読書 『今さらこんなこと他人には聞けない日本語!』
「下駄を預ける」の下駄の行方は?「若干名」はいったい何人?、「新橋色」ってどんな色?、「厚顔無恥」と「鉄面皮」はどっちが恥知らず?、「超える」と「越える」はどう使い分ける?…ああ、日本語って難しい!だから、本書が大活躍。まさに小粒でピリリ!

ええっと、今さらでもなんでもなく、いくらでも聞けると思います。聞いても知ってる人のほうが少ないと思います。といった言葉のほうが多かったです。日本語を正確に使いたいとか、もっと言葉を知りたいとか、言葉のもっと深いところまで知りたいという欲求が僕にはありまして、こういった本を好んで読んだりします。日本語って本当にいいものですね。僕は日本語大好きです。もっともっと知りたいです。とくに語源を辿るのは、深いですな。深い。底無し沼です。
オーストラリアンオープン2006〜第14日(最終日)
ついにきた男子決勝。ちなみに、僕の予想は見事的中しました。なのに、肝心のwowow予想クイズに応募するのを忘れてて、オーストラリアンオープン福袋がもらえない。こんなときに限ってこういうもんなのです。以前同じ番号で買っていたロトシックスも、唯一買わなかったときに一万円あたってましたから。。

男子シングルスF
R・フェデラー 対 M・バグダティス
立ちあがりからバグダティスは全力でプレーしてきて、しかもそれが素晴らしい出来だったもんだから、フェデラー精神的に焦ってミス多し。とにかくバグダティスがすごいテニスをしていたので、このままフェデラー負けるんじゃないかとハラハラした。でも第2セット、厳しい責めを防ぎながらどうにか活路を見出してセットを奪い返したフェデラーは、気持ちも落ち着いたのか、いつもの信じられないプレーに戻って、。第3セットは前の2セットが嘘のようなベーグル(6−0)でとる。この時点で、僕はフェデラーが勝つという安堵に包まれていた。バグダティスは、第4セットの序盤で最初から全力でやったつけが来て足に痙攣を起こした。勝負は決定的となり、僕の予想も初めて男女とも見事に的中。
今回の全豪はフェデラーにとって過去のグランドスラムのうち最も厳しい大会だったといえるんじゃないだろうか。優勝スピーチで泣いていた。でも優勝当然という雰囲気の中、やはりプレッシャーを跳ね除け優勝してしまう彼は並外れている。僕は年間グランドスラムを期待しているのだけど、最大の山となるのが次にあるロランギャロス。赤土のコートでナダルに勝てるか。ここが見所になる。
とにかく、今年もフェデラー時代は続く。
オーストラリアンオープン2006〜第13日
そろそろ、DVDレコーダーのハードディスクが満タンになりそうなので、DVDの方に移す作業をはじめる。ビデオと同じ感覚で、2時間のDVDを3倍の6時間にして録したら、鬼のように画質が悪くなってしまっていて、とてもボールが見づらい。スポーツを録画するのにはビデオテープのほうが適していると友達が言っていたが、身をもって実感。どのくらいならテニスボールを苦痛なく目で追えるかとダビングしながら試行錯誤した結果、どうやら、3時間くらいなら違和感が少なく見れるようだ。それにしても、DVDは3倍録画みたいに時間を延ばすと、これほどまで画像が劣化するとは。。最初ダビングした2枚の分は明らかに失敗。。とほほ。

女子シングルスF
A・モレスモー 対 J・エナン
べつに何の賞金が出るわけではないけれど、僕が最初にしてた有償予想は、モレスモとフェデラー。つまり2人が勝てば予想的中なわけであって、フェデラーはともかく、モレスモーは予想してる人そんなに多くはないはず。僕は彼女に優勝してほしいから毎回懲りずに推してたけど。だから、エナンには悪いけど、モレスモーの応援をした。今日のモレスモーはものすごく調子がよくて、しかもなにか作戦を練ってきたのか、エナンを翻弄していた。なにより、以前は見られた、彼女のメンタルの弱さが今日は見られなかった。これは、やはり去年の年末のチャンピオンシップで優勝したことがきっかけとなってなにか吹っ切れたってことなんじゃないだろうか。もともとグランドスラムのタイトルを数個とっててもおかしくない実力者なのだから、メンタルの部分を克服したのなら、これからぽこぽことってくかもしれない。エナンは、胃かどこかを悪くして、決勝では珍しく棄権という結果に終わった。女子は上位に来る選手が固まっているので、結構予想が立てやすい。でもやっぱり、モレスモは予想している人少なかったろうなあ。やったあ、僕の予想まず女子は的中だあ。
オーストラリアンオープン2006〜12日
なんかセバスチャン・グロージャン戦でキーファーがとんでもないことをやっちゃったらしく(真面目に見てないのでその場面見逃してた)、すっかり悪役になっちゃったキーファー。なんでも大事なポイントのとき、グロージャンがボレーをしようとするときにキーファーが相手のコートにラケットを投げたんだって。そんでグロージャンはミスして、ポイントはキーファーに。ふつう、そんなことになったらグロージャンのほうにポイントがいくはずなんだけど、何故かキーファーにそのままポイントになったらしく、そのせいで今日の入場の際も、歓声がフェデラーの半分。地元紙にはぼこぼこに書かれてるし、折角ここまで勝ちあがって来ってのに、自業自得とはいえ、災難だね。

男子シングルスSF
R・フェデラー 対 N・キーファー
フェデラーに6連敗しているけど、結構いい勝負はしているキーファー。もしかしたらもしかする相手なだけに侮れないわけだけど、何故かダビデンコほどの危機感を僕は感じないので、比較的安心して観戦できた。前戦の実況で久保田アナが、決勝がフェデラーだと言ってしまった後に、訂正してたけど(笑)、僕としてもそうなってほしいのだ。セット1−1になってから、フェデラーは一段とギアを上げてきて、キーファー成す術がなくなってポンポンと敗れちゃった。バグダティスとの決勝は、フェデが普通にやってれば勝てると思う。普通にやってればね。
FOMAっていいのかな
ついに、充電が1日で切れるようになったので、携帯変えるようにしました。FOMAです。
母親の職場にやってくる電話屋さん(?)に携帯を交換してもらうので、金曜の夜まで携帯がなくなります。いつも持っているので、いざ手元にないとなんだか違和感がありますね〜。
ちなみに、一個前のFOMAになると思います。ただです。
でも、今まで使ってたやつよりは確実に便利になるし、たしかパケット定額だよね?携帯でネット見やすくなるといいな。
オーストラリアンオープン2006〜第11日
最近ソファで寝て、朝型起きてベットに移動するという生活になってしまっているが、その生活も準々決勝で深夜放送がなくなることでようやく終焉。オーストラリアは日本とあまり時差がないのでそこんとこ便利。問題は日本でまだあまりテニス人気がないからアナログでは深夜に放送が押しやられてしまうんだよね。
ついに男女ともベスト4が揃い、WOWOWもアナログとデジタルで放送内容が統合され、オーストラリアンオープンも佳境に入ってまいりました。

女子シングルスSF
J・エナン 対 M・シャラポワ
シャラポワは、クライステルスやエナンあたりが壁なのかもな。
なんとなく予想がつくんだよなあ。攻撃力と防御力を兼ね備えた選手とどう戦うか。本格的にマークされだしてから、シャラポンはなかなか決勝にあがれないね。まあ、まだ若いから前途洋洋だけど。
今日はエナンが粘り強くそして攻撃的だったね。エナンが決勝進出。

A・モレスモ 対 K・クライステルス
クライステルス、なんか足を故障しちゃったのかな?実は録画が途中で切れて全部は未見なのだ。でもどうやら、途中でクライステルスが棄権したらしい。決勝はエナンとモレスモかあ。僕の優勝予想はモレスモだったので、勝ってくれ〜!男性的なテニススタイルどうしの戦いになるな。まさしく女子テニス界もパワーテニス。

男子シングルスSF
M・バグダティス 対 D・ナルバンディアン
ナルバンディアンが勝つだろうと思ってたら、バグダティスが勝った。出来は五分と五分で、最終的には、ナルバンディアンにメンタルの脆さが見られた。ってか、ブレークしてもブレークバックされて、う〜ん、やっぱり決勝の意識がちらついたのかな。明日のもう一試合、キーファーとフェデラーどっちが勝ちあがるかは、たぶんフェデラーじゃないかと思うのだけど、フェデラー対バグダティス、う〜ん、見てみたいなあ。バグが勝ったら、早くも世代交替か?なんてなことはならないだろうが。
オーストラリアンオープン2006〜10日
残った選手を見てみるとだね、まあなんだかんだいっても実力実績のある選手が残っているわけですよ。特に女子なんて、ほぼシードが順当に勝ち進んでるわけだし。男子にしても、強いていうならサントロくらいで他の選手は勝ち進んで納得の選手ばかり。サントロにしたって、フェデラーといい試合を全米や前哨戦でしてるわけだから。
まあ、男子の勝ちあがりをして見えてくることは、最近フェデラーを破った、もしくはいい勝負をしたことのある選手が勝ち進んでいるということなんだよね。やっぱり、今の時代はフェデラーが基準なのですよ。

男子シングルスQF
N・キーファー 対 S・グロージャン
僕はグロジャン好きなので、勝つとフェデラーとどっちを応援するかで悩むところ。キーファーは全英や全米でフェデラーといい勝負をしていて、侮れないので、グロージャンが勝ったほうが若干フェデラーとしてはありがたいかも。今回の全豪は、軒並み、パワーとか武器を持ってるというよりも、試合巧者が勝ち進んできている感じがある。総合力を問われる現在のテニスを象徴しているようだ。グロージャンもキーファーも2人とも玄人好みのテニスをする。ただキーファーのテニスは、形がオーソドックスなのでちと面白みにかける。その点グロージャンは、フォアもバックもちょっと個性的。そこが魅力。長い試合になるだろうと思ったら案の定、大接戦になった。最終的にはキーファーに軍配が上がってしまった。うーん、フェデラー、心配だなあ。

R・フェデラー 対 N・ダビデンコ
ダビデンコのフォアがミスしなかったら、ほんとに男子界最強なんじゃないかと思わせるに充分な今日の出来。ラリーだけなら確実にダビデンコがフェデラーを押していた。フェデラーは色んな引出しを持ってるし、なにより今日は若干運がフェデラーに味方したかな。どっちが勝ってもおかしくない試合、過去の対戦成績はフェデラーの5勝0敗だけど、ダビデンコ、リュビチッチと同様昨年1年で鬼の成長を成し遂げて今だ進化中。末おそろしや。もう過去の対戦成績は当てになりません。今日は勝ったけど、今日は昨日よりもさらに危うく感じたぞ。あああ、次のキーファー戦が心配だ。

女子シングルスQF
A・モーレスモ 対 P・シュニーダー
僕が感ずるに、シュニーダーをものすごく強化したのがモーレスモ。似たような球質。つまりスピンを多く使う選手同士。ちなみにシュニーダーは日本人選手2人倒して勝ちあがってきたのでモーレスモを応援。てか、もともと優勝候補にしてるし。やっぱり、似たもの同士だと、実力が如実にあらわれるんかしらんけどモーレスモ圧勝。シュニーダーはオーストラリアの熱さにばて気味やったように見えたね。

K・クライステルス 対 M・ヒンギス
いやいや、まさにヒンギスの正念所とでももうしましょうか。いかなヒンギスといえどもやはり復帰直後にこのクラスに勝つのは難しいでしょうて。やっぱり見るにヒンギスにパワー不足は否めないやね。トップを目指すなら課題はスタミナとパワー、それに尽きる。
ひっそり優勝を望んでもいたけど、やっぱりさすがにそれはなかったね。ヒンギス敗退。でもここまで来たんでも充分驚きやよね。いつかまたグランドスラム制する日も来るかもね。
オーストラリアンオープン2006〜第9日
日本勢はジュニアが頑張っているね。昔はジュニアのグランドスラムで勝ち進む日本人は女子はいたけど、男子ではほとんどいなかったんだけど、今回は錦織君が安定勝ちしていってるね。しかもシードついてるし。女子は森田あゆみ。森田は次期日本のエースなのだから期待通りだけど、気になるのは男子の錦織(とかいてニシコリと読む)君。彼は拠点をアメリカに置いていて、あのクーリエが言うには、彼の年代の中ではもっとも完成されているプレーヤーだそうで、今回どこまで行くかが気になるところ。錦織君と一藤木君は間違いなく日本男子テニス界をしょって立つ存在になるけど、2人とも拠点は海外。錦織君はオールラウンダーで、一藤木君はスパニッシュ系のしこりテニスのストローカーというタイプかな。やはり強くなるには、それなりの施設のあるところでトレーニングせんといかんのかな。逆にいえば、ちゃんとした恵まれた環境でテニスの訓練した日本人は世界に通用する選手になれるってことでもあるよね。ジュニアよ、海外に羽ばたけ〜。

男子シングルスQF
D・ナルバンディアン 対 F・サントーロ
このまえ録り損ねたサントロの試合がようやくまた放送される〜。彼の変則テニスは、一見の価値あり。変則のようで技術の宝庫だし、こういったテニスは見てて面白いテニスはパワーだけじゃないってのが如実にあらわれとる。ただ今回は試合巧者のナルバンディアン。サントロとまではいかないけど、ナルバンディアンもいやらしいテニスをするからね。その上、やはりサントロにはないパワーがあるもんな。サントロワールドに引き込まれずにふんばったナルバンディアンは、第2、第3と、6−0のダブルベーグルでストレート勝ち。せっかくのサントロ戦だったから、もっと接戦になってほしかったというのが正直なところ。でもしょうがないけどナルバンディアンの勝ちは実力からいけば順当。サントロは今年で引退なんかなあ。

M・バグダティス 対 I・リュビチッチ
驚いた。まさかリュビチッチにまで勝ってしまうとはバグダティス。予想は圧倒的にリュビの勝利だと思っていたのに、一体どんな試合だったんだ?見てないけど、バグダティスは、あまりパワーを感じず、ナチュラルなプレーだなあ。見かけに寄らず。

女子シングルスQF
J・エナン 対 L・ダベンポート
これも予想の難しいところ。2人ともパワーあるけど、質が違うからなあ。プレーが好きなのは、エナンだけど、この年までトップを維持し頑張りつづけるダベンポートを見ていると、勝って欲しいと応援してしまう。デビュー当時は、現在のの彼女の姿なんて想像できなかったわけで。まだまだ辞めてほしくないプレーヤーの一人。
でもフルセットの末負けちゃった。エナン安定してるなあ。

M・シャラポワ 対 N・ペトロワ
競技者としてフィジカルはペトロワの方が優ってると思う。だけど、テニスにかけての情熱、というか、メンタルにかけては圧倒的にシャラポワ。テニスはメンタルのスポーツだと言われるけど、2人を分けている要因はやっぱりそこが一番大きな要因なんじゃないかと思う。実力は均衡してるのに、最後の最後のボールに対する終着みたいなもんが、シャラポワを勝者にするんだろうな。
想定内です。
9時半から4時までの楽勝な仕事があるそうで早速電話を入れて行くことにした僕。前にも一度一緒に仕事をした会社なのだけど、今日は派遣会社から僕を入れて二人来るはずだったのに、もう一人が時間になっても現れず、会社の人が切れて派遣会社に電話する。11時半にようやく臨時要因が来てくれた訳だが、それまで僕は二人分の仕事をしたわけでやっぱりそれは能力の限界があって、かなり作業が遅れたことはしょうがないけれども、今日来なくて連絡もいれなかった人はきっと次からは派遣会社から仕事の依頼はこないだろうな。
作業はパチンコの椅子の設置なんだけど、これがよそう以上に時間がかかって、4時終りのはずが7時まで残業いい?っていわれて7時終りのはずが終ったのは結局9時半だった。しかも肝心の椅子の設置の段階で臨時要因が用事があるから変えるとかいいだして一番きつい作業でまた一人欠けたもんだから相当きつかった。
こういうとき僕はこれは筋トレだ、筋肉つくぞしかもお金までもらえる楽しいなあアハハハと思うことにしているので実は苦にならない。
オーストラリアンオープン2006〜第8日
テニスしか見てない(実際はテニスもそんなに見れていない)ので、ホリエモン逮捕のニュースも相当遅く知りました。でっかい会社になると、トップダウンがなかなかうまく行かず結果ボトムアップって形になるんじゃないかな。でも責任はどっちにしろトップが取らなきゃならんから、大企業の社長なんかが務まるのは、よっぽど運の良いスーパーマンだろうなあ。

男子シングルス4R
R・フェデラー 対 T・ハース
オーストラリアンオープンの前哨戦(エキシビジョンだけど)で、フェデラーを破っているハース、その勢いそのままに4回戦まで勝ち進んできた。ということは、ハースはものすごく調子がいいということなんだから、フェデラーももしかしたらもしかするかなって思ってた。始まってみると、フェデラーの怒涛の攻撃で、あっという間に2セットとって、こりゃあフェデラーの楽勝かって展開に驚いていたら、突然フェデラーの調子が狂い出して、あれよあれよというまに2セット落として最終セット。しかもここで放送終了なんて憂き目にあったわけだが、しぶとくネットのライブスコアで成り行きをうかがっていたところ、辛くもフェデラー勝利。フヒー、あぶねえ。どうもフェデラーはドイツ勢に弱いなあ。フェデラーは自分のリズムが狂い出すと、ぽろぽろミスしだすから、そうなると気が気じゃない。これから上は皆強いから、王者といえど気が抜けないぞ〜。

N・ダビデンコ 対 D・ハーバティ
地味だけど、ダビデンコのストロークはもしかしたら、総合力では男子で一番かもしれないなあ。とか最近思う。対するハーバティは、よくわからない選手。見るからに野暮ったいし。日本食大好きだし、ユニフォームは奇抜だし。サービスのトスはむちゃくちゃ高いし。もうちょっとプレイが派手だったら好きになるところなんだけど、どうにも地味なんだよな。気づいたらいつもそれなりに勝ち進んでるけど、やっぱりあんまり注目されないんだよな。でも実は、ダビデンコよりはハーバティのほうが好きだったりする。ダビデンコが勝った〜。。フェデラーにとってはハーバティのほうがやりやすいだろうと思われ。

女子シングルス4R
A・モーレスモ 対 N・バイディソワ
僕が優勝候補に上げているモーレスモ、今回は今んとこ順調に勝ち進んでくれているようで。今回の相手は、やりやすかったのか、作戦で決めてたのか、終始、強打はなく、端から見ると、手を抜いている様に思えるプレーだったけど、その分ミスが少なく、結果モーレスモの圧勝とあいなりました。まあ、モーレスモの場合少しぐらい力抜いても普通の女子の強打くらいの威力は充分にあるわけなんだけど。これより上は、実力が均衡してくるので、モーレスモの問題であるメンタルをどう克服できるかがカギになってきそう。年末に取ったメジャータイトルで何らかの殻を破れているといいんだけど。

M・ヒンギス 対 S・ストーサー
ストーサーはクレバーだけど、クレバーの代名詞はヒンギスなわけで。ちなみにストーサーは地元がオーストラリアなわけで、残った豪州勢ただ一人として、オーストラリア中の注目を一心に浴びていたわけで、当然ヒンギスは完全アウェイ状態。そんななかでもヒンギスはきっちり自分のテニスをしてた。第2セットになると、やはり長年のブランクのせいかスタミナ切れの兆候が見えたわけだけど、なんとかストレート勝ちを収めた。でも、フルセットに持ちこまれてたら危なかったかなあ。
DVD 角川エンタテインメント 2001/04/25 ¥4,935
NYに住む中流家庭の一家のロマンスをミュージカル仕立てで描いた、ウディ・アレン監督作である。
ミュージカルスターはあえて使わず、なんとエドワード・ノートン、ドリュー・バリモア、ゴールディ・ホーン、ティム・ロスらが歌って踊るのだから驚きだ。歌もダンスもお世辞にもウマイとはいえないが、一生懸命な姿が微笑ましく、ぎこちないダンスも楽しい。またウディとジュリア・ロバーツの凸凹カップルのかみあわない会話、出所したばかりのチンピラのロスとお嬢様ドリューの一過性の恋、趣味がボランティアという金持ち夫人のホーンなど、中流家庭の人々の勘違いぶりにアレンらしい毒を盛りつつ、テンポよく笑わせる脚本も見事だ。
三谷幸喜は日本のウディアレンか?とかいうことはどうでも良くて、この作品は往年のミュージカル映画の復活って訳じゃないけど淀川さんがそういうようなことを言ってえらく誉めてた覚えがある。個人的には、やっぱり往年のミュージカル作品群の方がいいなあと思ってしまたりする。といっても往年のミュージカル作品だって星の数ほどあるのだから僕が言ってるのは有名どころの一握りの作品に過ぎないんだろうし、この作品が充分佳作であることには変わりないんだけどね。
オーストラリアンオープン2006〜第7日
昼に起きて、ケーブルのチャンネルがWOWOW3じゃなくてWOWOW1のほうだったので、もしやと思って録画を確認したところ、ぎゃああ、やっぱりまた録画に失敗してる〜!昨日は明らかに予約したからこれはもうケーブル機の方の不具合としかいえん。今回は運が良く、あんまし見たい試合は午前中になかったので、良かったが、べすと16も出揃ってきて、もうこれ以上録画の失敗は出来ないので、これからは夜の3時まで起きて、チャンネル変えてから寝ることにしよう。
ところで、ダバディーガやってるプロに聞く3ポイントレッスンはいいよね。フェデラーがいってた、グリップは厚く握り過ぎないってのはすごい納得。僕も高校の頃はグリグリに厚く握ってたけど、今は若干薄くした。そのほうが逆にボールが厚い当たりになることに気づいたからだ。しかも回転も、実は今の握りのほうがかけやすい。高校の頃にそのことに気づいていればなあ。。。

男子シングルス3R
I・リュビチッチ 対 T・ヨハンソン
う〜ん、地味な対決。逆に玄人好みと言えるかも。ヨハンソンは、2002年の全豪覇者。遅咲きの選手だけど、今やベスト16やベスト8とかの常連になった。一方のリュビチッチも去年一気に飛躍した選手で、僕の中では去年前半の中堅選手という感覚が抜けずに、今日のすごい強くなった彼の姿を見るとまだ違和感を感じてしまう。プレー自体が、2人とも僕にとっては地味なんだよなあ。
はたしてどっちがベスト8に進むのか?僕はリュビチッチだろうって思ってたけど、やっぱりリュビチッチだった。でも競るだろうと思ってたのに競らずにストレートだった。リュビチッチ、強いけど、いまいち華が。。

M・バグダティス 対 A・ロディック
ロディックは今大会調子が良かったので、バグダティスも一蹴するだろうと思ってたけど、やはり今までの相手とは一味違うらしく、こういう相手とやるときのロディックは最近やたら脆くないか?
バグダティスはその顔に似合わず、若いし滑らかなテニスをする。確実にナダルらと共に将来を担うプレーヤーになるだろうけど、今日はその才能をバシバシ見せていた。ロディックが言うところ想定外の切り返しがロディックのリズムを崩していた。ロディックは実は以外にメンタルが弱いかも。強化がフェデラー妥当には必要か。

女子シングルス4R
L・ダベンポート 対 S・クズネツワ
両者とも、ハードヒッター。球筋は違うけど、どちらかというとクズネツワは男子が打つような球ね。でも重さはダベンポート。
ダベンポートは、デビューの頃と比べてすごくスリムになったよね。まだ世界のトップでいられるのは、過酷なトレーニングのお蔭だろうね。ダベンポートはフットワークはあまり良くないように映るけど、体が大きいので、歩数が少なくてすむのかな。ダベンポートの顔を見るにつけ、絶対、ほっぺたの落ちた優しい顔のおばあちゃんになると思う。

M・シャラポワ 対 D・ハンチェコワ
モデル対決なんだって。とくにハンチェコワは、あの細さで良くあんな球が打てるなあと。あの足の細さで、よく何時間も走り回れるなあと。不思議でならんのですよ。プレースタイルからいうと、僕はあまりシャラポワのテニスが好きではないので、個人的には、ハンチェコワを応援したけど、実力からいうと、やはりシャラポワのほうが上だということは見とめざるをえないところで、結果的にはシャラポワの順当勝ち。まあ、3回戦でハンチェコワがセレナを破ったときもまさかと思ったけど、まさかは2度続けてはそう起らないよね。
DVD 東宝 2003/02/21 ¥6,300
戦後まもないころのある日曜日、貧しいサラリーマンの雄造(沼崎勲)は、恋人の昌子(中北千枝子)とデートするが、お互いのポケットの中は、合わせて35 円しかない。その後も憂鬱(ゆううつ)な出来事ばかり続き、すっかりふさぎこんだふたりだが、日比谷公会堂で『未完成交響楽』のコンサートがあることを知り…。
黒澤映画にはめずらしく、市井の平凡な若者たちの姿を描いた青春映画の佳作。決して美男美女とは言えないカップルが、肩寄せながら貧しい状況を乗り切ろうとふるまう姿は、どこか応援したくなる健気さに満ちあふれている。クライマックスで昌子は、映画を観ている我々観客に向かって、画面から懇願する。「どうか私たちに拍手してください!」と。日本映画初の、観客が映画に参加する画期的実験性に満ちた作品。もちろん、そこでは惜しみない拍手をおくるのが正しい鑑賞法である。

黒澤もこういう映画を作るのだね。と、通常の黒澤作品とは、若干趣が違う。う〜ん、小津的?っていうのでもないとは思うけど。戦後の陰鬱な時期が反映されているからか、すごく陰鬱。でもラストに見られる演出は、復興に向かおうとする日本人への希望を描きたかったんだろうと思わせる。この作品の意図は良くわかるのだけれども、あんまし成功しているとはいえないかもなあ。
オーストラリアンオープン2006〜第6日
今日はバイトが入っているので、録画にまかせて僕は80キロ先まで遠出。2時間ほどでバイトが終り、4時間が2時間で終ったけど、往復の時間を合わせると結局4時間くらいにはなるけどね。帰ってから親を実家に送って僕も実家ですき焼きの夕食をたんまり食べてマンションに夜帰ってくる。今回は録画がうまくいっているようで安心。

男子シングルス3R
S・グロージャン 対 G・コリア
コリアは、ハードコート決して得意ではないけど、このコートは、ハードの中では粘着質でクレーコートに似ているため、結構勝ち進んでくる。けれども、今回の相手はグロージャン。今日は、神懸り的に調子が良くて、強打が悉く入ってた。さすがのコリアのフットワークでもこれは苦しい。しかもコリアサービスの調子がすごく悪くて、ダブルフォルトの量産。プロの試合ではすごく珍しい。これはコリアが壊していた肩の影響かな。グロージャン、なんだかんだでベスト16まで勝ち進んでくる辺り、さすがだなあ。

R・フェデラー 対 M・ミルニー
もとダブルスパートナーのミルニーは、フェデラーといつも接戦してるので、ひょっとしたらひょっとするかも?って見始めたけど、フェデラーやっぱり磐石で、今回は接戦になることもなく圧勝。一体だれが彼を止められるのか?フェデラーの次の相手は、前の大会でフェデラーが破れているハースだから、面白い試合になりそう、いや、なってくれないと困る。
うぎゃー!やってしまった〜!
あさ、録画してるからと惰眠をむさぼって昼に起きてDVDを再生したら、変な映画が映ってる。な、なにい?
ひょっとして録画予約を間違えた?もしくはケーブルの視聴予約をし忘れてた?
急いで午前中にあった試合がなんだったのか確認すると、僕が見たくて仕方なかったファブリス・サントロの試合が!なんてこったあ(泣)悔やんでも悔やみきれない。もう忘れよう。

男子シングルス3R
T・ロブレド 対 J・ブレイク
はっきし言ってこのコートだとブレイクのほうが有利だと思ってたら、ロブレドが信じられないほど良いプレーをしていて、ブレイクをストレートで破ってしまった。ロブレドのサーブが210キロとか出てて、ロブレドってそんなに早いサービス打ってたっけ?ブレイクも決して悪いプレイはしてなかったと思うけど、ロブレドが良すぎたようだね。後半、ブレイク転倒して足首ひねった。あれでもう決定的になっちゃった。

A・ロディック 対 J・ベネトー
ベネトーも名前は聞いたことあるけど、見るのが初めてな選手な一人。プレーは、攻撃的でもなく、ただ粘るって感じ?ちょっと前の時代に多くいたようなプレースタイル。こういう選手は相手より先にミスをしちゃったら意味がないわけで、今日のロディックはミスをしなかったから、結果ロディックの圧倒的勝利。ロディックもフェデラー同様調子がいいけど、相手がそんなに強くないので、これからが勝負だと思われ。
DVD 角川エンタテインメント 2002/04/14 ¥4,935
砂丘地帯に昆虫採集にやってきた高校教師(岡田英次)は、その砂の穴の中で暮らす後家(岸田今日子)の家に一夜の宿を借りる。しかし、次々とこぼれ落ちる砂をかきだしているうちに、教師はその穴の中から脱出できなくなっていることに気づき、もがき、そしていつしか後家と情欲で結ばれ、その穴の中に同化していく…。
読売文学賞を受賞した安部公房の観念的小説を原作に、勅使河原宏監督が前衛タッチで手掛けたシュールな人間ドラマの傑作。そこには、文明の囚われ人となった人間への痛烈な風刺が込められている。文字どおり“砂の女”を熱演する名優・岸田の代表作の1本でもある。カンヌ国際映画祭審査員特別賞やキネマ旬報ベスト・テン第1位など国の内外でも高い評価を受けている。

映画5本選べといわれたら、たぶんこれは入ると思います。人間の生とエロティシズムの関連というものが観念的ではあるけど、よく理解できる作品だと思います。その世界観もシュールでありながら、僕に現実にも増すリアルな存在意識を与えてくれます。
余談ですが、かのグレングールドはこの作品を何十回も見たそうです。公務員学校に通っていた頃、法律の先生が、この作品(小説のほうだと思う)は、実存主義の傑作だと言っていました。
皆なにかしら感じるようですね。
大江健三郎がノーベル賞取りましたが、直前で、安部公房が死ななかったら安部公房が取っていたと言われています。
実は、テニス見てるようで見てません。だってじっくり見てたら、ほんとに1日中テレビにかじりつかなきゃならないし、どうせ録画してるんだから、いつでも見ることできるしね〜って、んじゃあ何してるのって、休みの日は1日中寝ています。。

男子シングルス2回戦
J・I・チェラ 対 L・ヒューイット
去年の全豪で、カモンを連発するヒューイットに切れて、サービスをヒューに当てようとしたりヒューに向かってつばを吐いたりしたチェラとの因縁対決。女優と結婚してから、子供も生まれてからテニスではいまいち調子のよくないヒューイットは、今大会も一回戦からフルセットを強いられていたので、危ないなあと思っていたら、チェラに雪辱されてしまった。今日のチェラは切れることもなく脅威的にストロークが入って調子がよかった。ヒューイットは、ヒューイットらしい粘りがいまいち見られないというか、肝心のストロークにミスが多かった。地元だけにショックだろうが、今大会で、今んとこ一番の波瀾といっていいかもしれない。まあ、調子からなんとなくこうなりそうな予想はついていたけどね。

R・フェデラー 対 F・マイヤー
マイヤーは名前はよく聞くけれども、プレーを見るのは初めて。サービスの打ち方が独特で面白いなあって思ったけど、フェデラー相手だと、彼の良さは打ち消される、というか引き出されない、というか。ヒューイットと違って、磐石な強さと安定感で、圧倒的な貫禄でフェデラー勝利。今回は、死角なしか!?
ん?今年はプロが多くニューラケットを使っているなあ。昔のようなスタンダードラケットというものができにくくなっているのだろうか。シャラポワもニューラケット。コリアとかが使ってるのと同種のやつだろうか。目立つのがヨネックス。ナルバンディアンも、ディメンティエワもヒューイットも新しいモデルのラケット使ってるが、使ってる選手が悉く負けたり調子悪かったりしてるんで、イメージ的にはあまりよくないぞ。フェデラーが使いつづける限りはウィルソンのn-six-oneはスタンダードになりえる可能性があるので、個人的に、購入しといて正解かな。使いこなせなきゃ意味ないけどね^^;

男子シングルス2R
D・ナルバンディアン 対 S・バブリンカ
このバブリンカ、侮れない。思いきりのいいプレーをしてくるので、ナルバンディアン、結果だけ見るとそんなに梃子摺ったかんじはしないが、実際は相当苦労してた。個人的見解としては、このバブリンカ、いつかブレークして、トップ選手に加わりそう。

M・バグダティス 対 R・ステパネク
今のテニス界では珍しいスクエアスタンスで薄い握りのクラシカルスタイルなステパネク。服装も顔つきも真面目でその分現代では個性があって面白い。一方のバグダティスは将来を嘱望される若手。キプロス島出身で、応援団が騒がしい。まったく対照的な2人の対戦は激戦。どっちが勝ってもよかったが、結果はステパネクがシードダウン。まあ、このクラスになると誰が勝とうが驚くこともない。てか、時間がなくてまだ二人の試合をじっくりと見ていない。

A・ロディック 対 W・ムーディー
ムーディーは去年のジャパンオープンの優勝者。ということは僕も見ているはずなんだけど記憶にない。てか、ビデオにうつしてるはずなんだけど。うつすだけうつして見てないんだろうな^^;
ロディック、フェデラーと比べたら、やっぱり粗はあるけれど、調子いいようだね。なかなかショットも走ってるよ〜いいよいいよ。
ムーディーはなんだか飲まれちゃってたね。
DVD 松竹 2002/02/21 ¥4,935
ひとりの老人(緒形拳)が何者かに殺害され、ふたりの刑事(丹波哲郎、森田健作)が事件を担当し、日本中をかけめぐる。やがて、その事件の影に若き天才作曲家・和賀英良(加藤剛)の存在が浮かび上がっていく。そして和賀は、交響曲『宿命』を作曲し、自らの指揮・ピアノ演奏でそれを披露しようとしていた…。
松本清張の同名ミステリ小説を原作に、松竹の巨匠・野村芳太郎監督が壮大なスケールで映画化したヒューマン社会派サスペンス巨編。ドラマの後半は交響曲『宿命』と日本の四季折々の風景をバックに、事件の謎解きとともに、父と子の逃れられない宿命の絆が浮き彫りにされていき、これでもかと言わんばかりに観客の涙腺を刺激する。
豪華キャストもそれぞれ柄に合った好演をみせてくれているが、特に丹波哲郎の貫禄に満ちた名演は忘れ難い。日本映画が、日本映画だからこそなしえた、日本映画ならではの奇跡のような大傑作。

この映画のすごさを真に理解するためには、過去の日本のハンセン病に対する歴史を理解してないと、ただ見るだけじゃ、事件の核心に触れることはできんだろうし。ちなみに、僕はあまりこれをみるまでハンセン氏病についてよく知ってなかったわけだが、これを見た後、人間ドキュメントやのなんやので、その過去を知るにいたり、この映画を見直したんだよね。中井くんがちょっと前にリメイクしてたっけ、そっちは見ていないけど。日本のおろかな歴史が、名作を生み出すという皮肉。
昨日の波乱らしい波乱はといえば、女子でV・ウィリアムズとE・ディメンティエワが破れたこと。男子ではT・デントとF・ゴンザレスが破れたことくらいかな。ゴンザレスの試合みたかったのになあ。
あ、そうそう、今年の全豪、優勝者予想。男子はフェデラー、女子は懲りずにモーレスモ。そろそろモーレスモにグランドスラムのタイトルを取らせてあげたいからさ。

男子シングルス1R
S・グロージャン 対 M・フィリポーシス
セバスチャン・グロージャンはジュニアの頃から応援してる選手で、彼の独特のバックハンドが好きなのだけどどうしても、ひとつ抜けきれない。このままじゃあ、試合後者の中堅で終っちゃうぞ。ビックタイトルひとつくらい取ればなあ。これは、ナルバンディアンにも言える事だけど。フィリポーシスも、出たときは最先端だったあのプレーに、今や回りが追いつき追い越しといった感じでフィリポが特別攻撃的に見えなくなってる。故障とかなんとか、停滞してるけど、しぶとく復活を目指してる。でも以前のような位置を占めるのはかなり厳しいかな。ポテンシャルはあるけれども、フィリポももう若手じゃないからなあ。グロージャンにストレート負け喫している姿なんかを見ると、テニスの変化は早いなあと。セブは、やっぱりベスト8くらいまでは行けてもそれ以上はどうだろうという所ですな。

T・ハース 対 R・ガスケ
こんな試合が一回戦から見られるなんて。ハースは現在絶好調で、先週の大会でフェデラーを下してる。一方、ガスケは、まだまだ伸びざかり。粗がある。素晴らしい才能はあるけれど、彼のよさが一番引き出されるのはやっぱりクレーコート。ここリバンドエースも球足は遅いからそれなりにあってるんだろうけど、プレーを見てみると、やっぱり、クレーの戦い方なんだよなあ。戦術的な面で、もう少し多彩になったならハードでは、ナダルよりもしっくり来るんじゃないかな。ハードでは、もっと前でボールの上がりばなを叩くようにならないと苦しいかなあと思う。ハースのストレート勝ち。まあ、ハースなんかは、バリバリのハードコーターだから。

女子シングルス1R
M・ヒンギス 対 V・ズボナレバ
ヒンギスが3年ぶりに復活!
体感的(笑)にはそれ以上に感じる。というのは、ここ数年で、テニス自体がすごい変化しちゃって、ものすごいフィジカルを要求するようになってしまったから。それが昨今のテニス人気復興に役立ってるし、見てる分には面白いけれど、やってるほうはしんどいわな。
ヒンギスが引退した頃は、ちょうどその端境期くらいだった。ヒンギスは、台頭してくる若手のパワーに押される形で、テニス以外の場所に行ってしまったわけで、もう復帰はないって言ってたのにどうした風の吹き回しか、でも今の時代にまたヒンギスが戻ってきてくれたのは、僕としてはうれしい限り。優勝候補はモレスモにしてるけど、ヒンギスが優勝するものならしてほしいとも思う。まあ、まずはありえないだろうな。今のパワーテニスにどこまでヒンギスのテニスが通じるか。今日のズボナレバは格好の対戦相手と言える。いざ観戦してみると、ヒンギスのサービスはやはり今の時代では不安に思えるものの、その技の多彩さはさすが。速さが目立つ現在のテニスで、球筋の長短だけでなく、高低も使ってくるヒンギスのテニスは、見ていて、飽きない。非常に面白い。パワーと技術、その対比がこの試合に象徴されているかのようだった。ヒンギスのボールは、今の時代では、普通に打ってもムーンボールに見えてしまう。過去のサンチェスみたいな感じに見える。もちろんサンチェスよりもヒンギスのほうがもっとクレバーだけど。ヒンギスが強打ししてもバイディソバの普通の球よりも弱いのだけど、どれでも、多彩な技で相手を翻弄して圧勝してしまう辺り、やはりテニスというのは戦術のスポーツなのだなあと思う。バイディソバクラスに余裕で勝てるということは、トップ10には復帰できそう。それ以上はどうだろう?ただ確実に女子テニスにまた新しい風を吹きこんでくれるだろうな。なによりも、プレー中の楽しそうなヒンギスの顔が印象的だった。

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