DVD バンダイビジュアル 1999/04/25 ¥5,250
北野監督の第二作。ふとしたことから暴力団と対立することになった草野球チームの面々が、武器を求めて沖縄に飛び、出会ったやくざ(たけし)の不気味な暴力性に惹かれていく。全体的なシークエンスの繋ぎにやや難があるものの、存在感ある登場人物の意表を突く行動がもたらす映画的快感がたまらない。
武の作品で一番印象に残るものをあげるとしたら、この作品。
武が好き勝手やってる。もちろんいい意味で。武の創造性をいかんなく発揮している。映画の基礎教養がないからこそ、それが新しい個性の源泉になって、映画の不文律を冒すパワーを秘めている。そう思う。武は実は、「認められたい」人なんじゃないかと最近思うことがある。
だから、認められだして、客への媚びが見え出した。それ以後の作品はどうも好きになれない。「菊次郎の夏」のヴェネチア(だったかな?)でも上映後、万感の拍手でタクシーに乗った武は一言、「今回もうまくいったな」と言った。
その言葉を聞いてなんだかさびしくなった。武は、客に受けるだろうことを前提に映画を作り出したのか。。。そう思えてしまった。
認められてなくて、好き勝手作ってる武は、ひねくれていたかもしれないけど、パワーがあった。印象があった。
有名になって、武は必死に映画の勉強を始めたけど、すればするほど、彼独特の雰囲気が損なわれているように感じてならない。急場しのぎの勉強じゃ、昔からやってきたプロフェッショナルな監督たちに適うはずはない。武はそういう専門的な枠の外で培ってきた表現が評価されたわけだから、自分の作品を深めていくのに、もっと違ったアプローチの仕方があったはずだ。異端児と呼ばれたものが、だんだんと規制の枠に落ち着いていくように、ジャームッシュのように、武もだんだん凡庸な監督になってしまうのではないかと危惧している。

心地よい

2005年6月28日
最近、夜に吹く風がとても心地よい。

だから、風がよく通る居間のソファでまどろんでいると、そのまま深い眠りに誘われる。

静かで、気持ちいい。
こんな風に感じられるのも、そんなに長くない。もうすぐ、暑い暑い真夏の到来だ。
今のこの心地よさを存分に楽しんでおこう。
今日は、注目の試合が目白押し。男子に至ってはすべての試合が見逃したくないほどの好カード。
なのに、なのになのに、NHKは、またシャラポワですか。。。
明日も女子のみの準決勝なのに、今日も放映も女子オンリーですか。。。脱力。
たしかに、モーレスモ好きな選手だよ。でも圧倒的な試合展開からいっても、放送する試合ではないでしょうに。。。しくしく。ナルバンディアン対ガスケや、ロディック対コリア、ヒューイット対デント、フェデラー対フェレーロ、みたかったよ〜。

女子シングルス四回戦
M・シャラポワ 対 N・デシー
デシーはベテランだけど、僕は最近始めてみた。ここんところよく勝ち進んでる。渋いプレイヤーだけど、シャラポワのフレッシュさに屈した。

A・モレスモ 対 E・リホベツェワ
もと杉山のダブルスコンビ、リホベツェワ。結構いい球を打ち込んでいた。けれどもモーレスモ、厚いグリップもなんのその。芝でも見事に対応しているでおじゃる。モレスモはジュニアのころから知っている。始めてみたとき、グロージャンとともに、日本のジュニア大会に来てた。なんて美男子なんだと思った(実話)。その後女性であることがわかって驚いた。母親も同じ間違いを犯した。でも、女性としても、強く芯のある美しい顔立ちだと思う。彼女はその後レズビアン宣言をして、ナブラチロワとともに社会の偏見とも戦っているわけだ。
ということで、僕はモレスモプレイも人柄も好き。たくましいけど、メンタルが実はもろくそれが今までグランドスラムのビックタイトルに手が届かなかった要因。今回クライステルスが負けたから、次の優勝候補として彼女を挙げておきたい。
ISBN:416761202X 文庫 辻 仁成 文芸春秋 2000/08 ¥480
筑後川下流の島に生まれた稔は発明好きで戦前は刀鍛冶、戦中は鉄砲修理、戦後は海苔の加工機製造などをしてきたが、戦死した兵隊や亡き初恋の人、友達、家族の魂の癒しのため島中の墓の骨を集めて白仏を造ろうと思い立つ。明治大正昭和を生きた祖父を描く芥川賞受賞後第一作。1999年仏・フェミナ賞外国文学賞を日本人初受賞。
終始たおやかな感覚につつまれ、読後穏やかな心境になる。死というものに対する恐怖が氷解するかのごとく。それとともに、生の不可思議さを受け入れる。人が生に悩むのは、死を恐れているからなんじゃないかと思う。生と死が陸続きなら、なにも死を恐れたり、死にたいして積極的になることもない。人生は死後も含む。「川の流れのように」って歌があったけど、その流れは、死後もまだ続いている。
僕が常日頃日記に書いている人間の理想や、善の概念は、いわば理念型であって、現実に、その通りにできるはずもないと思ってるし、仮にdできてる人がいたとしたら、迫害を受けたりして、とっても苦渋な生活を強いられていることだろうと思う。

だから、こんな僕の理想を社会に出てる人間が聞いたら、ちゃんちゃらおかしい戯言に過ぎないんだろうと思う。

要は、現時点では僕は青二才であり、甘ちゃんにすぎないのだ。
社会に出てない人間が、いくら何を言ったところで、自分の家や世界に閉じこもっている限り、説得力も信憑性も持ちはしないし、頭の中でこねくりあげた想像でどんなことだって言えてしまう。

だから、僕が社会に出たときに、今描いている人間に対する理想みたいなものがどれほど削ぎおとされずに、どれだけ残しておくことができるか、それが重要になってくるだろう。

あるいは全部殺ぎ落とされて、諦観の中、真逆の思考の人間に転じるか、あるいはTPOに応じて、人格を切りかえる人間へと変ずるか。それは社会に出てみないとわからないところだ。

でも今のところ、自分の理想を捨てる気も曲げる気も、毛頭ない(もちろん、適宜修正はしていきたいが)。
理想が瓦解した後の自分が想像できないし、恐ろしい。なぜなら、今の自分の生を繋ぎとめているのが、人間に対する理想であるから。

さて、青二才の僕だけど、だからといって理想を言ったりここに書いたりすることが無駄だなんて思ってない。
なぜなら、僕が言ってることは、僕にとっては人間の理念型であり、他の人にとっては解釈の一つであることに変わりはないから。
他の人が、僕の言うそんな戯言に、何かほんの少しでも、現状打破や、様様な気づきの材料を見つけないとも限らない。逆の立場でも同様。

だから、御託を並べるなといわれても、並べる。それは、僕の理想の一つの実践でもあり、現時点での僕の信じる方法であり、僕のできる努力の一つだから。
もし互いに得るものがあれば、完全な理解は不可能でも、ある部分の感情の共有はできたということであり、それが僕の理想から発している限り、僕の描く人間の希望の一部分は現実に存在するということであり、それはすなわち、理念型がほんの少しかもしれないが、現実に近づいたということを意味するわけで、僕の人間不信払拭の一歩であるとも言えるのだ。
今日はミドルサンデー。ウィンブルドンは試合がない。選手たちもお休み。
でもどうして、ほかのグランドスラムは試合があるのに、ウィンブルドンはないんだろう?コートの数が多いからかな?
ということで、僕ものんびりできました。
VHS 大映 1988/06/24 ¥14,490
森鴎外小説化したことでも知られる安寿と厨子王丸の話だが、荘園制度下運命劇、女性の悲痛な自己犠牲を謳い上げた傑作となった。宮川一夫(撮)がとらえたラスト、再会の美しさは比類ない。
溝口健二の作品には万人を、そして時代を超越して感動させる普遍性がある。なぜなら彼が、人間ならば誰でも持っている情や業といったものを、なんのけれんもなく、ありのままの真実として正面から描き出しているからに他ならない。そこには妥協がない、時にそれは重く辛いものとなる。しかしだからこそ彼の作品は、僕にとって自己の存在をも揺るがすほどの力を持つものとなり得たのだ。
そして、この作品こそ溝口の真骨頂だと思う。
ゴダールの「気狂いピエロ」でも引用されたそのラストで描き出される容赦のなさは、僕の心をかき乱し、今なおこすっても取れないヘドロのごとく脳裏にこびりついている。
昨日の夜、唐突に、父親がマンションに泊まるって言ってやってきた。どこか飯食いに行こうというので、「肉」と言って焼肉屋に行った。

たんまり食った。久しぶりの肉だったので、これでもかというほど食べた。食後には、ソフトクリームも食べた。

だからだろうか、今朝は食欲がなく、栄養ゼリーだけで、県職員の試験に赴いた。

今までは、大学であってたので、冷房が効いて快適だったのだけど、今日は高校であるので、冷房なし。暑さで意識が朦朧とする。
とくに、県職員は、先週の国?とは比べもんにならないくらい問題の難易度が高いので、うんざりくる。

誰かに会うかと思ったけど、会わなかった。試験の教室から動かなかったからだろう。雨が降っていたが、帰りには止んだ。結局傘はいらなかった。

かえって爆睡した。
どうやらNHKは昨年優勝者を中心に放送していく方針のようで、たくさんの選手の試合を見せるつもりはないらしい。
まあ、公共放送だから仕方ないかと思う。NHKも、テニスファンと一般視聴者の要望を調整するのは難しいだろうから。でも、おたくは視聴率気にしなくて良いんだからもうちょっと。。。とか思ってしまうのも事実。

女子シングルス三回戦
M・シャラポワ 対 K・スレボトニク
スレボトニクの着ているウェア、コリアやガウディオ、フェレールも着てた奴だけど、ぴっちりしてて、なんかかっこいい。サンプラスのときは、だぼだぼウェアが流行ったけど、今度は、ピッチリがくるのかな。
スレボトニクのフォアハンドはなんか好きだ。シャラの勝ち。

男子シングルス三回戦
R・フェデラー 対 N・キーファー
キーファー、顔はアガシそっくり。アガシを崇拝してて、若い頃はアガシの真似してたっていうけど、そのプレーぶりは、あんまり似てない。
キーファーのテニスは、地味にうまい。ナチュラル。でもあんまり好きでない。
ダークホース的な存在だなあって思ってたら、やっぱ結構いいプレーしてた。でも、フェデラーを崩すまでには至らなかったけど。ほんの少しの差なんだけど、そのほんの少しが、果てしなく遠い。
ISBN:4167651483 文庫 野中 邦子 文芸春秋 2005/03 ¥700
ただ空腹を満たすためだけに食べ物を詰め込むのではなく、ていねいに作られた料理を心から楽しむ、見慣れない食材を忌避せず新しい味に挑戦する。“すべてを食べつくした”はずの著者は、今日も美食を追及すべく、トロ、ウニ、タコス、エスプレッソ、タイ料理、チョコチップクッキーを……お腹いっぱい、満足度アップの待望の最新刊!
相変わらずこの著者の、食への執着はすごい。好奇心とプロ意識がうまい具合に結合すれば、職業という名の元に、どこまでも突っ走れる。それは、とても幸せなことだと思う。食を極めるなら、食べるだけではなく作ってみろと、なんでも実践するその行動力は並じゃない。本の中にあるレシピは、いつか機会があったら作ってみたいなと思う。
強迫や、鬱に関係がありそうな文章見つけた。
「甘いものやその他の炭水化物は、血液に含まれるアミノ酸の一種であるトリプトファンが脳に吸収されるのを助ける。トリプトファンはセロトニンの製造を促す。ニューロンのシナプス中に存在するセロトニンには、鬱を癒す働きがあるといわれている。そのせいで、月経が近づいて気分がすぐれなくなる(精神分析医はそれを月経前症候群と呼ぶ)と、女性たちは自ら鬱を治そうとして甘いものをたくさん食べるのかもしれない。」
テニスがもっと人気出てくれないかなあ。できれば、野球くらい人気が出たら、こんなに録画放送を深夜に放送することもなく、ゴールデンタイムに生中継なんてのもありうるんだろうけど。
そのためには日本人選手のスターが必要だ。トップ10内、仮にナンバー1になる選手なんて出てくれば、テニスの放送も、ぐんと増えることだろうな。でもその前に、デジタルで試合を選択できるようになるほうが早いか。。。

男子シングルス三回戦
L・ヒューイット 対 J・ギメルストブ
98年の頃くらいだったかな、将来を嘱望されてる、アメリカの次の世代をになうテニス選手として注目を集めていたギメルストブ。彼はその後最高位60位前後で鳴かず飛ばず。いまや130位くらい。
テニスの世界は厳しいのねん。
彼の試合は過去一試合しか見たことなくて、今回二回目なんだけど、サーフェスが芝のせいか、飛びまくってた。
飛ぶってのはつまりジャンピング、横っ飛びでボールに飛びつくことね。ハードコートなんかじゃまずできない。ギメルストブの溢れる闘志を見せてもらったけど、いかんせん自力に勝るヒューイットが比較的余裕の勝利。
正直、アンチッチ対モンフィスの試合のほうが見たかった(爆)。
DVD 東宝 2001/07/25 ¥6,300
高校生のヒロキは、ひそかに思いを寄せる美少女に「さびしんぼう」と名づけ、いつも遠くから眺めていた。そんな彼のもとに、ある日突然「さびしんぼう」と名のるピエロ姿の少女が現れ、次々と騒動をまき起こしていく。
『転校生』『時をかける少女』に続く「尾道3部作」の最終編。大林宣彦監督が故郷の広島県尾道市を舞台に、思春期特有のときめきをセンチメンタルに描いていく。ロマンチシズムも3作中一番強い作品で、ショパンの「別れの曲」が印象的に使われるなか、富田靖子が2人の「さびしんぼう」を巧みに演じきっている。尾美としのりをはじめとする大林ファミリーも総出演。公開時には黒澤明監督からも絶賛された秀作である。
おーい、さびしんぼう。さびしんぼうやーい。
広島の大学に行ってたとき、卒業間近で、大分に帰る前の占めとして尾道に行ったのだ。なんとなく、シネフィル(映画狂)で文学青年気取りだった僕は、東京物語や尾道三部作、志賀直哉とか、別に尾道に住んでた訳でもないのに、ノスタルジーを求め、感動したりしてたなあ。
大林監督の映画って、恥ずかしくなるほどくさいのも多いんだけど、この作品も多少そういうところがあるんだけど、露骨にノスタルジーだけど、ノスタルジー人間の僕にはやっぱりいいのです。ノスタルジーって年でもなかろうに。と一人つっこみ。大林監督は地方を大事にしてくれるよね。
以前は尾道にいつか住みたいなんて思ってたけど、よく考えたら、坂ばかりだから、いざ住むとなると、うんざりするかもしれない。

優良運転者。

2005年6月24日
昼夜逆転の僕だけど、今日は免許の更新(昨日寝過ごした)に行かなきゃならないから、あえて徹夜で行く。自動車学校は結構遠くて、今日は結構暑かったもんだから、自転車で行くとじっとり汗がにじんでくる。

前回はぎりぎりに行って怒られたけど、今回は余裕をもって到着。
あとは流れ作業みたいなもんだよね。言われるがままにハイハイと動いていれば、何時の間にか草ぐさの手続きは済み、あとは講習を聞くだけ。
なんと僕は優良運転手なのだ。
なぜなら、免許とってから一度も運転したことがないから(爆)
僕が免許を取ったのは、大学二年の夏休みだから、もう6年前くらいかな。気づけば免許証もゴールド。
こんなん何の自慢にもならんな。
就職を見据え、七月に入ったら、ペーパードライバー講習にいくつもちだけど、運転って、果たしてどのくらいで慣れるのかな?
一ヶ月運転しつづければ大丈夫かな。
まあ、オートマなら、大丈夫だろう。

免許の更新の後は、もっと遠くにある、電気屋で、街には置いてないビデオテープ10本セットを買う。今録っているウィンブルドンのビデオがなくなりそうなのだ。ビデオテープなんてなんでもいいと思おうとしても、強迫性特有のこだわりで、労力をかけても同じビデオテープでそろえなきゃ気が済まない。どうせもうすぐDVDになったら。そのビデオも不用になるのにね。

徹夜だったので、かなり疲れて、途中昼食を食べて帰って少し仮眠。友達が別府氏役所の願書を取りに来て、久しぶり、色々話したり遊んだりした。友達は今、驚異のアルカリイオン水がぶ飲みダイエットを実行中で、もう13キロくらい痩せたみたい。今日も水を3リットルくらい飲んできたらしく、帰るまでに四回くらいトイレに行っていた。
僕もこのダイエットを実行しようと思う今日この頃である。

その後、爆睡。
テニスの醍醐味の一つに、コートサーフェスの違いっていうのがある。
テニスがツアー化されてから、毎週ほとんどどこかでテニスの大会が行なわれているわけだけどそれぞれ、得意なコートが選手によって違い、選手たちは、各々自分たちが勝ち進んでポイントを稼げそうな大会を選んでスケジュールを立てる。
ゴルフなら、コースの種類にあたる部分が、テニスのコートの種類だと思う。ゴルフも、全部のコースが同じ形状だったらつまらないように、テニスも、一年を通して、ハードコートだけだったりしたら、その面白さもかなりの部分失われる。
クレイコートに強いスペシャリスト。グラスに強いサーブアンドボレーヤーがいてこそ、テニスもバラエティが富んでくる。
そして、四大大会も、ハード二つにクレイとグラスと、一つのコートに強いだけだと全てに勝てないようになってる。つまり、四大大会を制覇できるものは、オールラウンドな強さを求められるわけだ。今、その可能性があるのは、フェデラーを置いていないだろうな。

女子シングルス二回戦
M・シャラポワ 対 S・カラタンチェワ
カラタンチェワは、何歳だっけ?シャラポワよりも低いはず。15歳とか16歳とか。若さとは勢いであるが、空回りすることもある。そうなったときに修正がきかないのも、また若さ。シャラポワも若いけど、経験がある。カラタンチェワは最初激しく打ち込んでいたが、次第にミスが目立ち立ち、メンタルに迷いが生じて、自滅した感じだった。シャラポワはいつもの自分のペースで淡々と試合を進めた。どんな場面でも淡々と進められるってことが、シャラポワがここ二、三年でもっとも成長した部分なんだとかってに思う。そういうのは、練習でできるものではなく、やはり試合建研なんだろうな。

男子シングルス二回戦
G・ミューラー 対 R・ナダル
芝のナダル=土のロディックという感じで捉えている。
お互いの武器が殺されてしまうのだ。
ナダルのフットワークはクレイなら脅威だが、芝になると、まだ対応ができていない。ロディックがストロークで粘れるようになれば土でももっと勝てるのと同様、ナダルが芝で勝つためには、もっと攻撃的(ネットに出る)なスタイルを身に付けなければならない。ベースラインの後ろで粘ってるだけでは芝では勝てない。ナダルはまずもっとサーブ力をアップしないといけんだろな。逆にいえば、芝で勝てるようになったナダルは、フェデラーとライバルになれるってことなんだけど。そう簡単にコートに順応はできないだろうな。サンプラスもクレイコートに結局順応できなかったんだから。
ISBN:4087471454 文庫 デビット ゾペティ 集英社 1999/11 ¥420
僕は旅が好きで、なんとなく日本に辿り着き、京都の大学で日本文学を勉強している。アルバイトで、目の不自由な若い女性・京子に、対面朗読をすることになって、文学に憧れをもつ京子とうちとけていき、彼女の心に受け入れられていくのを知った。でも、京都の『街』は、いちげんさんは受け入れてくれない―。古都を舞台に爽やかに描く恋愛長編。すばる文学賞受賞作。
読んでいると、人生って成り行きでどうにかなるものなのかなあというような気分になったりもする。いちげんさん、って題は主人公が、いち時期日本に留まったということと、日本の閉鎖性をかけてんのかな、京都の老舗なんかは、日本人に対しても閉鎖的だけど。これは信頼を保つためらしい。
グローバル化の今日、どうやって、日本人としての信頼を保ちつつ閉鎖性を打破していくのかってことを求められるわけだけど、これは非常に難しい問題だなあ。
外国人の作者が日本語で書いたということで、翻訳じゃないのが驚くけど、日本人から見れば過剰とも思える、外国人ならではの日本に対するエキゾチズムへの憧れがその文章からも滲み出ているような感じで、それをどう取るかだけど、僕はなんだか懐かしく感じて、良いと思う。

痒い

2005年6月23日
雪駄擦れのところが、一日たったら、カサブタ化してきたようで、痒い。掻きたいが掻かない。このくらいの痒さ、アトピーを経験している僕にとっては我慢するのに造作ない。といいたいとこだけど、そうでもない。思うに、痒さは、痛さより辛い。

それに暑くなってきて窓をあけて寝ていると、蚊が入ってきていたるところを刺す。

夏ってのは、痒い。
今日の大一番はサフィン対フィリポーシスなのは、疑いの余地のないところであるはずなのに、NHKだけは疑っているらしく、フェデラーの試合を放送。フェデラーは勝ち進むわけだからさ、こんな早くに放送しなくても良いんだよ。できるだけ、たくさんの選手の試合が見たいよ。という苦情が頻繁にNHKに寄せられたことだろうと思う。でも一日一試合でも男子の試合を放送してくれるので、まあ満足。

女子シングルス二回戦
A・ミスキナ 対 中村藍子
以前アサヤンでグランドスラム出場を目指していたジュニアは、テレビの協力なしにグランドスラム出場を果たせるほどに成長しました。
今日の相手は、去年の全仏覇者ミスキナ。最近プライベートのごたごたでテニスに集中できず、全仏も一回戦負けしたし、もしかしたらもしかするか、と思ったけど、要所要所を閉め、結局ミスキナの勝ち。でも、中村はとても良いプレーをしていた。それにしても、左右両手打ちの日本人選手が増えたなあ。女子に関してだけど。これで日本人選手は全滅。ダブルスは、杉山が残ってるのかな?

男子シングルス二回戦
R・フェデラー 対 I・ミナル
ミナルはかなりいいテニスをしてた。それが故に、フェデラーのすごさがめだったというか。一進一退の攻防のように見えて、取るところはしっかり取る。強靭なメンタルを感じる。これがトップのトップたる所以なんだと思う。
一セット、二セットともにそういった感じな接戦を物にしたフェデラーは、ますます調子が乗ってくるし、逆に、ミナルは、最高のプレーをしてて落としちゃったもんだから、三セット目は集中力切らしちゃった。これはまあ仕方ないかも。でも、ミナルのフォアはとても印象に残る強烈さだったので、今後伸びてくるかもしれない。
DVD PI,ASM 2001/08/24 ¥4,935
これまでに幾度となく映画化されてきた滝沢馬琴の古典を、数々の青春TVドラマで知られる鎌田敏夫が現代風にアレンジし脚本化、名匠・深作欣二監督がメガホンをとった角川映画大ヒット・アクション時代劇大作。
悪霊軍団によって滅ぼされた里見家の静姫を救うべく、八つの玉で結ばれた八犬士たちが大活躍。主演・真田広之らが繰り広げるアクションの数々は、日本のみならず台湾をはじめとするアジア諸国でも話題となり、後のアジア娯楽映画製作に多大な影響を及ぼすことにもなる。また、そのさなかで行われる真田と薬師丸ひろ子のラブ・シーンは、当時のファンに大きな衝撃を与えた。深作映画らしく、夏木マリや目黒祐樹などの悪霊たちが、実にいきいきと画面いっぱいに立ち振るまっているのも魅力的。
小さい頃、怖くてたまらなかったくせに、戦国自衛隊と並び、角川といえば、この作品と思うほど好きだった。
真田広之と薬師丸ひろ子が良い。今見ると、どうなんだろう?思い出は、思い出である限り美しいのかもしれない。でもDVDデッキ買ったら、多分買うと思う(笑)
ウィンブルドンで昼夜逆でんではあるものの、昼にしかできない用事というものもあるのであって、10時間睡眠を6時間くらいに削って、昼に起床して、隣の市。つまり別府の市役所試験の願書を取りに電車にゆられつつ。
一時間もあれば願書とって大分市に舞い戻ってこれるだろうと高を括っていたわけだが、これは駅の近くに市役所がある。といった先入観からのことで、能動的に別府にいくことがない僕は、別府の市役所がどこにあるのかさえ把握していなかった。
駅について、二時二十分。今日は三時十分からテニスクラブだ。
地図を見て、仰天。市役所。。。結構離れている。
バスで行くべきか、いやいや、待つ時間が長ければテニスクラブはアウトだ。タクシー・・・もったいない。
ここは歩くしかあるまい。定かではない距離を脳裏に焼き付けた地図を頼りに早足で向かう。
こんなことになるとは思ってもいなかったので、まだ履きなれていない雪駄で来てしまった。皮膚が擦れる。。。
15分後、ようやく到着。友達の分も含めて三つ願書を手にしてチラと時計を見ると、二時四十分。これから駅に行ってもすぐに電車があるかどうか。テニスあきらめの気持ちが大きくなってくる。しかし、肩にはでっかいテニスバック。ええい!やってやる。と僕は雪駄で走るを決意。
ひいひいふうふう。息が切れる。これからテニスだというに。足が擦れる擦れる。痛い痒い。これからテニスだというに。
駅について、二時五十分。急いで券買って、鈍行じゃ間に合わんから、特急ソニックに乗る。この際プラス300円は多めに見よう。
友達に聞いてみると、別府市役所は、駅から歩いて30分くらいかかるだって。走って三分の一。
大分駅についてから、ダッシュで自転車置き場に行って自転車に乗ってテニスクラブへ。
付いたのが三時二十分。約十分遅れ。
許容範囲ない。。。かな^^;
代償は、新陳代謝の活性化と、雪駄擦れと、プラス三百円。
今日もまた女子だけの試合だったらNHKに抗議の電話をしてやるくらいの覚悟で望んだテレビ観戦。

しっかりノーカットで、男子の試合を放送してくれて一安心。
それにしても、NHKは男子の試合までノーカットで流してるけど、いわずもがなの延長中継。
今のところストレートセットで済んでるから良いようなもの、もしフルセットとかだったらどうするの?準決勝にいくまでにもしフルセットをノーカットで放送することがあったら。。。NHKをリスペクトするよ。

女子シングルス一回戦
M・シャラポワ 対 N・ラゴステラビブス
シャラポワが今回履いて出るとうわさの十八金をあしらったシューズと聞いて、セレナ・ウィリアムズの華麗なユニフォームを連想してしまった僕は、試合が始まって見たシャラポワのシューズにやや拍子抜け。
全部金色なのかと思ったら、ほんの一部分が金色なだけ。なあんだ。
シャラポワの球は、俗にいうフラットドライブ。だから、芝では伸びて非常に打ちづらいだろう。やっぱシャラポワの実力が一番発揮されるのはグラスコートなんじゃないかな。圧勝。

男子シングルス一回戦
A・ロディック 対 I・バネク
なぜロディックが芝が特異なのかといえば、ミスるほど長いラリーが続きにくく、爆裂サーブの威力がもっとも発揮されるサーフェスだからだと思う。フェデラーはオールラウンダーだけど、ロディックは基本的にグランドストローカー(オールラウンダーに脱皮中)だと思ってる。一昔前のテニスなら、グランドストローカーが芝は得意だ。なんていってたら変な感じがしただろうな。テニスもずいぶん変わったもんだ。
ということで、ロディックはズンズカズンズカ鬼のようなサーブを打ち込んで余裕の勝利。ロディックのサーブがもっと遅かったら、きっと芝は得意じゃなかっただろうな。

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