はうう!!

2005年10月11日
昨日睡眠薬を飲んだわけですよ。
なぜなら仕事なので、しっかり眠って朝万全の体制で仕事に行くために。

しかし、睡眠薬を飲んでもなかなか眠れず、デパスを投入。
そしてようやく午前三時くらいに眠りにつくことができたわけです。

さて、目が醒めました。
う〜ん、よく寝た!って時計を見たら午前10時をさしています。
心地よい目覚めは、一瞬にして暗黒に覆われました。
目を疑いました。会社は9時に始まっています。今10時なわけですから、新人の僕がまず思ったことはといえば。。。死ぬ!。。ということでした。

そこへ、会社から電話が入ります。
僕は、顔面蒼白で、訳のわからないことを言っています。
「あ、、おはようございます。安定剤が。睡眠薬が、今から生きますううぅ」
電話の向こうで、上司が、「大丈夫か?」
大丈夫じゃないです。だって遅刻してるんですから。
あらましにネクタイ結んで朝食なんて食べる暇ありません。

会社に着いて、扉を開くと、間の悪いことに社長もいるわけでして。私は、開口一番深深とお辞儀をしながら、「すいませんでした」っと叫んだわけです。

そこで、笑いが起こりました。どうやら、怒られずに済みました。
でも二回目はこうはいかないことくらいわかりますから、なんとしても寝坊、遅刻だけは死守しなければなりません。睡眠薬、危険です。

同僚の新人が、僕と上司の電話のやり取りを聞いていて、僕が薬を飲んで自殺を図ったと勘違いしたらしい。
いやいや、いくらきつかっても、命捨てはしませんって。
でも今回のことで僕が薬を飲んでいることは知れ渡ったわけだけけど、まあ、遅かれ早かれ僕の障害のことは話さなきゃならなくなるだろうし、そのことは覚悟の上なので、構いませんですよ。
上司には、情緒不安定と思われているようですが、情緒はいたって健全ですから安心してくださいね。

強迫の薬は、ずっと飲みつづけますが、睡眠薬は、心が金トレされて、精神力の筋肉がつくまでのプロテインに過ぎませんから。
DVD 東宝 2002/10/25 ¥8,400
時は戦国時代。夜盗化した野武士の横暴に苦しむ農民たちは、侍を雇って村をまもろうとする。かくして集められた7人の男たちの活躍をダイナミックに描いた、巨匠・黒澤明監督の堂々3時間30分に及ぶ、古今東西の映画史上永遠に残る名作中の名作。
合戦シーンのすさまじさとリアルさは言うに及ばず(三船敏郎が「1本の刀では5人も斬れん」とストックの刀を用意するところはゾクゾクした)。7人の個性的面々のキャラクターの見事な描き分けもすばらしい。個人的には、リーダー格の志村喬のおおらかな威厳と、無口な剣の達人・宮口精二のニヒリズム、ユーモラスな加東大介が好みだ。農村の自衛を描いていることから、公開時は自衛隊礼讚映画といった批判の声もあがったが、無論今ではそんな無粋(ぶすい)なことを言う者はいない。
僕は完全版で見ましたけど、大画面で見てみたいなあと思いますね。確かに、長さを感じないくらい面白かったけど、難を言えば、話し声が聞き取りにくい。フランス人が、日本映画の保存状態の粗雑さに驚愕したというけど、この世界に冠たる傑作をですね、もっともっと大切に保管してくださいな。
三船の演技は、やっぱり黒澤映画あってしてじゃないかと思います。
黒澤じゃなきゃ、三船は引き立たない。
七人の侍、あんまり印象に残らなかった人もいるけど、一人一人に特徴を備えさせ、そこにいくらかのドラマを生まれさせる。そういった小さいドラマを交えながら、大枠の野武士との合戦への農民との結束が描かれていく。やっぱり雨の戦闘シーンは、映画的にはリアルじゃなくも、現実的には、限りなくリアルで、実際侍達の合戦というのはかくも泥臭いものであったに違いないと思われ、そう言う意味でも他の合戦者とは一線を隔していると思います。
そんで、やっぱり黒澤映画というものは、どんなにエンターテインメントをしていても、その底の部分には、ヒューマニズムがあるんですね。黒澤ヒューマニズム。晩年露骨になってくるけど、それを嫌う人がいるのは事実だけど、やっぱりそのヒューマニズムというパワーが黒澤映画を名作たらしめている一番の要因だという感じが僕はするわけです。

仕事ごとごと

2005年10月10日 TV
働き出して、他の色んな職種に興味を持ち出した。

今まで何気なく見ていたテレビなんかも、出てくる人たちの仕事を意識してみてみると、また違った見方ができるもんだ。

昨日は、NHKで外国の番組で、全く違う分野の人が、他の職に入って訓練を受けて、しばらくのちにあるコンテストに、その分野のエキスパートになりきって出場するというのをやっていた。

しがないハンバーガー屋の店員が、3ヶ月間くらいの訓練を受けて、トップシェフのコンテストに出場するというやつ。

最後にコンテストで優勝するのはなんとなくヤラセっぽかったけど、番組自体は興味深かった。

人の上に立ったりするのが大の苦手で、ただ言われたことをやってきたハンバーガー屋の店員が、一流レストランで、料理の基礎から習っていく。
そして、シェフになりきるためにシェフの態度や、威厳、マナーなどを叩きこまれていく。

しょっぱな、へたばっているバーガー屋の店員が、今の僕と重なった。
どっこも大変なんだよな。厨房の厳しさに、途中で抜け出したり、シェフのやり方に疑問を持ったり反感を持ったりしながらも、だんだんと変わっていく、ハンバーガー屋の青年。

最初は、頭がごちゃごちゃ、混乱だったのが、最後には、シェフの威厳と共に、チームをしっかり統率して、指示を出し、立派な料理を作っていた。もちろん3ヶ月ぽっちなので、料理のレパートリーはコンテスト用の3品だけだけど、人間、やればできるのだなあと、勇気が沸いた良い番組だった。

このほかのテレビにしても、日常にしても、仕事という視点を念頭において観察してみると、色々と面白い事がわかってくるかもしれないな。
ISBN:4061317776 文庫 村上 春樹 講談社 1982/07 ¥370
1970年の夏、海辺の街に帰省した〈僕〉は、友人の〈鼠〉とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、〈僕〉の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。
実際1970年代と今なんて、そんなに違っちゃいないのさ。この小説を読んでごらんよ。きっと現代だって言われても、違和感感じないと思うから。だからね、みんなこう言うんだよ。1970年代以降の文学は、村上春樹から始まったって。
僕はね、村上春樹の良さが一番よく現れるのは、短編か中篇だと思う。
鼠の気持ちも、「僕」の気持ちもなんとなくわかるよ。村上春樹は、現代人が持ち始めていた、虚無感みたいなものを一番最初に、取り上げた作家なのかもしれない。ノルウェイの森は確か、韓国では「喪失の時代」とかいうタイトルじゃなかったっけ。アイデンティティというものを自身に問う時代になって出るべくして出た作家。
この映画が、あったらしいんだけど、今は見れないんだ。悲しい。
そうそう、睡眠導入剤を処方してもらいました。
あまり使いたくはないけど、眠れずに次の日の仕事に支障をきたすくらいなら、飲んでおこうと思って。

仕事の資料を探しに、図書館や本屋を巡ったけど、どこにも置いてないです。契約先の会社の方から資料を送ってもらうしかないかな。
あんまりしたくないことだけど。

営業の本をまさか自分が読むなどとは思ってもみませんでした。
でも、今は、ひたすら読んでいます。
読んでいると少し落ち着きます。精神安定剤みたいなものですかね。

不安やプレッシャーを軽減するには、慣れるだけでは足りません。
技術を向上させて、確信を持って契約をとれるようにならなければ。
今は日々、怒られてますが、すべて自分の身になると思いながら、人間力というものを向上させていけたらと思います。
まだ、一週間と少しですが、それでも成長を感じることができます。
営業を経験するのは、いいことだと思います。辛いですけど。
この経験や、これから培っていく技術を、将来、悪用するのではなく、誰かの幸せのためにいかせていければなあと思います。
DVD ポニーキャニオン 2002/03/20 ¥3,990
ウッチャンナンチャン初主演のアクションコメディ。略奪された赤ん坊を取り戻そうとミリタリーおたくが奪還作戦を計画し、あらゆる分野のオタクを集める。パソコンや無線機を駆使して奇想天外な作戦を開始する。江口洋介、武田真治などの共演で描く。
この頃の映画が、自分の時代的には、一番「懐かしさ」というキーワードとリンクする。『僕らの七日間戦争』とか、『戦国自衛隊』なんかもこのちょっと前の時期じゃなかったかな。
確か、友人と見に行った。『病は気から』と同時上映だったかな。
おたくという言葉が市民権を得て、多分、この頃は映画見てもわかる通り、アニメに特化した言われかたでもなかったと思うし、否定的な要素も「おたく」という言葉には今ほど含まれてなかったと思うんだけど。少なくとも僕はこの七人のおたく達をカッコよく見てた気がする。
特にウッチャンが、カンフーしててカッコよかった。
僕の今の境遇なんて、「レ・ミゼラブル」のジャンバルジャンにとっては天国だろう。
いやいや、「あかんたれ」のひでぼんのような丁稚にしても今の僕の状況は天国に違いない。

最近、日々僕はそんなふうに思っている。ジャンバルジャンもひでぼんも、逃げ道なんてなかった。そうするしか、そこにしがみつくしか生きていく、食べていく方法がなかった。

自分の過酷の運命を甘受するしかなかった。それがたとえ無実の罪を負わされていたにしても。

今の僕は衣食住足りてるし、逃げ道もある。キャリアアップとかいってしばらく働いたあとに転職を考えることだってできる。
恵まれすぎるくらい恵まれすぎてる。
丁稚のようにそこにしがみつくしかなく結果として熟練するのではなく、技術の習熟を目的に職を選べている時点で、今の僕はやはり贅沢なのである。

時代性いう部分もあるだろうし、現代は現代で、今にしかない種類のつらさというものはあるのだろうけど、やはり、あえてジャンバルジャンや、ひできちの時代や境遇と比べてみると。どこか、生きる事に対する切実さが欠けているような気がする。ジャンバルジャンの辛さを考えるのではない。自分が、ジャンバルジャンの境遇だったときの辛さを考えてみるのだ。
逃げ道があるから人間は苦しむのかもしれない。

ジャンバルジャンや、ひできちを思う。自分は恵まれているんだ。そう思うことで、まだ頑張れると思う。
本を読んだり、映画を見たりすることで、自分の人生を相対化できる違う人生を手に入れることができる。
そんなとき、読書や映画の効用を強く感じるのである。
ISBN:4418002146 単行本(ソフトカバー) 玉村 豊男 TaKaRa酒生活文化研究所 2000/07 ¥1,575
パリ、ロンドン、アムステルダム、ニューヨーク、ロサンゼルスの16日間世界一周スシの旅。いま世界の人に愛されはじめたスシを手がかりに、日本スタイルのグローバルな受容の可能性を探る。
寿司がこれだけ世界に広まったのは、回転寿司のおかげも随分あることだろう。日本では珍しいけど、海外では高級回転寿司店みたいなのもあって、高級品ともファーストフードともとれない不思議な立場にある。
生物だけに、広まるのにかなりの時間がかかったが、寿司の美味しさは今やグローバルに知れ渡って、外人が好きな日本料理をいうときは、たいてい寿司っていう単語が出てくるのもどうだとは思うけど、寿司をきっかけに日本料理がさらに認知されれば良いよね。
僕も愛国心があるので、日本のことで海外に認められるのは、とってもうれしいのよ。

まいあひまいあほ

2005年10月7日
今の僕の日常は、行きは恐いが帰りはヨイヨイって感じですね〜(笑)

仕事場に毎日ヤクルトのおばちゃん?が来て、好きな飲み物をもらえるので、僕は毎日野菜ジュースを飲んでいます。

最近は、朝はあんまり食べれなくて、昼はサンドイッチとコントレックス。夜は回転寿司が多いので、この野菜ジュースが唯一の野菜だったりします(爆)

仕事しだしてから、順調にダイエットが進んでますw
体脂肪、30%だったのに、今や23%です。
発声もカロリーを使いますもんねえ。

でも体重は1キロくらいしか減ってないんですけどねえ??

わあい、明日から3連休だあ。
今日はもうのんびりして、明日は少し仕事のことして病院行ってあとは読書して、明後日はまた読書して明々後日は仕事のこと気にしながらドギマギしようっと。
DVD 角川エンタテインメント 2005/04/08 ¥4,935
卒業が危ぶまれている大学4年生の秋平(本木雅弘)は、卒論指導教授(柄本明)から単位習得の変わりに彼が顧問を勤める弱小相撲部の試合に出場することに。しかし、そこで惨敗し、OBに罵倒された彼は勝利宣言をしてしまい、そのまま相撲部に残ることになってしまう……。
『ファンシイダンス』でデビューした周防正行監督の第2作。前作同様、今の流行から外れた世界をコミカルに、やがては感動的に描く独特のセンスはここで遺憾なく発揮されている。またここでは『がんばれベアーズ』よろしく、駄目チームが奮闘努力して勝利をつかむカタルシスにも満ちあふれており、後味もすこぶるよい。試合本番のたびの下痢になる相撲部キャプテン役の竹中直人など、キャストの個性もそれぞれ面白い。キネマ旬報ベスト・テン第1位など、その年の数々の映画賞を受賞。日本映画ではなかなか成功しづらいコメディー路線の壁を突破した画期的な作品と捉えることも大いに可能な快作である。
周防監督の映画は、じわじわと好きになる。一番好きなのはシャルウィダンス。実は、天邪鬼な僕は最初はそんなに好きじゃなかったんだけど、何故か何回か見る機会があって、そのうちにジワジワと大好きになっていった。この作品にしても、ファンシーダンスにしても、周防監督独特のクールなユーモアとでもいうか、そういった部分が納豆のように不思議な感覚を持って後に残るのだ。シャルウィダンスも、展開が読めたりある意味王道のドラマであったりするけど、だけどけして平凡な作品ではない周防マジックがあるようで、幸せな気分になる。

のまのまいえい

2005年10月6日
実は、仕事の終った直後や、夜はとっても元気なんです。ただ、お風呂に入ってご飯を食べた後にどっと疲れて、次の日の朝が最悪にきついです。

つまり、一度神経が弛緩してしまうと、その落差でどっと疲れやなんやを感じてしまう。どうせなら一日中気が張り詰めていた方が楽なような気がする。

まあ、実際にはそんなことなったら体を壊すだろうけど。

定年に達して鬱になる人が多いと聞く。
精神の緊張はきついけど、どこか奇妙な爽快感もある。
働いていると、確かに色々考えている暇ないなあ。
ワーカホリックだっけ?仕事中毒。
仕事にはひょっとしたら、麻薬のような効能もあるのかもしれない。
つまり、極度のプレッシャーというのは、自己の存在価値を意識させる強力な寄る辺ともなりうるのだろうな。緊張が安心、みたいな。
それに慣れてしまってから、老後ある日突如として毎日が休日になってしまったりすると、禁断症状というか、世界と自分が繋がっていないような感覚、自分の価値を支えていたもっとも重要な柱であった仕事がなくなったときに、アイデンティティの危機を人は覚えたりするのかもしれない。

アメリカ兵のなかに、もう普通の生活には戻れないという人がいるのもそういうことなんだろう。
ISBN:4582824382 単行本 村松 美賀子 平凡社 2001/12 ¥1,680
沢野実さん90歳。イーデス・シファートさん85歳。波乱に満ちたふたつの人生の、ドラマティックな出会いから20年。言葉が通じなくても、幸せで充ち足りた、京都の愛の物語。
いいなあ、すばらしいなあ。2人とも互いの話す言葉の意味がわからないのに、二十年も夫婦なんです。そういう関係性って、決して奇跡なんかじゃなく、実際にある。その事実を知っているだけでも、この世の中は生きる価値があるし、どんなことがあろうと人を信じることができるよね。きっとできるよね。

取れました。

2005年10月5日 お仕事
昨日自分が探したネタで、契約とることができました。

むちゃくちゃギリギリでしたけど。
最後の最後で、神様が希望をくれました。
少しだけ、気を休めることができそうです。
でもまた明日から、頑張ります。

毛・医薬

2005年10月4日 お仕事
契約取れませんでした。
頑張りに頑張ったけど、何かが足りない。貪欲さ?がむしゃらさ?

それが何かがわかれば、自分の中の殻を破れるのかもしれない。
契約取れないと、日に日に背中にズシンと何か重いものがのしかかってくるようだ。

家に帰って、仕事のネタを収集する。
自分から動かなければ、言われただけのことをやっていては、結果的に自分の首をしめることになりかねない。
今の状態を抜け出すためには、動くしかない。
というふうな言葉を、ワークプラザの人から、はなむけの言葉としていただきました。

考えてみると、これは二通りにとることができる。

一つは、僕の心の潔癖症。社会の理不尽を受け入れきれない僕の心の潔癖症をそのままにしておいては、僕は社会では生きていけない。

もう一つは、仕事というのを完全な正義のみで貫いては、商売にならない。それは単なる慈善授業になてしまう。
他社との競争が行なわれる限り、そこには公にできない事情も介在してくる。つまり、穢れのないところに社会もまた存在できないということか。

しかし、これは決して仕事以外では認めたくないことだ。
人間は誰でも理想を求めるし、僕も人間に対する理想がある。
仕事の倫理と理想の境界で妥協点を探る、もしくはそういった区分けが自分の心のうちでできるようになることが、残念ながら、一人前の人間としてのサバイバル能力を身につけるということと同義になるのだと思う。

ちなみに、僕はいまだに契約がとれていない。
明日は取らなければ。
死ぬ気で頑張るしかない。勝負の一日になる。
VHS 大映 1994/04/08 ¥3,873
平清盛全盛の頃、反乱の徒を欺くため上皇らの車に身代わりの女を乗せる。警護役の盛遠は女を恋慕し、その夫との間に確執が起こる。海外受けを狙った絢爛たる時代絵巻。
ドナルド・リチーは確かこれを単なる日本エキゾチズムの発露した映画にすぎないとか言ったような言わないような。
時期的には、黒澤の羅生門が海外で評価されて、え?こんな日本的なものの方が海外で受けるの?って感じで、作った感があるけれど、非情に色彩が鮮やかで、また現在の俳優には絶対にできないだろう、日本貴族的な演技には、どことなく伝統芸能じみたものを感じて、逆に今見ると新鮮だ。ストーリーは、これから罪を背負っていきる男、まあ、教訓話ですね。
午前中は、寝てました。途中、国勢調査の人がきたので、寝癖ぼうぼうのまま髪を渡して、また眠りました。

11時ごろ起きて、朝食に食パン一枚を食べて、街に出ました。今日は、ラリーゴくんとゴリさんと、3人でカラオケです。

2人とも僕の身を案じてくれています。2人とも、高校時代からの付き合いです。僕のことをよく知っています。だから、心配してくれているのだと思います。

無理だけはするなよ、とか、今のままのキタムでいてくれよ、とか言ってくれます。今回のカラオケも、僕を元気付けようと開いてくれたのかな。前向きな歌、励ましの歌、歌ってくれました。
僕は終始笑いつづけて冗談を言い合っていましたが、心の中では感謝の気持ちで泣いていました。

ありがとう。
ISBN:4101361274 文庫 辻 仁成 新潮社 2000/02 ¥380
廃航せまる青函連絡船の客室係を辞め、函館で刑務所看守の職を得た私の前に、あいつは現れた。少年の日、優等生の仮面の下で、残酷に私を苦しめ続けたあいつが。傷害罪で銀行員の将来を棒にふった受刑者となって。そして今、監視する私と監視されるあいつは、船舶訓練の実習に出るところだ。光を食べて黒々とうねる、生命体のような海へ…。海峡に揺らめく人生の暗流。芥川賞受賞。
序盤から中盤にかけては、正直ぎこちない。だけど、後半にかかってくる辺りから、この小説は、ダイヤモンドの輝きを放ってくる。完璧な作品だとは思わない。言葉づかいも、どこか無理をしている感があり、そのころの作者の文体のスタイルではないと思う。しかし、不完全であるとこに、辻氏の、作家としての飛躍を試みるその志を強く感じる。こういった闇の部分は、経験をしていないとなかなか書けるものではないだろうと思う。僕が読んだ辻作品のなかでは、確実に、一番、人間の深部まで踏みこんで描いている。小説版中島みゆきとでもいうか。しかし、そういった部分に踏み込むことこそ、僕は小説の一つの役割だと思うし、また、小説の可能性だと思う。
辻仁成のメッセージがもっとも色濃くあらわれた小説であり、おそらく彼はこの部分を伝えたいがために小説を書いているのではないかとか、勝手ながら思っているのである。

滋養強壮

2005年10月1日
今日は疲れて、10時まで眠ってしまった。
いったん起きてご飯食べても、どうにも疲れが取れないで、ソファで横になって転寝をしてしまった。でも起きたら嘘のように疲れが取れていた。

ベッドで寝るより、ソファなどで仮眠をとったほうが疲れが取れたりするというのは本当に不思議だなあ。
起きても、しばらくソファに足を投げ出してボケ―っとしていた。心地よい風が吹いてくる。こんな穏やかな日が毎日続けばいいのに。そんなふうに思えるのは、仕事をしだしたからなのかな。休日のありがたさが痛いほど身にしみるキタムです。

昼飯時、母親に僕がやっている仕事の一部始終を説明すると、キューピーコーワゴールドを差し出して、これから毎日これを1錠ずつ飲めという。少しでも疲労が取れてくれるならなんでも飲みますよ。

おそらく、日曜は月曜のことを考えてあまりリラックスできないかもしれないので、今日テニスクラブを入れてもらった。といっても、今日もあまり体を動かしたくないのだけど、体を動かしたほうがストレスが軽減することをこの間発見したので、無理にでもテニスクラブに行く。

テニスは絶不調だったけど、気は晴れた。心が疲れているときは、無理やりにでも体を動かそう。

帰ってから、鳥のから揚げの飯を食う。
体重計に乗ってみる。ストレスからか、仕事の大変さからか、順調に体重は減ってきているようだ。
DVD ジェネオン エンタテインメント 2004/11/25 ¥2,500
『地獄の逃避行/バッドランズ』『天国の日々』のたった2本、けれども映画史的傑作を残して、謎の沈黙を続けていた伝説の名匠、テレンス・マリック。その天才監督が20年ぶりに発表したのは、太平洋戦争の激戦地ガダルカナル島が舞台の、生と死の叙情詩だ。
原作は、『大突撃』として映画化もされたジェイムズ・ジョーンズの同名小説だ。ハーバード大で学んだ哲学に、近年はパリで教える側として親しんでいたマリックらしく、戦争への内省的考察を独特のモノローグを多用して描写した。無謀な作戦で死んでゆく兵士たちと、島の人々や自然の豊かな表情、夕暮れどきのマジックアワーの崇高な光などを対置し、神の視点で人間の蛮行をとらえてみせた。ショーン・ペンをはじめ、豪華スターが進んで参加。また、日本兵役で光石研、水上竜士らが出演しているのにも注目だ。
確か『プライベート・ライアン』と同時上映だったと思う。大学時代友人と3人で見にいったわけだが、2人の評価は散々の散々だった。僕はといえば、そこまで酷くないと思った、というよりむしろ良作だと思ったのだけど、確かに冗長な部分は目に付いた。自然と戦争の対比。監督の意図する部分は充分にわかるのだけど、いささか長すぎるかと。もうひとつ。有名スターをちょっとだけ出演させるために無理やりこさえたような人物が出てきて、確かトラボルタだったかな、誰だったかなあ。とにかく、そういった部分が蛇足的に感じてしまった。でも、この映画は、後々残る映画だな。そういう意味では、やはり良作ではあると思うんだけど。

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