合的な実力は日本のほうが上のはず。
イストミンさえ攻略できれば活路はある。


●デビスカップはシングルス、シングルス、ダブルス、シングルス、シングルス、の5戦で先に3勝した国の勝ち。
日本のシングルスナンバー1はもちろん錦織だけど、ナンバー2は添田豪かと思っていたら伊藤竜馬だった。
パンフレットでランキング確認してみると添田を越して107位まで来てる。そういえば最近活躍してたもんな。本日はシングルス2試合。


●一試合目
伊藤竜馬 対 D.イストミン 4-6 4-6 4-6
http://www.youtube.com/watch?v=Zx4bMfcpqgc&feature

(動画は僕が撮ったやつ。容量大きいのでユーチューブにup、画質上げて見てね。)

積極的に攻めているのは伊藤だったけど、サービス力のあるイストミンのサーブをブレークできない。
4-4あたりまでは拮抗しているんだけど、そこから慎重になるのかナーバスになるのか、ミスが重なる場面があって、そこをここぞと付け込まれる形で、キレイに1ゲームずつブレイクされて敗れた。
イストミンがギアを上げたというよりは、伊藤が崩れたって感じかなぁ。


●二試合目
錦織圭 対 F.ドゥストフ   6-7(2) 6-3 6-1 RET
http://www.youtube.com/watch?v=lMkRLSEyM8Q&feature

相手のランキングは286位。錦織とはかなり実力の差があると思いきや、第1セットは凄いプレーをしてた。
はっきりいって一試合目のイストミンよりも良いプレーをしてた。
特に2メートル近い長針から繰り出されるサービスは、これが最後まで続くようなら錦織も危ない、と思わせるくらいだった。結局第1セットは取られる。
だけど第2セット途中から徐々にサービスの入りが悪くなってきて、てこずりながらも錦織がブレークして2セット目を取り返す。
第3セットに入ると目に見えて相手の動きが鈍くなった。
ははーん疲れたな。と思っていると蹲ったり線審のチェアに腰掛けたり。
チェンジコートの間にドクターが来てなにやら長々と話してる。
足の付け根をマッサージしてもらったり。
この湿度と暑さで脱水症状気味になって痙攣でも起こったか。
この時点でまだだい3セットの途中だったので、最後までやれないだろうと思っていたらやっぱり第3セット終わって棄権した。
湿気に慣れた日本人でさえ、このドームの蒸し風呂状態はヘロヘロになるんだから、外国の選手にとっては物凄い過酷だろうな。
ホームでやる地の利が生かされたと言ってもいいかもしれんな。

錦織自体もとても調子がよくみえた。
錦織の調子のバロメーターとして、ファーストサーブの入りとフレームショットがあるのだけど、ファーストサーブが全然入らなくてフレームショットで特大ホームランが多くなると錦織はかなり調子悪いと勝手に決め付けてるんだけど、今日はサービスもよく入り、フレームショットもほとんど、いや全然無かったので、驚いた。
特にサービスは改善している最中なので、成果が出ているのかもとうれしくなった。

デビスカップ初日は一勝一敗。
ランキング通りの結果になった。


●そうそう、テニスの会場はテレビで見るよりも小さく感じる。
だから、下手に高いチケット買ってコートの近くで見るよりも、安いチケットで、ある程度離れた高い場所に座った方が全体を見渡せて、ちょうど良かったりする。
それに野球場とかと違ってテニスコート一面は小さいから、テニスファンなら知っている有名なプロや元プロが沢山うろちょろしてて身近に接することができる。引退した浅越しのぶが乳母車押してたり、一試合目で試合したイストミンが二試合目では僕の斜め前の席で応援してたり。なんか、チラホラ見たことあるようなテニス以外の有名人もいたかもしれないけどよくわからない。バトミントンか陸上の選手だったような女の人もいたような気が。


●帰りは、バスが2時間くらい待たないといけないようなので、同じ境遇の人たちとタクシー相乗りさせてもらった。

●神戸に着いたとたん、携帯からネットもメール受信もできなくなって、焦った。
カプセルホテルにチェックインして休憩室の無料インターネットで調べるまで復旧しなかった。メールが12件も溜まってやんの。
スマホまだ使い慣れない。。


長崎旅行 3

2010年9月7日 旅行
長崎旅行 3
長崎旅行 3
長崎旅行 3
外は雨
ほんとは軍艦等に行ってみたかったけど、この天候では無理。
無理だから、みんな早く起きずに思い切り朝寝。
チェックアウトギリギリまで粘ってから出る。

●平和公園

午前中はまだ長崎観光。
平和像は有名だけど、こんなにでかいとは思わなかった。
台風で雨風が強い。

●浦上天主堂

入館はただだけど、入ってもあまり見るところなし。
でもステンドグラスで淡い青色の光に包まれて神秘的な感じだった。
強風で、さっきコンビニで買った傘が壊れた。

●長崎原爆資料館

時間がなくてさっとしかまわれなかったけど、こういうところはいつかもっとじっくり回ってみたいと思う。
外国人が多かった。


佐世保に移動する。行きがけ、またかなり迷う。

●佐世保バーガー

とりあえず、佐世保駅で色々なパンフをとって、一番近場の佐世保バーガー屋へ。
スタンダードとスモールサイズがある。
もちろんスタンダード。
でかい。うまい。
一週間くらい滞在して、色んな佐世保バーガーを食べてみたい。
佐世保の人は恵まれてるな。


●パールシーリゾート

九十九島をクルージングできるパールシーリゾート、台風で休みだった。。。ここで売っている焼き牡蠣の店も閉まってた。。。
ラストサムライのロケ地なんだよね。
かなり楽しみにしてただけに残念。
次来たときは必ず。

●海きらら水族館

パールシーリゾートのすぐ隣にある水族館は開いていた。
結構面白くてテンション騰がった。
晴れてたらイルカショーやってたかな。
くらげキレイだった。


大分へ。
足が筋肉痛。
明日の仕事が心配。
でも楽しかった。やっぱり旅行はいい。
県外の旅行は実に何年ぶりだろう。
いつか好きなときにいけるようになりたい。
やっぱ株頑張ろう(笑)

大分について、鳴門うどんで夕食。
鳴門うどんはどこでもあるのに、なぜか大分に帰ってきたという感じがした。
帰って爆睡。

長崎旅行 2

2010年9月6日 旅行
長崎旅行 2
長崎旅行 2
●グラバー園

グラバーさんや、その他もろもろの人たちの邸宅。
坂道を登って園に入るとまた坂道。
バリアフリーでいたるところにエスカレーターが付いている。
エスカレーターで一番上まで上って、上から建物を順に見ていくとかたち。
リンガー亭に住んでいたリンガーさん。ひょっとして、リンガーハットのリンガーってこの人から取られているのだろうか。

グラバー園に行きがけにある坂道が色んな店があって面白かった。
でもこれ以上何かを買うとにもつになるので買わなかった。

大浦天主堂は概観だけ見て、入館料を渋って中のステンドグラスは見なかった。今思えば見ておけばよかったかも。祈りの丘絵本美術館とかも入らなかった、次来たときは見てみたいな。


●オランダ坂

東山手めぐり。長崎の坂で一番有名なオランダ坂。
まあ、坂。石畳なので風情がある。
西洋人たちが住んだアパートみたい建物は、写真館みたいになってた。
日本の道100選に選ばれているらしい。

オランダ坂を突っ切ると、高校野球で強い海星高校があった。
高い石垣の上に運動場があって、こちらからは見えない。
こんな坂道の上にある学校、部活でランニングとか、この坂を毎日走ったりするのかと思うと、強くなるのもうなづける。


●唐人屋敷跡

民家の細い路地に入り込んで、そのまま道なりに下っていくと、唐人屋敷跡の入り口に出ていた。
中国から来た人々をまとめて住まわせていた地区の跡地。
跡地というだけあって、ところどころに今世紀が点在しているに過ぎない。
しかもまた激しい坂道で、かなり疲れてたけど、折角来たのだから見て回ることに。
とりあえず、中国風の寺を全部回ったけど、幼稚園の敷地の中にあったり、廃墟っぽかったり。賽銭は全部入れたから、なんかご利益あるといいけれど。
中国の神様もお賽銭いるのね。




午後四時半くらいになって、ホテルに向かおうと駐車場を目指して歩いているうちに、駐車場の場所がわからず迷う。
もう疲れすぎてヘロヘロになりながら、気力だけで歩く。
最終的に駐車場の場所を人に聞いて何とか探し当てた。

ホテルは山の天辺にある長崎市内を一望できる「矢太楼」(http://www.yataro.co.jp/index.htm)というホテル。
一泊二食付き7500円、安い。

景色絶景。夜景が特に。
だけど徐々に台風の影響で天気が悪くなってきて、露天風呂に入るときには小雨。
晴れてたらベランダに出てずっと夜景を眺めていたかったのに。

飯にはまたチャンポンが出てきた。。
チューハイ二杯飲んで、みんな疲れてたから、夜更かしせずに午後10時にはもう寝てた。

長崎旅行 1

2010年9月6日 旅行
長崎旅行 1
長崎旅行 1
長崎旅行 1
●社員から頼まれた残業は当然のごとく断って一目散に帰宅。
Bに電話して迎えに来てもらって、M君のアパートに行って午前6時半ごろ大分を出発。

●運転はB。助手席でM君がナビ。
僕は仕事明け眠いので後部座席で爆睡。のはずが、なかなか寝付けず、うとうとしたらそれで目が覚めたので、持ってきたカフェイン錠剤を三錠呑んで、あとは起きとくことを決意。

●高速を使えば長崎まで3時間弱。
10時ごろには着いた。
駅近くの駐車場に止めて早速観光。

●出島

思った以上に小さい。
なんちゃってサムライの出迎えを受け、中を見て回ったけど、多くの部屋が再現途中らしく、畳と壁だけの部屋ばかり。
カピタン部屋だけ当時の再現が何部屋か完成していて、そこはなかなか雰囲気があった。
ところでカピタンってなんだ?とみんなわからないまま、「このカピタン調がなかなか~」とか「この部屋全然カピってないな」とか、「MKP(マジカピ)」とか「カピタニズム」とかいうことが、三人の間でこの旅行中流行したのだった。

ちなみにカピタンとは『江戸時代、東インド会社が日本に置いた商館の最高責任者「商館長」のこと』らしい。


●新地中華街

なんといってもチャンポンを食べないわけにはいかない。
新地中華街で観光本お勧めの『中国彩館 江山楼』(http://www.kouzanrou.com/)で、折角だから一番高い、干しなまこや干しあわびやフカヒレの入った、王さんの特上チャンポンを頼む。
20種類の具材が使われている(玉ねぎ抜いてもらったので19種類)ので食っても食っても減らない。これだけで腹いっぱいになった。

味は、食う前はかなり舐めてたけど、食ってみると某チェーン店で食うのとは全然違ってうますぎた。
スープに深みがある、という表現をはじめて体感した。
今後もう某チャンポンチェーン店で食うことはできないかもしれないというほどショックを受けた、長崎に行った際には絶対にチャンポンは食ったほうがいい。

食ったあとは、中華街をぶらつき、『中国貿易公司』(http://machi-log.jp/spot/90615)という怪しげな店に入り、怪しげな食材をいろいろ買ってしまう。
フォアグラドロップとか。亀ゼリーとか。


(眠いので続く)

旅行プラン

2010年9月2日 旅行
●長崎に行くというと、「なんで?」とみんな聞いてくる。
なんでって、旅行以外にそんなに理由なんてやろうに。
「わからんやん、坂を転がりに行くとか」
なんだその用事。

結構長崎は行ったことある人が多いらしくて、色々とお勧めの場所を教えてもらった。
長崎というか佐世保にあるパーツシーリゾートに映画『ラストサムライ』のロケ地があるらしいので是非みてみたい。
初日は、出島、グラバー亭、オランダ坂、中華街に行ってちゃんぽんは食べた方がいいらしい、味が全然違うんだって。
うんぜんや島原にもいけたらいいな。
帰りは下道を通って、佐世保により、佐世保バーガーを食べて、パールシーリゾート、海きらら水族館。

みたいな感じで。
同僚のおばちゃんの話によりと、日帰りでも充分に色々見て回れるらしいので、一泊二日なら、仕事終わってそっこう出発すれば、充分に可能なプランだと思う。

久しぶりの旅行なので楽しみだ。

日帰り湯布院

2009年9月25日 旅行
日帰り湯布院
日帰り湯布院
日帰り湯布院
敬老の日の祖母ちゃんを祝うために、家族で、湯布院に行ってきた。
仕事が終わって、今日は残業を断って、その足で自宅に一旦帰って、それから父親の車で家族みんなで湯布院へ。

予約していたのは柚富の郷・彩岳館(http://www.saigakukan.co.jp/index.html)というところで、なかなか趣のあるところだった。
最初に温泉に入る。
由布岳を一望できる温泉。
でもちょっと天気が悪くて由布岳に雲がかかっていたけどね。
久しぶりに温泉。というか、最近はシャワーばかりだったので、湯船に浸かること自体久しぶりだったので、すごく気持ちが良かった。

温泉で暖まって、少し休憩室でマッタリしてから夕食。
僕は吾亦紅というご膳を頼んだ。
ここは、昼食を食べれば温泉も只になるのでいいね。

吾亦紅というご膳は、豊後牛の鉄板焼きやら天ぷらやらいろいろ付いてた。
酒を飲む気まんまんでいたのだけど、よく考えたら実家に来るまで車で来ていたので、マンションに帰るときも運転しなきゃならないので酒飲めず。。。残念。

旅館で使われていた馬油のシャンプーがとても良くて、ちょうどシャンプーもなかったので買って帰ろうと思って値札を見たら3000円以上したので、あきらめる。


旅館をでて、湯のつぼ街道をブラブラ。
金賞コロッケ買って食ったり。
同僚から頼まれていた、野沢菜のふりかけを方々で探すが見つからず。
大根葉のふりかけならいたるところにあったんだけどな。。。

帰りの車の中ではさすがにずっと寝ていた。
久しぶりにリフレッシュできてよかった。

佐伯に行ってきました~
佐伯に行ってきました~
佐伯に行ってきました~
今日は、先週別府観光港で見かけたポスターに載っていた日本一大きい水車を見に行きたいということで、佐伯を中心に観光することになりました

今回は僕が運転です
いつも昼から行動して、結局見る時間がなくなってしまうという失敗を教訓にして、今日は午前中から出かけました
僕は車に酔いやすい人間なんですけど、運転してるとほとんど酔わないからいいですね
とりあえず、O君とAさんを迎えに行ってから一直線に佐伯に向かいました。
着いてから、丁度昼時、腹も減っていたのでまずは腹ごしらえです
佐伯はやっぱり魚だろうと、事前に決めていた、うまいもん通りにある海鮮料理『つね三』(http://www.kbc.co.jp/oita/himawari/000648.html)へ
入って知ったんだけど、ここは、クッキングパパの86巻に出てくるそうです。
僕達もクッキングパパに出てきたあじ寿司とうどんセットを頼みました。かなりのボリュームで、なんと740円
うどんは、味噌団子というのが入っていて、どれをかき混ぜて汁に溶かして食べます。
腹いっぱいになりました~おいしかった

その後は、目的の日本一の水車がある、小半森林公園に行きました。
噂に違わぬデカさで、かなり見ごたえがありましたね~
ここの川の水がまた、ものすごく澄んでいて、全然にごってないんですよキャンプ場もあって、バンガローが一泊みんなで4千円程度だったので、泊まろうかという話になったのですが、今の季節はさすがに寒いだろうということで止めときました(笑)
ここは岩場が多いので、県外からロッククライマー達がよく訪れるそうで、今日も一組やっていました。
夏場は川で泳げるらしく、夏にキャンプにくるのは楽しそうだと思います

大水車を堪能した後は、トトロのバス停を見に行こうということになったのですが、向かっている途中で、道を間違えて、とんでもない山道に入り込んでしまって
車一台通れるか通れないかのような道に入っていって、しかも隣は崖あまり運転のうまくない僕は超ドキドキ。O君や、Aさんも、ジェットコースターなんて比じゃないくらいのスリルを味わったようです

約二時間ほど恐怖を味わって、どうにか到着
トトロのバス停がある風景は、あんまりトトロっぽくなかったですね(笑)
そこそこ観光客もいました。
バス停にメイとさつきの絵が立てかけてあったんですが、黒い雨だれの後が残ってて、なんか顔がホラーチックになってましたw
少し先に行くと、今度は、猫バスがありまして、そこに、小さいトトロが一杯ありました。観光客が粘土で作って置いていくんですね、腹の部分に願い事を書いていました
メッセージボードがあったので、そこに「キタム」って書いておいたので、見に行った人は探してね

トトロを見ると、もう午後5時になっていたので、鍾乳洞とか見学料がいるところは閉めるので見れそうになくて、地図で近くにあった真弓湧水を飲もうということになり向かいました
真弓へ向かう道は迷わなかったんですけど、今度は、湧水の場所がわからない
地図はすごくアバウトだし。。。
とりあえず、鷹鳥屋神社という神社に向かえばあるということで、向かったんですが、これがまた長いくねくね山道。
後部座席に乗ってると確実に酔います
しばらくして湯水らしき場所を見つけたけど、あまりにもしょぼくて、まさかここが湧水なわけないだろうと、みんなでスルーして、登っていると、そのまま神社に到着、どうやらあれが湯水だったようで。。。
仕方ないから、神社に入ったんですが、登ってる間も一台の対向車ともすれ違わなかったんですが、人っ子一人いません。
しかも、まだ若干明るかったのに、森の中をちょっと徒歩で歩かないといけなかったんですけど、木のトンネルで、暗いのなんの
おどろおどろしくて、一人じゃ絶対来れません
せっかくなので、神社について願掛けして、みんなうまく就職できますようにとw
帰り道は、同じ道をまた帰るのは気が乗らなかったので、湧水はあきらめて、違う道から降りました。
それにしても夜の山道は怖いですね
超徐行で降りましたよ

もうあたりは真っ暗。あまりに腹が減ってたので、 佐伯の『博多五風』という大衆レストランみたいなとこで、天重とハニートーストをガッツリ食べました

そして、締めはやっぱり温泉です
佐伯の弥生にある『道の駅やよい』(http://www.rs-yayoi.com/)に温泉がありまして死海の湯っていって、海水の10倍の塩分で、体が浮くらしいんです。ぜひとも体験してみたかったのですが、なんと、奇数日は、女性の浴場だったんです
死海を楽しみにしてた僕達は拍子抜け
これはまたリベンジせねばと普通の温泉を楽しみました(笑)

帰りは、結構みんなヘトヘト。
でこぼこの山道が多かったので、Aさんは車に酔って完全ダウン帰りは後部座席ですっと横になってました。
前々回の僕と一緒ですね

でも今までの中では一番観光ぽくなった気がします。
やっぱり午前中に出ないと厳しいですね。
僕達も学んでます(笑)

来週は、佐賀関の予定です

あれだけ寝不足で眠たかったにもかかわらず、2時間弱ですっきりと目覚めてしまった。
まだごご11時やし。。。

なのに不思議と疲れも取れたような感じ??
温泉の効果?それとも梅酒三杯も飲んだせいかな。
酒飲むと早く目が覚めるっていうし。

さて、眠れなくなった僕は読書することにした。
旅には必ずいつも本を2作くらい持っていく。
普段なかなか読書できないので、こういうときに楽しみたい。
持ってきた本は、村上龍の「テニスボーイの憂鬱(下)」と、「現代思想を読む辞典」一つは小説、一つは違う種類の書物を持ってくることが飽きない秘密。僕は辞書を読むことが結構好きなのだ。
それをずっと読んでたら、ようやく午前3時頃に再び睡魔に襲われて、朝の7時まで眠った。

起きたら、もの凄く腹が減ってる。食欲の秋温泉水飲んで胃腸が活発になったのかな。
朝飯は、味噌汁に玉ねぎが入っていて、親にあげた。。汁物のない朝飯は味気ない。

旅館をチェックアウトしてから、兄貴はバイトなので別れて、僕達家族は吉野ヶ里遺跡に行ってきた。
ヤフードーム何個分だったっけ?とにかく広くて、婆ちゃんはそんなに歩けないので、車いすを借りて押していった。
古代の息吹を感じる。
一旦食堂に戻って昼食を食べて、父親と婆ちゃんはもう帰るというので、先にで帰らせて、僕と母親は、もっと吉野ヶ里遺跡を見て回ることにした。

建物一つ一つにそれほど違いはないのだけど、そこは想像力を働かして、説明書きとかから、古代の人々の生活に思いを馳せたら、飽きずに楽しめる。

午後4時までウロウロとして、そのあとみんなへのお土産を買って、帰途についた。
帰りがけ、福岡の駅のイタリアン料理屋で、二人でピザ二枚とスパゲッティくった。
この2日、エンゲル係数高すぎ。

家に帰り着いてからはもうフラフラ、。疲れたけど楽しい旅になりましたですはい。
旅館は、鶴霊泉というところで、鶴霊泉とは、温泉の名前でもある。
歴史的には大変古いらしく、2100年前に発見されたらしい。

古い建物だが、ここには沢山の有名人が来るというので驚いた。
古くは、歌人斎藤茂吉が3週間逗留して歌を残したというし、だい42回の寅さんの舞台にもなった。
写真が貼ってあったけど、若かりし日の後藤久美子。。。かわいい素の写真でももの凄く可愛かった。
テニスの最中になくなられた高円宮も訪れていて、僕が何よりもうれしかったのは、ほぼ毎年のように仲代矢也が、泊まりに訪れるということ。
僕は仲代達矢が、俳優の中で最も好きといっていいくらいだし、その人柄も大変好きで尊敬しているからだ。
仲代達矢と、そして寅さんと、一緒の場所にいる。。なんだかとても不思議だけど、充実した気分になった。

他にも、もちろん山田洋次監督。井筒監督。
嵐山光三朗、村田長治。
北方謙三とか、坂本ちゃんとかw
てか、北方謙三、いくらハードボイルドだからって、写真とるときかっこつけすぎてて笑った(笑)
今年の12月に阪神の赤星も予約を入れているらしい。

隠れ家的なお宿ですな。

温泉は、砂湯で、砂から湧出してくる、とてもすきっとおったお湯で、飲み水にもなり、これがまたマイルドで実に上手かった。
湯船に高低差があり、低い方がぬるく、いつまでも入っていられる。熱いのと交互に入って、新陳代謝を活発にするのがいいらしい。
風呂に入ったあとは、肌が凄いすべすべつやつやになった。

女将さん達も気さくでこの宿にして良かったと思った。
そして食事。
やっぱり佐賀牛は絶品。梅酒を三杯飲んだら、昨日徹夜が響いて、さすがに起きておくのが辛くなり、速攻布団に入った。
土曜日は、仕事があったわけだけど、会社に入って初めて有休を取って、家族で、佐賀に行ってきた。
僕は仕事が終わってからなぜかなかなか寝付けずに、結局殆ど徹夜で臨んだ。

実は僕の兄貴は佐賀で、陶芸家になるため修行をしていて、今は師匠に弟子入りして、「どんぐり村」ってとこの工房で助手をしながら日々、制作に勤しんでる。

ドングリ村は、自然を楽しみ、和やかに過ごすには打って付けの場所だった。
馬や山羊達と戯れ、広大な草原に寝そべって本でも携えて、ここで1日過ごしてみたい。

僕達は兄貴と落ち合う時間まで、ドングリ村にあるホテルにあるレストラン(オーベルジュだったけ?)で、ランチを食べた。
こういうときはいいもんくわな。
セットで頼んで4500円。
佐賀牛が口の中でとろけた。

ホテルのロビーに兄貴の作品も展示されてる。兄貴は、陶芸の道で、少し変わったスタイルを実現させようとしている。普通の皿や器ももちろん作るけど、童話やジブリの世界に出てきそうな丸みの帯びた飛行機や戦車、汽車とか、得体の知れないもの(笑)とかを作ってる。
ロビーに飾っているのは展示品で、売り物ではないらしいけど、兄貴の作品を気に入って、買っていった人がいるそうな。
需要はあるということですな(笑)
有名になってくれないかな。

空腹を満たした僕は、草原で馬と戯れたりしながら写真とりまくり。
午後四時に、兄貴がいる工房へ行く。

工房には師匠はいなくて、兄貴と受講生のおじいさんがいた。
試しに僕も器をろくろを廻しながら作ってみたが、いやあ難しい。
上手く作れず、失敗してしまった。でもその失敗の部分が芸術的に見えないこともない(笑)
兄貴は、いつも、ごご4時まで工房に籠もり、そのあと深夜までバイトに出かける。
大変だろうけど、夢を追う兄貴が少し自慢であったり、そして羨ましくもある。

ドングリ村を満喫した僕たちは旅館へ。
途中、兄貴のアパートに寄った、古いが、ようやく見つけた水洗らしい。佐賀の田舎の方は、下水が整備されていないらしく、殆どの家が、外観が新しくともぽっちょん便所なんだって。驚き。
桜が、この陽気で狂い咲きしてた。

湯布院 (2)

2006年11月4日 旅行
早く寝てしまったせいで、深夜0時に目が覚めて、それから朝方までずっと眠れませんでした。
でも、不思議ですが、お酒を飲むと眠りが浅くなるとか言いますが、僕の場合、疲れがとれます。よく寝たって感じがします。
毎日はきついですが、これから疲れたときに、適度にお酒を飲んで眠るのもいいかもしれないですね。
飲むのは、次の日に残らない焼酎にして、今度試してみましょう。

朝の5時半頃、再び眠りました。8時に起きてから、朝食です。最近、ネギがおいしいと感じ出しました。年をとったんですね。
今日は、チェックアウトしてから湯布院の街をブラブラ。
たくさんの人でごった返してました。
不思議なのですが、湯布院は、たいした観光スポットもなく、温泉くらいしか売りがないのに、どうしてこんなにも人気があるんでしょうか。僕が小さい頃はこんなにも人気じゃなかったし、母親や、祖母が若かった頃は湯布院よりも別府の方が有名でした。それが今では湯布院はこじゃれた店もできて、どんどん人気が出るばかり。
やはりメディアの力と、地域密着型の街作りをしてきたのが大きいんでしょうね。別府は、いろんな企業を誘致して、市と企業が結びつきすぎて、身動きが取れなくなったんでしょうか、別府の方が温泉量は多いし、観光地として、もっと発展のさせ方があるでしょうに。

音楽時代館という喫茶店で、古い音楽を聞きながらゆっくりしました。古い蓄音機で昔の歌を聴いて祖母はえらく懐かしがっていました。

夕食はちょっと街から離れたところに燻家という自家製ソーセージを作っている店があって、そこで焼き肉を家族で食べました。
そこらの焼き肉屋よりも安く、質のよい肉が食べられました。やはり豊後牛はおいしいですね。

湯布院は近いので、休みの日にぶらっと来ることもできましから、ちょくちょくきたいですね。近いほど、あまりいかないもんなんですが^^;これからは来たいですね。

湯布院 (1)

2006年11月3日 旅行
湯布院に行ってきました〜。
って、大分に住んでるから、旅行といえるほどのものでもないんですけどね。

旅館は、去年できたっていうちょっとレトロ調の離れの旅館。
個室におのおの温泉がついていて、大露天風呂も当然ありますよ。
由布岳を見上げながら入る温泉はまた格別ですね。
先に温泉に入ってから夕食です。
豊後牛のすき焼きが絶品でした。
祖母はあまり食べられないので、いつものように僕は1.5人前食べることになって満腹です。
旅行にきたら僕はお酒を飲みます。まえ熊本に行ったときは飲み過ぎて頭が痛くなったので、今日は、母親と二人で二合に抑えておきました。ちょうどフラフラするくらいでちょうどいいです。

昨日が夜勤だったので、部屋に帰ってからすぐに眠ってしまいました。
昨日早くに寝てしまったせいで、今日は午前3時くらいに起きてしまい、おにぎりと水を飲んで再び眠りました。
完全に起きたのは8時で、今度は、個室についた温泉で朝風呂を浴びました。
朝食は胃を休ませる意味でお粥にしたのですが、おかずの量がけっこう多かったので、お腹いっぱいになりましたね。
帰る時間までフラワー園にいって花を観賞しました。
ですが秋には、あまり鑑賞できる花が少ないようでした。僕はここでソフトクリームを食べました。この二日間でかなりのカロリーをとっています。

帰りの電車やバスでは、睡眠と読書です。
まとまった読書が久しぶりにできたのでよかったです。
実は僕は阿蘇山をのぞいて、熊本に行くのは初めてなのです。
数ヶ月前から予約をしていたので、会社の休日出勤が決まっても会社の方を休まざるを得ませんでした。だって、宿泊代が一日の給料代より高いんですから。。。
それに、祖母はもう86歳です。歩けるうちに一緒に旅行していてあげたいと思ってるんです。

熊本に着いてから、いったん駅に荷物を預けて、観光に出かけました。熊本城の藩主の弟か誰かが住んでいた旧細川邸に行き、その後夏目漱石の住んでいたという家にいきました。文学好きの僕としてはここが一番よかったですね。何か撮影が行われていました。漱石は短い間にかなり引っ越しをしていたようで、この熊本にいた間にも6つくらい家を変えていました。
ほんとは、小泉八雲と徳富蘇峰ゆかりの場所にも行きたかったのですが、時間や場所の関係で宮本武蔵の霊厳洞に行くことにしました。これは、タクシーの運転手に勧められたからだったんですが、行く途中で、失敗した!と思いましたね。やたら遠いんです。そして時間をかけた割には、霊厳洞はたいしたことありませんでした。何より、坂が多くて、祖母が歩ける道ではありません。祖母は入り口で待っているしかありませんでした。母親と、タクシーの運転手にまんまとぼられたなあとため息をつきました。

菊池温泉、岩倉という宿に泊まりました。
一つ一つが別棟になっていて、個室に温泉がついています。
熊本市街から少し離れたところで、熊本について、そこからまた1時間半くらいかかります。
川沿いに面した温泉で、夏などは深緑の風景と川のせせらぎの中、温泉に浸ることができます。
僕は大浴場にいきました。
菊池温泉は、においや刺激もあまりなくて、優しい温泉という感じでした。露天ですが今の季節はやや肌寒く、温泉のお湯もそれほど熱くなかったですね。
でも風景を見ながら湯に浸るのはやはり気持ちがいいです。

お風呂の後、すぐに夕食です。
僕はタマネギ以外嫌いなものはありません。和食にタマネギはまず使われないので、何も残さずに平らげることができます。祖母と一緒に行くと、必ず僕は1.5人前食べる羽目になります。
祖母があまり食べられないので、僕がもらうわけです。食事は大変おいしく、久しぶりに飲んだ日本酒もすすみました。土瓶蒸しも大変美味でした。お酒を調子に乗って二合くらい飲んだら、頭がくらくらして、食べ過ぎたのも作用して胃が痛くなり、部屋に帰ってうんうん小一時間くらいうなってました。胃薬飲んだらそのまま眠ってしまいました。
腹八分目、いや、七分目くらい。

客が多くて相席になった若い2人組みの女性が頼んだ特大えび天丼に目が移る。又食いたいな。
外にはすごい人の列。君たち、すんごい待つことになるよ。にやにや。

僕たちに残された使命はお土産を買って帰るだけ。いやいや、それとおやつも食べなきゃね。まずは、花見小路を抜けて、色んな店が連なる祇園の通りに出る。ちょうど花見小路の真向いに、精進料理の店でも出て好評を博した黒山椒を売ってる店があったので、母親が買うために立ち寄ると、そこに和服姿のものすごく似合う清楚なおかみ風の女性が現れる。僕はあまりの美しい和風姿に、見てはいけない気がしながらも目をそらすことが出来ず、やっぱり京都はいいなあって、単なる変態とかしてんじゃん。

僕は友達用に、そんなにお金も使えないので、こんぺい糖を10袋くらい買う。こんくらい買っておけば、一通り会った人に渡せるでっしょ。友人が京都に来たなら葛きりを食べなきゃっていうんで、タクシーの運ちゃんがいいよっていってた鍵善良房っていう京菓子店に入る。葛きりって、祖母と母はどんなのか知ってるみたいだけど、僕は葛が何かも知らない。葛って昔の人が片栗の変わりに用いてたのらしく、病人とかにお湯に溶かして飲ましてたらしい。
葛きり、ところてんみたい。黒砂糖のおつゆにつけて食べる。うまい、けどでもひんやり冷たい。氷の中に入ってる。夏に食べたらさらにおいしそうだね。結構ボリュームがあって、腹がちょうど八分目くらいになった。食ってしまったら、店員がいそいそ、「もう食べ終わりましたか?」なんていって片付けはじめて、おそらくこれははよ出てけという無言の圧力なんだろうなあ。待ってる人がたくさんいるもんね。
僕たちは期待にこたえるかのようにこの店をあとにする。まだ母や祖母はお土産いろいろ買いたいみたいだけれど、もう時間が迫ってきてるので、あとは京都駅内の店でかうことにして、タクシーを拾う。少し早めに京都駅に向かって正解だったらしく、今日、勤労感謝の日に京都に来ている観光客が、四時をこえるくらいにはいっせいに京都駅に向かって渋滞で一向に進まなくなるらしい。そんなことで飛行機に乗り遅れちゃったら嫌だもんね。

京都駅では、京都の友人がお勧めのお土産をとにかく探していく。ほとんどがお土産と、婆ちゃんが食べるようで、僕は食べることないんだけどね^^;
後、夕食用に弁当を買っておこうと、最期の贅沢、一流店の弁当を買ておく。僕が買ったのは、3000円の和久傳の弁当。
6千円のもあったけど、それはさすがに買えない。

さあ、これで京都ともさよなら。僕たちは大阪空港にバスでいって、それから飛行機で大分の帰った。

僕は飛行機が嫌なので、大分の空港に着陸して初めて今回のたびが無事に終わったと安堵した。
正直、このバスと飛行機に乗って帰る間が一番疲れた。きっと張っていた気が一気に解けたからだと思う。
それにしても、僕でもこれだけ疲れた旅行、婆ちゃんとってもがんばった。ものすごい元気だと思う。普段から運動しているわけでもないのに、好奇心だけで乗り切っっちゃった。でもばあちゃんも帰ってから一気に疲れが出てくると思うので、それがちょっと心配でもある。何事もないといいなあ。

大分に帰宅してから、僕たちはすぐに風呂に行って、弁当を食う。
弁当は、見た目量が少なく感じたのに、食べてみると、相当多くて、腹いっぱいになった。さすがに高い値段で、そして、老舗の料亭の弁当だけあって大変おいしかった。京都の味つけは、僕は一番好きかもしれない。

和久傳の弁当
http://www.shashinka.net/is.php?i=153195&;

今回の旅で思ったことは、京都はやっぱり、住んで少しずつ見て回るに限るってことかな。あっちもこっちもあわただしく見て回るっていうのじゃなくて、一度、長い期間京都という地にどっかり腰を下ろして、様々な景色を見て回る。その土地に住んでいれば、わざわざ観光シーズンに行くこともなく、時期をずらしても充分に堪能できるはずだし、休みの日に、どこかのお寺で一日時間を潰すなんて事もしてみたい。やっぱり、いつの日か、是が非でも京都に住みたいと心に誓うことになった旅行だった。京都に住むことは僕にとってひとつの夢なのだ。

今回の京都旅行はこれで終わるが、僕の人生はまだ終わらない。とかいうのは、気障過ぎて逆に雰囲気ぶち壊し。
今日はついに最終日。
宿坊の朝は早い。でも昨日夜の10時に寝てたので、いくら早くても充分すぎるほどの睡眠が取れてる。これが毎日続いたらものすごい健康的な日常になるなあ。
お寺にしばらく修行に行こうかしら?なんてね。

朝飯も、多すぎず少なすぎず、昨日の精進料理と一緒で、非常に胃にやさしそうなメニュー、否、宿坊ゆえ献立といったほうが和っぽくていいかも。
相変わらずお寺なんで肉なし料理で、味噌汁がうまい。それでもご飯2杯は食べないと足りない。2杯目の最期はお茶漬けにして食べる。これがなんともいえんのじゃ。

今日は別にどこに行くといた予定もなく、婆ちゃんがもうかなり脚が疲れていることもあり、妙心寺をいくらか拝観して回ったら、後はお土産を買って帰るだけだ。

妙心寺は僕んちの本尊だから、母親と祖母が写経した般若心経をまずは収めてもらって、それから、案内付の拝観ツアーみたいなので妙心寺の本尊を回る。なんか、龍の天井図があって、目玉が見る角度によって変わるとか、龍が昇ってるように見えたり下っているように見えたりするとかいってたけど、僕はあんまり話し聞いていなかったので、見てみてもよくわからなかった。そういえば、なんとなく目玉が動いてるような気もしなくもなかったかもしれない可能性が無きにしも非ずという見解も否定は出来ないという発言を述べるにとどめておく。

案内ツアーは本尊を離れて、一旦靴を履き、明智風呂って所に行く。明智って言うぐらだから明智光弘が使った風呂場なのかと思いきや、明智が殺されたのを供養するために建てられた風呂場らしい。昔の風呂って湯船につかるっていうのじゃなくて、いわばサウナ、蒸し風呂だったらしく、お湯の蒸気で体を洗う構造だった見たい。なんか入ってみたい作りだった。

明智風呂を出たところで、案内ツアーはお開き。みんな三々五々で好きな場所に散らばっていく。僕たちは、ひとまず昼間ではまだ時間があるので、妙心寺の他の寺を見てみることにする。といっても拝観オーケーの寺は少なくて、一番近くにあって目に付いた「退蔵院」というところに入ってみる。僕的には、ここも高桐院の次くらいに当たりな場所で、庭が紅葉というわけではないけれどとてもとても風情があって、ついでに最終日を祝福するかのように雲ひとつない天気で、東屋があったので、そこに座って日がな一日読書に耽るのもいいなあなんて思ったりした。

退蔵院
庭園
1.http://www.shashinka.net/is.php?i=153189&;;
2.http://www.shashinka.net/is.php?i=153190&;;

さて、ほど隣にあった大法院ってところにも拝観する。
ここは、抹茶がついていたので、庭を見ながらしばし昼飯前の腹ならし。
ここの庭もよかったけど、とりたてて何というほどのこともないか。今までの旅行記でほとんど使うべき形容は使い尽くしたので、今更どの言葉を述べても使いまわしに過ぎないし。

大法院

1.http://www.shashinka.net/is.php?i=153192&;;
2.http://www.shashinka.net/is.php?i=153193&;;

ということでこれにて妙心寺も終わり、妙心寺の隣の花園会館てホテルのロビー近辺にあるお土産やで、御香とかを購入した。アロマテラピー代わりにしようかと思ってね。僕って白檀のかほり好きなんだよね。落ち着くじゃん、お寺な感じがして。

さて、もうお昼だ、昼飯どうするって、京都ってお茶漬けも有名だよね、お茶漬けが食いたい!って僕のリクエストで、旅行ガイドを紐解いてみたれば祇園の花見小路に十二段屋ってお店がお茶漬けで有名みたい。御土産屋も祇園には多いし、旅行の最期は祇園で締めくくることに。
京都の友人にお土産や、祇園のお勧めのお店をメールで教えてもらってタクシーにて直行、えらい込んでる。タクシー内で、おいしいお茶漬けを食べられるのはどこかを聞いたら、タクシーの運ちゃんも十二段屋って言ってたのでそこに行けばまず間違いないでっしょ。それにしても、このタクシーの運ちゃん、下ネタ爆裂で、気まずかった。頼むから家族に下ネタは止めてね。いい人だったけれどさ。

花見小路につくと、ちょうどお昼時。十二段屋って、前回僕が京都に一人旅したときに特大のえび天丼食べたところだった。祇園の花見小路で一番安くて手ごろに入れそうなお店だもんね。
もうびっしり人の行列が出来てる。婆ちゃん立ってるの辛かったろうに、よくがんばってくれて、30分くらい待ってようやく店の中に入れた。

母と祖母は名物茶漬けを頼んで、僕は、うなぎの山椒茶漬けにした。
お茶漬けっていうけどお茶で食うわけじゃないんだね。出汁がほんのりついてるかついてないかのお湯みたいなのかけて、京漬物とかでさらさら流し込むみたい。僕の頼んだうなぎは、山椒の香りが強くて、なんか煮干みたいに味を凝縮させてるのが4切れくらい。そのまま食べたらきっと塩辛いだろうけど、これをお茶漬けにすると、いい具合に味が薄まってうまい。いっぱいにふた切れぐらいで充分味が染み込むので、お代り自由だし、2杯茶漬けを食った。結構お腹は満足。まだ食えたっていわれれば全然食えたけど、その後、友人お勧めの、京都に来たからには葛(くず)きりっていうのを食べてみたかったからあえて2杯で止めておいたのだ。
大徳寺の寺院は全部石庭が似た感じなんで、一回の拝観料が400円とかを払うのかさばったら大変な額になるのでもうほかのとこ見なくていいやとか思いながら、そういえば腹が減ったそろそろ昼飯の時間だって、定食屋があるそうな出口を探していたら、高桐院、特別公開と書かれている。特別公開という言葉に人間はどうしても弱い。

昼飯前に最期に見ておこうと、拝観する。
ここは拝観して正解だった。紅葉が今までで一番すばらしくて、この旅行で一番のあたりだった。
ほんとに赤々とした葉っぱが通路の一面に敷き詰められていて、風情でまくくりだっただった。例の如くこういう景観が抜群なところは抹茶が出る。お茶をのみのみしばらく景色を楽しんだり写真をとったりした。ここは回る予定になかったし、迷わなければ見つけなかったところだから、思わぬめっけもんがこの旅行の一番のハイライトになってしまった。

高桐院
1.http://www.shashinka.net/is.php?i=153183&;
2.http://www.shashinka.net/is.php?i=153184&;
3.http://www.shashinka.net/is.php?i=153185&;
4.http://www.shashinka.net/is.php?i=153187&;

大徳寺はでっかいくせに周りに食えるところがあんまり内容で、時間も、もう3時くらいだし、今たんまり食ったら夜の精進料理が楽しめないから、喫茶店を探して、そこで、軽くサンドイッチを頬張った。

今日は旅館が取れずに、僕たちの家の本山である「妙心寺」の宿坊「東林院」に泊まる。喫茶店で休憩をしてほどなくして出てタクシーを拾う。タクシーの運転手に妙心寺まで連れて行ってもらうが、妙心寺も大徳寺と同様、でっかくて迷いそうなので、タクシーに中に入って東林院の前まで送ってもらうことにする。が、タクシーの運転手も迷って、妙心寺内をうろうろ、迷ってる分は自分の責任だからと、料金加算機を止めてくれた。いい人だ。でも迷った挙句についた東林院は地図で見ると、迷いようのない簡単なところにあった。じゃあ、最初っから地図見とけよってことなんだよね^^;

宿坊はもともと修行のお坊さんが泊まるところらしく、部屋には、テレビはなくほんとに、襖で仕切った部屋に小さな机と、布団がついてるだけ。トイレや洗面所や風呂も共同。テレビ室ってのも一様あるけど、ちっこい古いテレビがあるだけだし、この寒い中わざわざテレビを見ようとする人もいないでしょう。僕はテレビ見ない人間だから、全然かまわないけどね。逆に旅にテレビがあるとなんだか旅って感じがしない。観光の後は寝るまでゆっくり読書。これぞ至福のときなのだ。一泊朝食つきで5000円程度だから安いし、込んでる観光シーズンでもここなら部屋取れるんじゃないかな。安く上げたいときとか、一人旅なんかにお勧めかも。ただ、宿坊で不便なところが、夜の九時が門限で10時が消灯という、修学旅行並みの早さ。そんなに早く眠れるわけないけど仕方ない。

今日の夕食は妙心寺のまん前にある精進料理の「あじろ」という店。
少し早く来すぎたので、妙心寺内を歩く。もう拝観時間は過ぎてるので、夕食までの暇つぶし。婆ちゃんと手をつないで歩く。婆ちゃん、「おってて〜つないで〜♪」なんて歌って、「こうやって手をつないであんたと歩けたし」って、すごくうれしそう。婆ちゃんの手、朝は冷たく、夜はあったかい。不思議だ。

あじろっていう店は、京都の料亭だけれども、もともとはお寺専用に精進料理を作ってたので、料亭として始めだしたのは10数年前くらいかららしい。だから妙心寺のすぐまん前にあるわけだけれど、僕は今まで似非精進料理は食べたことあっても、本格的な精進料理は今回が初めてななので、どんなのか楽しみ。祖母と母が10数年前あじろが料亭を始めた当初に軽い気持ちでお昼を食べに、予約を取らずに店に入って、あまりの豪華さと、一品一品時間かけて出てくるから、帰りの飛行機に間に合わないかとハラハラしたという思い出があるそうだ。精進料理って肉を使わずに野菜だけの料理なんだよね。

やっぱり、高級ぽい雰囲気のあるつくり、非常に小さくて、今日の予約も僕たちをいれて四組だけ。四組だけのために料理を作るのかあ。
僕たちは二階の6畳くらいの部屋に案内される。6畳の部屋に赤いじゅうたんが敷かれて、三つの机がぽつんぽつんと置かれている。
う〜ん、なんか、自然にあぐらをかいてはいけないような雰囲気。
横にかけられた写真に目をやると、なんと秋篠宮ご一家が写ってあらせられる。なんとこの料亭に2回も来ている模様。一回目は独身時代。二回目は家族連れで。すごいや。
料理は一品一品、小さく運ばれてくる。味はものすんごく上品。僕は薄味が好みだから、京料理は大好きなわけだけど。ほんとに、素材の味を極限まで生かしてるって感じで、しかも見栄えも色々趣向を凝らしてて、まさに見て味わうって感じ。肉を使ってないのに、品数が多くて、かなり満足感がある。柿の器に入った白和えとか、京野菜のお寿司とか、えび芋のてんぷらとか、そりゃあもうとにかく絶品で、やっぱり、本物の精進料理は、懐石とかよりもひとつ頭飛び出してるなあと。料理の真髄を見せられた気がした。

料理に関してはこの精進料理が今回のたびの目玉で、婆ちゃんも一番楽しみにしてた。婆ちゃんは好き嫌いが多くて、懐石とかだとあまり食べるものがないのだけど、この精進料理に関してはほとんど平らげた。とてもヘルシーなので、たくさん食べても胃が重くならず、この何日かの食い倒れのよい胃休めになったみたい。

東林院に帰ってからはずっと読書した。それにしても僕はアレルギーなので、旅の耽美に環境が変わって、鼻が詰まって困る。東林院にはティッシュがなく、婆ちゃんが大量にもってきてくれていたから助かったけど、ほんとアレルギーだけは勘弁だな。

風呂は、順番で、どうやら男は僕一人だったらしく一番風呂だった。
次の人が待ってるので、ゆっくり入ってる暇はなくて、からすの行水。ほんとに修学旅行みたい。しかも髪洗ったら駄目なんだって。修行僧は坊主だからそれでいいかもだけど。

ほんとに10時に就寝。途中トイレに何度か起きたけど、はだしで非常に寒かったよ。

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