朝早く起きて行こうと思ったけど、三人とも結構疲れが疲れが溜まっていたせいか、ゆっくり眠ってマイペースで仕度した。朝食は、今朝は抑え気味に二杯たべる。

三千院は山の中だから、やっぱ寒くて、どうしても動きが鈍くなるのねん。僕ちなみに僕たちが泊まった旅館は結構芸能人がきていみたいだけど、サイン色紙が読めなくて、かろうじて峰竜太が来てたのがわかったくらいだった。
僕たちが旅館を出ると、もうすでにかなりの観光客がタクシーで押し寄せていて、すごい渋滞模様だった。僕たちは徒歩だったのでその中を掻い潜って三千院まで行った。
僕が前に行ったときは冬で、三千院は一面雪化粧で、樹から積もった雪が間歇的にボトッボトッと落ちててとても神秘的で美しかった。
今回は雪景色じゃない三千院。これもまたなかなか風情があっていい。
人が多いとはいうが、おそらく午後にはこんな比じゃなく人でごった返すはずだから、この時間に来て正解だったと思う。それでももう一時間早起きしてたらもっとゆっくり見れただろうけどね。
僕は前に見ているので、シャカシャカ歩いてたら、ばあちゃんたちをはぐれてしまって、僕はもう外に出たと思って、三千院をでたら、祖母と母はトイレに行ってたらしく中でまだ景色を見てた。僕は外で、三千院名物のしょっぱいお茶を飲みながら待つことになっちゃった。婆ちゃんも母ちゃんも、トイレが多いのだ。

三千院
景色
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3.http://www.shashinka.net/is.php?i=153175&;
4.http://www.shashinka.net/is.php?i=153177&;

童地蔵
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三千院は案外早く廻ってしまった。外に出ると、もうものすごい人だかりになってた。出た所にたくさん土産物屋があったので、母がなんか漬物みたいなお土産買ってた。

それから、近くの寺を廻ろうと、「実光院」に行く。実はよく覚えてないんだけど、^^;小さくて落ち着いた小さい庭園だったかな。茶菓子が配られて、お抹茶飲んだかもしれない。
正直、この三千院近辺の寺は抹茶を出すところが多くて、いささか抹茶飽きしてしまう。

まっすぐに来た道と逆方向に進んでいくと、突き当たりに、「勝林院」がある。ここ、以前雪が降っているときに行ったら地面がぐちょぐちょで脚の踏み場がなくって、苦労して本尊までたどり着いたけど、お祈り以外特に見る所がなかったという思い出の寺なので、今回は拝観料を払ってまで中に入ることは無いということで、概観を見ただけで素通りする。

勝林院を左に曲がって少し進むと又突き当たりに「法泉院」がある。ここは拝観した。そして又抹茶をいただく。げぷ。
ここで驚いたのは、伏見城の遺構を弔った血天井。天井に人の顔や手、兜とかのシミがある。単なる木の染みを見立ててるわけじゃなくて、本当に戦乱で、人が流した血が痕となって残っているのだ。ここのほか三ヶ所に分けて、この床は天井に配して残されているんだとか。人が多すぎて、じっくり見る機会がなかったけど、今度又来たときにゆっくり見てみたい。

ここをまわり終えてもまだ午前中。来た道を引き返して、タクシーを拾って、そのまま「大徳寺」に向かう。
今度は、大徳寺まで3000円ちょっと。行きの約半分で済んだ。込んでると込んでないとで三千院から、こんなに値段が違うのだ。

大徳治はものすごくでかくて、到底全部見れる規模じゃない。ぐるっと回りながら、どこを見るかを決めていかなきゃならない。
手ごろに入れるところがあったので、龍源院に入る。ここは石庭だね。今日は雲ひとつない快晴なので、庭が映える。ところで、ちょっといた雑学。ここの庭だったか忘れたけど、多羅葉という葉っぱが生えていて、昔の人はその葉っぱに文字を刻んで手紙代わりにしてた。この葉っぱは裏側が肉厚で傷つけると汁が出て、固まって、文字が残るようになってるんだって。それが、葉書の語源になったんだって。

龍源院
石庭) 
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龍源院をでて歩いていると、ふと、大友宗麟という名前が横切る。
大友宗麟といえばわが地元大分の大名ではないか!こんなところで見かけるとは〜!ご本尊ここだったのかって、母が飛びついて、ここは是非とも拝観しようということに。
表の庭自体はさっき見た龍源院と何ら変わることはなかったんだけど、裏の庭がキリシタンだった大友宗麟らしくて、仏教に帰依したくせに、キリスト風味で、ばれないように、斜めにして、石を十字にこっそり配置してた。そういえば、大友宗麟、最近マツケンがドラマで主演はってなかったっけ?
随心院は、小野小町ゆかりの寺らしい。でも僕小野小町ってどんな人なのか知らなかったりする。
話によると数々の天皇の愛人だとかなんだとか。
本当か嘘かは知らんけど小野小町は100歳まで生きたんだって。卒塔婆小町坐像ってのがあって、ふっくりした尼さん。なのだけど、これが100歳のときの小野小町の像なのだそうで、一瞬見た目男に見えた。でもよく見ると女ってわかる。それにして当時の寿命って50くらいでしょう。女性に至っては40くらいが平均寿命だったそうで、そうなると100歳って、今で考えると200歳くらいまで生きたってことになるじゃねえ??びっくり。
小野小町が化粧をした井戸っていうのがあって、見てみたけど、今では水溜りみたいで、とてもここで顔を洗う気にはならない。昔は清水湧き出る綺麗な井戸だったんだろうけど。

結構、歩いたので、婆ちゃんが歩くのめんどくさがって来たから、「醍醐寺」まで歩いていけないこともないけど、タクシーをつかまえて、乗っていく。
醍醐寺はかなりの人でにぎわってた。かなりでかい。まずはどこを見ようかときょろきょろしていると、母が目ざとく特別展示、という立掛けを見つけ、まずは国宝を特別公開している霊宝館に行くことになった。母親は国宝に目がないのだ。
建物の中は近代的で、建築物を見せるわけではなく、展示場みたいになってた。色々な古文書が並んでる。字がうまいことで有名な空海の書跡を見るが、どこがどうほかの人よりうまいのか僕には判別不能。
国宝は薬師如来像で、たいそうでかくて、国宝って感じだった。でも重要文化財と国宝ってあるけど、国宝のほうが貴重みたいだけど、その区別は何を基準にされてるんだろう?

霊宝館を出て、次は三宝院を拝観する。秀吉が作ったんだて。
庭を見ていると、ひょうたんの形をした植え込みがあった。ひょうたんに、杯、おつまみを見立てた植え込みがあって面白い。庭も、でかかった。

醍醐寺の締めくくりは五重塔。母親は五重塔に目がないのだ。でも、どこの五重塔もあんまりかわり映えしない。

婆ちゃんよく歩いたから、ここらで休憩と、醍醐寺の入り口付近にある雨月茶屋でお茶菓子を食べる。
婆ちゃんよろけてコップを床に落としてしまい割ってしまうが店員がいい人で弁償せずにすんだ。ってこれ当然かな?

時間はまだ午後4時ごろだけど、早めに観光を切り上げて、タクシーで旅館のある三千院方面に行く。明日は三千院観光なのだ。今の季節三千院は人が多いので、朝早くいけるように三千院のところに宿を取った。
タクシーで大体6千円かかった。観光シーズンだから、車込んでて仕方ないやね。

宿は三千院道という旅館。ついてしばらくゆっくりしてから、夕食。夕食は地鶏のすき焼き。丸ごと一匹の地鶏が使われていて、内臓から中途半端な卵のなりかけとかもある。婆ちゃんはほとんど地鶏を食わないから、三人分だけど、実質2人分みたいなもの。残すのはもったいないから一生懸命食べたけど、胃が重い。昨日懐石食って、朝も三杯食って、夜もこんなに食ったら、さすがに胃が疲れてきた。明日は精進料理なので、いい胃休めになってくれるといいな。

三千院の夜のライトアップを見に行くはずだったけど、あんまり外が寒いのと、疲れていたのとで、取りやめにして、ゆっくり露天風呂に使って疲れを癒した。
疲れてすぐに寝入ったと思ったら、途中で起きた。眠れない眠れない。って隣からすごい音。

母がいびきかいてる。うひーうるさくて眠れたもんじゃない。すごい音だあ。って、実は母、今はやりの無呼吸症候群の兆候があって、こんまえ病院に行ったばかり。昔は全然いびきなんて掻かなかったのに、やっぱり年をとると共に喉の筋肉が衰え、仰向けに眠ると、喉の筋肉の圧迫でいびきがでてしまうのだ。しかも母は更年期障害で五十肩なもんだか、肩が痛くて横には眠れない。だから仰向けに眠るしかないのだ。いびきを掻くときは母は睡眠薬を飲んでいるときが多くて、飲んでないときはこんなにいびきは掻かない。
母は気持ちよく眠っているので、起こすのも忍びないと思って耐えていたら、今度は、祖母がうう〜んとうなりだした。と思ったら起きだして胃が痛いとか何とかで胃薬を飲む。一度起きてしまった僕たちは母のいびきがある限り眠ることは不可能と判断し、母をやむなく起こす。
母、自分がそんなにいびきをかいていたことに驚く。なるたけ睡眠薬は飲まないようにしましょうね。
ちなみに僕はいまんとこ死んだように眠ることで有名で、いびきなんて、生まれてこのかた掻いたことないんじゃないかな。

母がふたたび寝入る前にどうにか寝付いて、無事に朝起きる。でもねもい。。。
朝食は、やたらと漬物系が多くて味が濃いもんだから、ご飯が進みまくって三杯も食べちゃった。ゲップ。僕は朝一番食べる人なの。

今日はどこ行くって、予定聞いたら、まず「東福寺」。タクシー呼んでもらって、レッツラゴー。
朝早く出たのに、東福寺は鬼の人ごみ。これは昨日の比ではない。
何組ものツアーの人が重なって、これじゃあ朝早く出た意味ないじゃんよ〜^^;
東福寺は、前回京都にきたときも来たのであって、あの時は人なんてとんといなくて景色見放題だったのに、シーズンだとこんなにも多いのね。一歩進むのにも一苦労だよ。景色は、人さえいなければさぞや綺麗なんだろうなあというのはわかるが、人ごみが嫌いな僕はあんまり楽しめなかった。まあ、前回思いっきり景色堪能したからいいんだけどね。
婆ちゃんも、人ごみが嫌いだから、あんまり詳しく見るのめんどくさがってそそくさと退散。門の外に、テンガロンハットをかぶった犬がいてとても可愛く、衆目を集めていた。

東福寺
紅葉
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苔の繁茂する地面
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門の外にいたテンガロン犬
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東福寺をでて、すぐその周辺にある「霊雲院」。
一気に人が少なくなって、人心地ついた。石庭がすばらしくてしばらくボーっと休憩した。こういう小さいところは、みんな見ないんだね。僕だったら天気のいい日だったら一日でもいたいけどな。

いささか人間疲れした僕たちは、次は、京都の友人が教えてくれたちょっとマイナーな地元の人お勧めの穴場「観修寺」。
ほんとは6月に蓮の花が咲いて見頃らしいけど、とにかくここは、よほどの京都好きしかこないから、人が少なくて、ゆっくりと見て回れた。京都はやっぱりこのくらいゆっくりした時間の流れで見るのが一番いいよね。ところで、ここの名前、かんしゅうじ、と思ってたら、かじゅうじ、とも読むらしいね。面白いなあ。
お坊さんの像が立ってて、西行さんか空海さんのどっちかだと思うけど、その周りに石が88個置いてある。そこに番号が振ってあって、順番に踏んで歩くと四国の遍路を廻って歩いたのと同じことなんだって。そんな簡単なことで遍路を果たさせたら本当に四国を歩き遍路してる人に失礼だろ〜なんて思いながら、僕もちゃっかり踏んで歩いたんだけどね。でも、いつかほんとに四国遍路を行脚したいなあ。

観修寺
紅葉
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木漏れ日の風景
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観修寺の周りは田舎でタクシーが拾えそうもないので、「随心院」まで歩いていくことにする。僕と母だけなら全然オッケーなのだけど、婆ちゃんをそんなに歩かせることはちと心配ではあるんだよね。年齢に比すればすんごい元気なほうだとは思うけれどもさ。

婆ちゃんの歩調に合わせつつ、段差を注意しつつ歩くと、意外に距離以上に体力を使う。その内に腹が減ってきた。婆ちゃんも同じくらしく、なんだかフラフラしてる。母親だけ先にとことこ歩いて、道があってるか確認。
腹減りも限界なので、とぼとぼどうにか随心院の前まで歩いて、そこにある萬寿亭という蕎麦屋で昼食を取る。
まずは溜まりに溜まった膀胱を空にして、京都名物にしん蕎麦を注文。にしん蕎麦は、なんとなく予想してたとおりの味だった。思ったより量が多くて、腹減ってたくせに食い終ったら腹いっぱいになった。何だかんだで、朝飯の三杯もこたえてたのかもしれない。 
時間も5時になんなんとして、そろそろ祇園の花見小路で舞妓、芸妓の通るとこらで写真をかまえとかんと。

今日は土曜なんで、やたらと人が多いし、競馬の馬券売り場がこんな狭い道にあるもんだから尋常ならぬ人ごみ。
舞妓、芸妓さん目当ての観光客もタクシーで大挙して押し寄せるから、花見小路の景観ももはや風情なんてものも希薄で、できれば花見小路に車の乗り入れだけは勘弁して欲しいなあというのが一観光客としての僕の希望なんです、市役所の皆さん。

僕たちはホテルに6時チェックインなので、せいぜい見れて5時半まで。ほんとのほんとは、それ以降から多く見れだすらしいけど、しょうがない。立って待つこと20分くらいそれでも4人の舞妓さんが通った。
でも最初の2人は、ツンとして早足ですぐに角を曲がり、観光客に写真をとらせる暇を与えない。笑顔ひとつ振り撒かないその姿がなんだか気品が合って神秘的。僕は結局シャッターチャンスを逃し、背中から写せただけだった。
もうそろそろホテルに行こうかと思った矢先、二人連れの白粉の舞妓さん発見。これはチャンスとシャッター構えたら、今度は自分がよい写真を意識しすぎてシャッターチャンスを逃してしまい、またまた後姿からになっちゃった^^;この二人連れの舞妓さん、2人で見詰め合って、笑ったり、走ったりしてて、ちょっと舞妓さんっぽくなかった。
これは後日談だけど、花見小路には、観光客は舞妓さんに扮装した偽者がよおけ出没するらしく、タクシーの運ちゃんに言わせると、最期の二人連れの舞妓さんはまず間違いなく観光客がお店で扮装させてもらった偽者なのだそうだ。舞妓さんって、プライドが高くて、まず人前で笑わない。ツンとして、京都の人が見たらすぐにわかるみたい。そういえば、最初の2人の舞妓さんはすごく雰囲気が合った。
最期の二人連れは、向き合ってニコニコ笑ったり、あまつさえ話したりしながら道を歩いてた。しかも走ってたし。。。
うまく撮れなくてチキショー!って悔しがってたけど、なあんだ偽者かあ、って拍子抜け。次からはだまされまいぞ!

舞妓さんの後姿
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偽者の舞妓さんの2人連れ後姿
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うまい具合にタクシーが捉まって、旅館こうろへ。結構渋滞で、細い道くるくる廻ったので、タクシー代いてるかと思ったら、1000円以内で収まった。京都のタクシーって安いねえ。
実は一ヶ月前にホテル探しという無謀なことしてたんだけど、ここは偶然キャンセルが出て、一部屋空いて滑り込めたのだ。
次からは、観光シーズンはせめて3ヶ月前に予約しないと京都の場合は苦しいね。
旅館は少々高めだったけど、そこしかあいてなかったので、仕方ないや。夜は、豪華な懐石料理。料理は高いだけあっておいしかった。でも旅館は少々寂れてた。聞くと、もともとは修学旅行生用の宿だったのが、あんまりにもマナーが悪くて荒らされたもんだから、一般客用になった旅館なんだそうな。

夕食食べて、その後、僕は京都の友人と会う約束をしていたので、ひとっ風呂浴びてからすぐに山科のほうへ地下鉄で向かう。
その友人は、同じ強迫の自助サークルで知り合った人だ。わざわざ仕事が忙しいのに、会ってくれた。その人には、今回の旅行で色々とアドバイスをもらって助けてもらったのでとても感謝してる。
できるだけ話す時間を確保したかったので、駅の隣のスタバでチャイを飲みながら、久し振りの再会を楽しんだ。でも話してる途中で、おじさんたちの集団が隣に陣取って、大声で盛り上がりだしたので、話し声が聞き取りづらくなって、なかなか会話をするのも大変になってきたから、席を移動したら、おじさんたち移動したすぐ後に店を出て行って、なんじゃい、せっかく移動したのに。
とにかく、おじさんたちの話し声のおかげでずいぶん時間が削られてしまった><。
でも、久し振りにその友人と話せてよかった。

深夜11時半位の最終に近い地下鉄に乗って旅館に帰ると、母親と祖母はもう寝てた。僕もすぐに就寝。昨日あんまり寝てないし、今日も結構疲れたもんね。
今日から祖母と母親と僕で京都旅行。

婆ちゃんが、元気に歩けるうちに色んなところに旅行しておきたいと、毎月、年金を使って旅行に行きだした。僕と母がその御供。
今まで年金は父親のパチンコ代の小遣いとして消えてたけど、ついに婆ちゃんも愛想が尽きて、パチンコ代を渡すのを止め、自分の楽しみに使い出した。僕としては只で旅行に預かれるのでうれしいし、婆ちゃん孝行でもある。
ただ、小遣いを渡されなくなったはずの父は未だに毎日パチンコにいってるから、確実に借金をしていることになる。そして、尻拭いは、母と祖母にやらせる気なのだろうと考えると情けない極みなので、そんなこと考えずに、旅行を楽しむことにしようっと。

僕は飛行機ってのが苦手で、というか、全般的に一発で死ぬ危険のあることは総じて嫌いで、いかに友達から飛行機のほうが自動車よりも安全だといわれても、できるだけ飛行機は利用しなかった。だから今まで、極力移動手段は、ちゃりんこか、はたまた電車。東京まで大分から電車で行ったくらいだから。
でも今回の旅行は僕一人ではないので、そんなわがままも許されず、婆ちゃんが平気で飛行機に乗るのに現代っ子の僕が飛行機イヤンイヤンなどというのも甚だ面目が立たず、至って気にしてないよって顔して搭乗した。
アハハと笑いながらしきりに「ここで落ちたりして」なんて言葉をギャグよろしく繰り返すのは、僕のヘタレな深層心理の裏返し。
でも飛行機って飛んでみるとほんとに落ちる気がしないくらいに静かだね。
ほんの45分で、大分から大阪までついちゃったよ〜ん。って飛行機に酔った。耳がきーんってする。これは飛行機特有のデメリット。

今日は早起きしなきゃならなかったから京都につくまでのバスは爆睡。
駅についたら、まずはキャリーサービスで、荷物をホテルに送り、僕たちは早速観光にレッツラゴー。

の前に腹が減ったので、昼飯を食おうと駅ビルの食堂街へ行くと鬼のようなひとひと人の洪水がどこもかしこもの食いもの屋に大挙して押し寄せ、まさに飢餓道に落ち込んだ餓鬼たちが蛆のわく水溜りを貪るかのごとく。これどっかからの受け売りね。

結局10回までエスカレーターで登ったのに四階まで降りて、かろうじてあいてた喫茶店でビーフカレーを流し込む。量ほどほどだけど、960円、たけえ。

婆ちゃんはもう齢80超えてるし、そんなにチョコチョコ色んなところを回れるわけもなく、初日は、京都駅近くの観光地を廻ることにして、徒歩にして駅から10分くらいのとこにある「渉成園」に向かう。途中に和定食屋があって、余裕では入れるらしき様相を呈していたので、わざわざ混雑きわまる駅内で飯屋を探さずに外で探したほうが歩き回らずに食物にありつけたことを今更ながら気づいてももう飯食った後で後悔してもしょうがないけど後悔した。

程なく歩いて渉成園につく。ここは池のある庭園で、紅葉も拝めるけど、あんまり色栄えがよくない。今年は紅葉が少し遅れているみたい。
天気もよくて、庭自体はなかなかいい感じ。記念写真をとりつつのんびりと歩く。この旅行の目標はせいぜい一日2、3寺を廻るくらい。道すがら石に座って読書に耽る文学青年。ああ、一人なら僕もするのにな。

渉成園
庭園
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すぐに廻るかと思われた庭ものんびり廻ればそれなりに時間を食うもので、もう2時30分くらい。

すぐ隣の「東本願寺」に行く。正直ここは僕は何回も見てるんだけどね。なんかすごい工事してて、外観がすっかり覆われてて風情もなんもない。本堂で御参りしたいしたいということで、拝観料払ってとことこ中を見て歩く。それにしても一つ一つがでかい。瓦や、柱。特に柱、尋常なでかさじゃない。これを新潟らへんから運んできたらしい。昔の人ってすごい。本堂は、なんか垂れ幕がかかってて中見えなかった。充分ご縁って15円の小銭投げ入れて、姿が見えないご本尊にお祈り。僕御香の匂いって好きなんだよね。落ち着く〜。大の字になって寝そべりたい衝動を必死に抑えながら、外に出る。

冬は大体のところが4時ごろ拝観を終了するので、ホテルのチャックインまでどうしようってことになって、そんなら、祇園の花見小路にいって芸妓さんを見ようじゃないかとタクシーで祇園へ。って人多すぎ。細い路地に人と車がわんさか。息が詰まるう。芸妓さんが現れるのは5時をこえてから。
ということで、近くの「建仁寺」を見て時間を潰すことに。もう拝観時間は超えてたけど、入れた。日本最古の禅宗の本山寺院らしい。よくわからんけど。
廊下に、窓があって、その窓が額縁みたいになってて、外の庭園がそこから見えてる。景色が一枚の絵画に見立てられてる。なんか、面白いよね。建仁寺で有名なのが、法堂にある双龍図。天井一面に描かれたその絵は壮観だった。確か学校の教科書とかにものってなかったっけ?

建仁寺
庭園
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窓越しの庭園
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双龍図)。。写り悪いけど^^;
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湯布院で温泉

2004年9月25日 旅行
ばあちゃんのお誘いで、父親と、ばあちゃんと、湯布院の旅館へ一泊旅行。

ばあちゃんお勧めの離れ屋。個室に温泉もついてる。
あいにくながら、湯布院は曇りで、観光は、もうめんどくさいということで、旅館に着いたら早速温泉。

一時間くらい入ってたら、疲れた。温泉って入りすぎると疲れるんだよね。

ほんで、夕食まで、僕は旅館のロビーで優雅に読書、勉強。やってることは家にいるときと変わんないけど、気分はちょっとだけのんびりしてるかな。

夕食は、ばあちゃんはも父も好き嫌いが多く、僕のほうに色んなものが回ってくる。結局僕はばあちゃんと父の分も含めて二人分くらい食う羽目に。最近高級料理づいている僕。カロリーが気になっていたが、もうあきらめた。おいしいものはひたすら食おう。後のことは考えまい。

夜は、父がテレビ見てて眠れない。耳栓しても光が気になって眠れない。父にテレビを消してくれっていったら、「贅沢じゃ」なんていってんの。
もう父と一緒の部屋には泊まりたくないよ〜。

しょうがないから久し振りにデパスを服用し、強制就寝。
暑い暑い、冷房つけて寒い寒い。

早めに寝ようと思ってたのに、なかなか寝付けず、そういえばデパスもってくるの忘れたってな話で、テレビで「乱歩の幻」って番組やってて、敬愛する荒俣宏と、美和あきひろっちが対談なんかをしてて、非常に面白すぎてついつい見入ってしまったが運のつき。
彼らが織り成すめくるめく乱歩会話に僕の想像は例えるに三昧鏡の境地。ああ、乱歩になりたい乱歩になりたい。やっぱり乱歩みたいに一日物置にこもらなきゃ駄目なのかなあ?なんてね。

ホテルで眠れないのは僕の体質。枕が違うから。僕は幾度もトイレにおきてでた分をまた補給したらまた催して、しまいにゃ耳元で蚊がブーンなんて、相変わらず僕は前日寝てないのに、眠気はこずに、まったく睡魔って奴は呼んでないときにゃひょこひょこ顔を出すくせにほんに必要なときは現れん。あっ!だから悪魔なのか!目から鼻くそ、いや、ウロコ。

どうにかレムな睡眠だけは確保して、朝は爽快にはいかないが朝げは残さず食べてお会計の時点で社会の窓が全開なことに気づき、わいせつ物過失陳列罪なんてあるの?って店のおばちゃんに聞くこともまかりならずそそくさと一歩でるとそこはもう炎天下じんわり汗か噴出し、醗酵してすっぱいにおいがそんなに早くはしてこないって。

市役所まで行くと背広姿の受験生を2人発見して、およよ?ひょっとして背広じゃないといかんかった?こちかめ、いや、こちとらワラジにTシャツなんてラフなお仕着せ、内心どきどき、会場はむしろ私服のほうが多く形勢逆転、背広は暑いでしょうにやり( ̄ー ̄)。

と思ったが、会場は冷房効かしてるにもかかわらず死ぬほど暑くて、こりゃあ辛抱たまらんぜよ、って、あー腹減った。さっき食ったばっかじゃん!胃だけは元気な僕は、ジュース買っとくのも忘れて気もそぞろ、遠くなる意識をどうにか試験に縛り付けどうにか終らしましたよ。

さあて、後は帰るだけ。
じつはここ受けたもう一つの目的、ある大学で生き別れた(表現変)親友も受けてるかもと思って会えやしないかと思って結局会えなくてあー縁なかった(あえなかった)なってその子は男でっせ。

という題さえなければ柳井市の日記だと誰も気づかないであろう二日目の柳井市についての日記。
カテゴリーは旅行でいいのか?
山口県の柳井市は、小さな小さな観光地。白壁通りが気に入って、九州からはるばる市役所受けに出発。
え?地元有利?確かに、一次のペーパー受かっても二次の面接で「君なんでうち受けようと思ったの?」なんて聞かれて、「ハイ、柳井が好きだからです」ってだけじゃあインパクトがないやねえ。「はい、神からの啓示がありまして」とか、「阿弥陀くじで受けるとこ決めました」なんていったらどうだろう。落ちます。

柳井には大学時代に一度行って、のどかでノスタルジックな雰囲気に、ああ、ここに住みたいなんて思ったところ、ホテルについたらまず観光だって、まずはホテル探し、ネットで予約した=新しいって勝手な方程式が見事に崩れて、外観からして年代ものなビジネスホテル。よく考えたら、いまどきの新しいホテルの名前に「ビジネス」なんてつけるとこないよなあ、察しろ自分。

さてこのホテル、管理人から従業員まで全員がご高齢の方々で、お湯を入れたポットをおばあちゃんが各部屋ごとに配って回っていたりして、なんだか人情味があるが、何しろ古くて、部屋に冷蔵庫がついてなくて、電話はダイヤル式だったり。建物も人物も年季が入っておる。

腹が減っては観光ができないので、まずは、ホテル一階にあるこれまた年季の入った食堂でうな丼をかっ込んでいざや行かん。

実は僕、山口までわらじで来たの。去年まで夏は常にセッタ。今年は更に進化してわらじなのだ。
道を歩いていると、工事現場で働いているおじいちゃんが、じっとこっちを見て、「わらじはいとるんけ?」と聞いてきた。
おおお!やったやった。僕がわらじをはいている理由の一つ、こういって突っ込んでもらうことなのだ(感動)!
こうやって、僕がわらじを履いている事で、世代の離れた人と、そして、僕が英語でテロ反対のTシャツを着ていることでアメリカ人と交流ができるわけなのだ。僕は、流行ファッションには疎いけど、こういったねたにはこだわったりする。大体いつも、わらじに、けつの片ポケットには、文庫本突っ込んでるのが夏の僕のスタイル。たったこんだけなのだけど、、結構独特な風貌に見えるようで、前に行った京都では、会った友達に「キタム君、旅人って感じやね」ていわれた。そん時は、この服装に加えて、金田一みたいな帽子かぶってたけどね。
閑話休題。
僕は「ええ、そうですよ」とわらじをじっくり見せる。
じいちゃん、関心しきりに「わしらが、小さいころはみんな履いとったけんどものう」なんて、こうしたささやかなコミュニケーションが大切なのだ。

ちなみに僕のワラジ
http://www.shashinka.net/is.php?i=72597&;;;;img=P7250055.jpg

白壁通りは、良いのだけれど短いのが玉に瑕。一時間もあれば回ってしまえちゃう。おっとそういえば、前来たときは行かなかった国木田独歩の旧宅にも行こうかしらん。
写真パシャパシャ採りながら、少しく離れた独歩の家に行く途中に僕の足が、だんだん悲鳴を上げだす。脚が疲れたとかじゃないの。靴擦れならぬワラジ擦れができてしまったのだ。ちなみにワラジの場合擦れるのはかかとではなくて親指の付け根と足の裏全体。だって、ほとんど素足とかわんないんだもん。足の衝撃もなかなかボディーブローないや、フットブローな感じ。

白壁通りは夕方歩くのが、焼酎のCMみたいに哀愁漂って、ああノスタルジー。

独歩の家
http://www.shashinka.net/is.php?i=72602&;;;;img=P7240051.jpg)に着いたけれどもなんちゃ見るもんもなくて、何枚か写真とって踝を返す。だって、家が小さすぎるんだもん。中に入れないんだもん!なのになぜか庭はかなりでかかった。

ということで、とった写真を意匠を凝らしつつちょっとだけ公開。

独歩の家に続く道
http://www.shashinka.net/is.php?i=72601&;;;;img=P7240059.jpg

白壁通り
http://www.shashinka.net/is.php?i=72598&;;;;img=P7240065.jpg

よくわからん路地
http://www.shashinka.net/is.php?i=72599&;;;;img=P7240067.jpg
眠れないほど苦痛なことはないのであって、2部屋に分かれて、向こうは兄貴とお父上。
こちらは母親ばあちゃん、んで僕って分かれたのは向こうの2人はテレビ見て夜更かしすると思われてたはずなのに、父ったらゴルフも見ずにグースカ寝てやがんのほんでばあちゃんは寝てるけど、僕と母上は眠れんでごろごろごろごろ、電気つけたらばあちゃん起こすんで兄父の部屋に移ったり、してなおな眠れんと痺れを切らした僕は読書一冊終わらしたのを契機に禁断の睡眠剤を手を出しゴクンで意識不明。
あっ、もう朝かまたしょうみ3時間くらいしか寝とらんやんけ。いまから観光だって?ぎゃふんふんにゃらけ。おお、そういえば言い忘れておった。この旅館、平成三年に北の国からの田中の邦ちゃんが来てしっかりサインをば、していっとったというエピソードワン。

ここからは兄貴のお勧めの佐賀観光地をヒョロヒョロと観光。自然がいっぱいワオワオでっかいスズメバチだくわばらくわばら。アチイアチイ眠い眠し。
ああ、腹減った。川魚が食べたい川魚がってんで、手頃な高級料亭へ。手頃な高級料亭?
入り口でまたもや田中の邦ちゃんの写真とサインとご対面。やあ、またあったね平成三年の田中の邦ちゃんの面影。
やっぱり、川魚といえば鯉の荒いでしょガッテム。生まれてはじめて食ったよ鯉の刺身なんて。川魚は臭いなんてうへへ、どこが。大変おいしゅうございましたよ。こら、隣の外国人のお姉さん、足を斜め前方に投げ出し過ぎだって。

さあて、後は帰るだけ、ばあちゃん、おめでとう。僕は帰りの車で(爆)睡したのであった。
年に一度のばあちゃんの誕生祝ということで、母親と打ち合わせしておいた旅館に家族で、一泊旅行♪

行き先は、佐賀。なぜ佐賀かって?
それは兄貴が陶芸家を目指し佐賀に住んでおるからじゃよ。カッカッカ。

父親の車ってタバコ臭くてすかんねん。でも、ナビゲーター役任されて、無理やり地図もって助手席トホホ。

ぐわし!直射日光で冷房も熱風に(゜□゜;) ギョェ
ああっ!タバコ臭と日光光線と睡眠不足(3時間しか寝てない)で、ただでさえ酔いやすい僕の頭はもうパンチドランカー状態。母ちゃんセデスちょうだいな。ゲロゲロ。

二時間半くらいでようやっと佐賀についたべな。兄ちゃ駅で待ち合わせ。すぐに着てびっくりなんと駅から徒歩一分とな!?なんとポッチョン便所とな!?なんとテレビなしとな!?なんとエアコンなしとな!?ハウア!!

そんな苦学の兄城を見学暑いので20分そこいらで引き上げて、兄貴も含めてお勧めの喫茶店でコーヒー飲んで、佐賀といえば陶器でしょう何気なく置かれている陶器に目をやると100万円ぐわし!

まだ車の酔いもさめやらぬのに車に乗って旅館へGO。
僕と母がネット見い見い選んだ旅館は明治36か9創業の老舗であって受付が古風なあれですよあれ!木のやつ。そして、人なれした犬猫がおって吠えも鳴きも舐めもせん。ちったあじゃれんかい。邪恋会。

ついたら何することもない、あとは温泉と飯ですよ。
まずは温泉。いってみたら半露天。格子は一応ついているけど向こうから丸見え(/−\) いやーん。てか、横のテラスからほぼどころか完全に丸みえギャフン。ちなみに、隣の女湯からものぞけるらしく、子供が男湯のぞいて「おとうちゃん見えるよ見えるよ〜」「なに?どっからみよんとじゃ!」なんて会話を楽しむ家族連れ。ということは僕も見られてるのか(/−\) いやーん
明治の人はおおらかだったんだろうなあ。まあ、見られて減るもんじゃなし。

飯は何より米がおいしかったが、他のはいまいち。ばあちゃんのお祝いだってのに、ばあちゃんが食えるのがほとんどなくて、僕のほうに回ってきて、ほぼ2人分食っちゃってまた太るんだろうなあって腹をぽんぽんしてたら、母親が「あんたん腹、西田俊之みたいやねえ」って衝撃的な発言されて僕はもう、もしもピアノが弾けたなら。

睡眠不足なくセにぜんぜん眠くならない自分は別館のリラックスルームとやらに行ってみるとそこには最先端らしきマッサージ器があったので、これは試さん手はないとポッちりスイッチ入れたらあひゃひゃあひゃひゃ夢心地でますます疲れが取れて、さらに眠気なんて吹っ飛んじまってしょうがないので普段と変わらず読書したのであった。

すっぱい

2004年6月20日 旅行
枕が違うと眠れないのよん(再び)。
まったくビジネスホテルは、どんなに眠くても熟睡できやしない。不思議だなあ^^;
てことで、だらだらとテレビ見てたら、BSでオリンピックの名場面集が始まりだして、思わず夢中にみてしまう。僕は柔道が大好きなので、井上康生の場面を期待してたら、結局出ないままに終わってしまって、時計を見たら、はや午前4時。午前6時半起床で賞味2時間半しか眠れなかったのにもかかわらず、眠気は皆無。明らかに試験のプレッシャーが潜在的に作用しているらしく、どんなに否定しようとも自分のヘタレっぷりは認めざるを得ない。
ちなみに、他の2人(ラリーゴ君とゴリさん)にも聞いたら、2人ともほとんど寝てないらしく、なんだ、僕と一緒じゃん。ケラケラ。テストはケセラセラ。

ホテルを出る瞬間に猛烈な暑さ。試験場に行くまでに汗でグジョグジョ。いやあ、去年は曇りだったのに、冷房が効いてたのに、今年はこの暑さで冷房しないなんて、不条理だなあ、あははははヾ(*´▽`*)ノって死にさらすぞコラ(▼、▼X) !

あまりの暑さに、頭がボーっとして、受験番号と違う席に座っていることにも気づかず、その席の人から指摘されて、やっと気づくありさま。恥ずかしかったんで、「いやあ、暑いんでヾ(;´▽`A``アセアセ」なんていって自分の席にコソコソ移動。

試験はなんだか、感触あり。もちろん理系教科は全くわからんけど、だらだら読みつづけてきた政治学関係の本やら哲学関係の本やらが、基礎的教養知識を少なからず広めてくれているようで、そこらへんのところは手ごたえあり。読書は無駄ではなかった。

しかーししかし、専門で、政治学や行政学、社会学は出来たけど、肝心の法律(憲法以外)、民法と行政法に久しく手をつけていなかったせいでさっぱりわかりましぇ−んミ(ノ;_ _)ノ =3 バタン

ケセラセラ〜なるようにならんかった。

とこんな感じで試験が終わり、帰る頃にはティーシャツからは妙にすっぱい腐臭がかもし出されて、こんなに暑くなると考えずに、ティーシャツを一枚しか持ってこなかった僕は自らのおろかさを呪いつつ、ラリーゴ君には「すっぱいすっぱい、目がしばしばする、涙が出る」とネタにされつつ、柑橘系の香りを冷房の風とともに帰りのバスの車内に撒き散らしたのであった。同乗の人たち、ごめん臭いm(_ _)m ペコリ(笑)

この失敗を教訓に次からは代えのティーシャツを持っていこう。って常識だよね( ̄∩ ̄;)

ほっほっほっと

2004年6月19日 旅行
先週に続き、今週の日曜も国家公務員試験のために、福岡に行く。

今回は、ラリーゴ君ともう一人、ゴリさんという友達も一緒に行く。
僕とラリーゴ君とゴリさんは高校一年の同級生で、公務員学校もいうっしょだった。ラリーゴ君とは毎日メールのやり取りをしたり、たまに会ったりしてたが、ゴリさんとは僕が公務員学校行かなくなって以来あってない。ラリーゴ君の要望にしたがって、街の公園のカバのゆらゆら揺れるやつにのって遊んで待つ。

しばらくしてラリーゴ君とゴリさんが登場。そしてお約束。僕がカバで遊ぶ姿を見て爆笑。このためだけに僕はカバに乗って待ってたのよ。あ〜恥ずかしかった。

久しぶりに見たゴリさんは、そのあだ名のとおり、ゴリいはずなのに、激痩せしてて、びっくり。そして案の定僕を見て、「太ったなあ」という言葉。外見でわかるようになるくらい太ったのならもう危険信号。

バスで福岡。ホテルはこないだと同じ温泉つきなのに人気のないビジネスホテル。台風を心配してたけど、どうやら、どっかで停滞してるようで、そんな雰囲気はまったくない。
しかし暑い。ものすごく暑い。途中で温度計を見たラリーゴ君が驚愕。32℃!! なんじゃそりゃ。しかもこの蒸し暑さ。日本独特のこの蒸し暑さ。汗がとまらない。

ホテルに帰ってしばらく休んでから、夕食を食べに三人でキャナルシティーへ。またもラーメン屋の集まったゾーンへ行く。このゴリさん、ものすごい大食漢で、僕とラリーゴ君も付き合うことに、ラーメン屋を二件いって、そのあとウェンディーズでチリ&ビーンズのポテトフライとぺプシ。そして最後にクレープ食べて。ε= o(´〜`;)o 食べ過ぎぃって、いやまじで食いすぎやから。。。
いくら全部ににがりをかけたって、こんなんじゃ痩せられないやね。

ホテルに戻って、即温泉にはいって、リラックスルームでミネラルウォーターを飲みながらマッサージ器と足つぼする。

そして部屋に帰ってから、テレビをボケーっとみた。なんか旅行の夜のような感じで、危機感がない。
☆22日☆
京都〜大原三千院、歩きつかれた男が〜ひとり〜♪ということで、後はひたすら観光するだけの僕は、ちょっと遠出して、大原へ。いやはや、大原はさらに山の中だはんで、雪は降ってなかったけど、高い樹に雪が積もってて、美しいの何の。そして、雪が間欠的に、かさかさ落ちてて、そのリズムがとっても心地よい。でも、右足の足首がもう、統制がきかんくなってて、ひーこらひーこらブヒンブヒン。なのに、途中道を間違えて、住宅街へ向かってたもんだから、リターンの分のスタミナと時間をかなりロスしてあなくやし。それに、昼食を食べようと期待していた店が、休み?もしくは潰れていて、結局昼飯は焼いて、みそつけた餅食っただけ。まあ、うまかったけどね。ホテルに戻って、さすがに、しばらく歩けなかったので、しばらく休憩。
夕食は、今回のオフ会のメンバーの人が、付き合ってくれた。京っぽい料理ということで湯葉料理。湯葉がこんなにもおいしいものだたとは。。。日本酒も、2人で二合飲んでほろほろよい。お腹いっぱい(*^0^) =3 ゲップ。ご馳走さまでした♪

☆23日☆
京都最終日。昨日夕食を一緒に食べたメンバーの人が、京都を案内してくれた。せっかくなので、地元の人ならではのところに連れていってもらった。まずは、僕のリクエストで西陣をまわったあと、京都大学の近くの、歴史的な喫茶店。いろんな哲学者や、文学者の方が来ていたそうで、誰がきたかはよく知らないけど、例えば、西田幾太郎さんとかかなあ?なんて、過去の偉人の面影に思いをはせながら、その場所にたたずむのも、また一興。そして、その人お勧めの詩仙堂へ。ここは、こじんまりとしたところだけど、とてもよかった。こんなところで、休日1日、読書でもしながらしながらボーっとできたら最高だろうなあって、まじで、京都にすみたくてたまらんくなった。そのあと曼殊院にいって、宮本武蔵の決戦の場を見て、サークルのメンバーの人は仕事があるので、お別れ。この旅行の間、この人には本当にお世話になりました。おかげで、充実した、楽しい旅行になったよ〜♪(o^o^o)あ(o^-^o)り(o^o^o) が(o^O^o)と(o^.^o)う、ございました☆ъ( ゜ー^)> バチッ
その後もう一度祗園へ行ってみたけど、少し遅れて、6時についたので、もう芸妓さんは見れなかった。ま、いっか^^
京都を後にして、僕は神戸へ、ルミナリエを見ようと思ったけど、時間と、疲労度を考えてやめた。帰りのフェリーターミナルの場所を忘れて、散々迷って、もう限界だってんで、タクシーに乗る。フェリー乗り場まで。って、いってる間、タクシーのうんちゃんとぺらぺらお喋り。でも、なかなかフェリー乗り場につかない。タクシー賃はどんどん上がっていく。だんだんあせってきた僕は、こんなに遠かったかなといぶかしく思ってきて話もそこそこに、財布を何度も確認。金たりんくなって帰れんかったら洒落ならんもんねえ(⌒-⌒;) ・・・・
結局、フェリーターミナルまでで、4000円もかかってしまった。ぼられたのかな。。。
でも、お金はどうにか足りたので、良しとしよう。僕は、フェリーに乗りこむと、すぐに深い眠りに落ちた。

というような感じだった。そして、僕は、ますます京都が好きになった。さらに京都の魅力にとりつかれてしまった。次に行く時までに、「週刊京都を歩く」などなどで、もっと勉強して京都のことをもっと知っておこうと思った次第。そして、いつか、京都に住めたらいいなあ。

ところで、日記が長すぎて、2回にわけんとだめやった^^;
おまたせ〜。

京都の旅行&オフ会事書くねえ(#^.^#)
といっても全部書くのは大変なので、印象に残ったことをちらほらと。

☆19日☆
フェリーにて京都に向けて出発。風呂に入ろうと、バスタオルを買うが、500円もして、なんてこった。。。僕が風呂から出た後くらいからゆれがひどくなって、風呂に入れなくなった。帰ってきてから知ったのだけど、僕の乗った後のフェリーから天候不良で運行中止になったんだってさ。あぶなあぶな。(^ー^;A アセアセ。寝台とってたのだけど、なんだか狭くて秘密基地みたいで面白かった。

☆20日☆
午前7時神戸港に到着。
すぐに京都へ向かう。午前9時くらいに到着。んで、早速観光じゃ〜!と向かったのは東福寺。京都は今日が初雪だったらしく、不覚にも傘を持っていなかった僕は顔にぶちぶち雪を浴びながらも、根性で前進。途中、外人さんが、ベアウティフリ、フアンタスティッケなんていってるところを振りかえってみると、雪景色の中、まだ散りきっていない紅葉が混ざり合い、ほんとにベアウティフリであったので、持ってきたデジカメを初めて使用。いやあ、よいときにきたなあ。なんて、東福寺につくが、寒さでいたい、雪が激しすぎる。さすがにたまらなくなって、参拝の受けつけ場所で傘売ってないですかってきくと、そこにおいておった傘を下さって、あなたも困った人にあったらその傘を渡してくださいなって、こうやって、人情と友にこの傘は人の手から手に渡ってきたのだろうかなんて想像の物語を作り出したりなんかして、ありがたく拝借したところ、なんと雪の奴晴れやがって、傘が単なるお荷物にな手しまったので、次の三十三間堂にさりげなく残していった。そしてあの傘はきっとまた困った人の手に渡っているのだろう。なんって調子のよい解釈。
三十三間堂は、ものすごかった、なにがって、お釈迦さまの数もそうだけど、板廊下の冷たさが半端でなくて出た頃にはみんな脚をストーブに突き出して、それを見た入場者が、あはは、大げさねって笑っている構図。あんたたちも出る頃にゃこうなるんだよ。ぐぬぬ。その次、京都博物館。ああっ、教科書に載ってる縄文土器だ、うきゃ♪キャッ☆(O ̄▽ ̄)O(O ̄▽ ̄O)O( ̄▽ ̄O)☆キャッ♪
おっとそろそろ、歩きすぎで、はきなれた靴にもかかわらず、靴擦れが( ̄□ ̄;) ぎょっ!!
あいたたた(´。`) ふぅ、おおぉぉ! w(*・o・*)wもう、こんな時間だ!って今日の観光はここまで、ひとまずホテルへ〜、3900円の。でも、明かにアパートをホテルにしたらしきそこは、部屋自体は広くて、案外によかった。夜は靴ずれにリバテープを貼って補強して、京都駅へ。

そう。僕が京都にきた本来の目的は、この日の午後6時からの、オフ会なのだった。ああ、すこうし緊張してきた〜((o(☆。☆)o)) ドキドキ。でも、観光での疲れで、気が紛れて、予想していたほど、ドキドキもしていないし、パニックにはならないかも。
待ち合わせは、中央改札口の横にある、ミドリの窓口。僕は、時間きっかしに到着〜、って、確か今日のメンバーは僕を入れて、4名。
ミドリの窓口にいってみると、もう2名来てる〜。
どうもはじめまして(*⌒ー⌒) にこっ♪ってお互いに挨拶。でも、チャットではよくあってるよね。どこ観光したの〜?ってきかれたから、応えようとしたら、出てこない。あっ、やっぱり緊張してるようだね、僕ちん。なぜなら、今日集まったのは、僕以外3人とも女性。ワーイ \(▽^\)(/^▽)/ ワーイ、チュウチュウ(  ̄з(〃´▽`〃)ε ̄ )ハーレムだぁ〜♪てな余裕は僕にはなくて、いっぱいいっぱい。もひとりの、幹事さんも、到着して、駅のイタリアレストランでオフ会の始まり始まり〜♪
と、ほんで、どうだったかっていうと、とても楽しかったのだ(*^^*ゞ。みんな和やかに、アットホームな感じで、成功って言っていいんじゃないかな。料理も美味しくて、ワインもちょっぴり飲んでいい気持。みんなやさしかったので、緊張も自然にほぐれて、よかったでし^^。ああ、もっと近ければ、頻繁にオフ会に参加できるのになあ。
みんな、ありがとう〜ヾ(@⌒▽⌒@)/ わ-い!
しかし、酔っていたせいか、帰り道、バスで予定のとこをいきすぎて金閣寺前まで行ってしまい、タクシーにてホテルまで送ってもらったら1000円もかかってしまった。。。

☆21日☆
今日は、清水寺からスタート。写真取り巻くりーの、歩きまくりーの。地主神社で、カップルたちの中、1人で縁結びの祈願をして、いそいそとその場を後に、産寧坂をのんびり歩いて、八坂の塔を写真にとって、二年坂をまたまたちょこちょこ歩いて、高台寺。ねねの道を歩いて、いいねえ風情があって。ああ腹減った、って石彫り小路を歩いていると、およよ?長い行列が!?いそいそ観光マップを見てみると、親子丼で有名なひさごっていう店。よっしゃここまできたら食べてやるって、行列に参加。むむむ、よく見たらまたしてもカップルばっか、ああ、1人で並ぶこの物悲しさは、わびさびの極意であるのか、嗚呼。とくに僕ちんの後ろに並んだカップルが、極いちゃいちゃしやがっておりまして、古都京都を偲ばせるその風情と相俟って、僕の憂愁の念を惹起させ、ものがさしさにぴりりときいたジェラシーが加味されて、なんともたまらない気持になってきたので途中で行列を抜け出し逃げるように八坂神社へ。ああ腹へった脚が痛い、なんとならば歩きどおしで、僕の脚はもうその間接の軟骨が磨り減ってぎこぎこがくがくいっているのであって、丸山公園の定職屋で親子丼をかき込んだ。でも、ほんとは行列の店で食べたかったなあ。。。足が痛かろうがなんだろうが、今見とかんけりゃ次いつこれるかわからんから、とにかく観光がなにより優先。悲鳴を上げる足をひきづって知恩院、そして、平安神宮まであるいてった。それにしても〜、京都の観光地の拝観料って高過ぎないか?
夜は、いったんホテル(昨日と違うホテル)へチェックインして祗園へ繰り出す。目的は芸妓さんをみるため、しかし、素人の僕は、むやみに花見小路にいってまっていても、一向に芸妓さんを見れるはずはなく、なんとならば、芸妓さんは午後4時30分頃から5時位までの間に行かなきゃなかなか見れるもんではないんだそうな。ただ着ただけでは悔しいんで、花見小路で唯一僕でも入れそうないちげんさんお断りでない、料亭?(定食屋)に入って、特大エビ天丼、だしまき卵つきを食してやった。ほんで、ぶらぶら、体力が限界になるまで祗園から、先斗町をそぞろ歩く。先斗町は素晴らしかった。ほんで、限界がきたところでご帰還。

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