日本的根性論とウエイトトレーニング (その3)
2003年8月18日 連載思うにですね、日本のスポーツ精神って武士道のそれなんだよね。
耐える美徳ってんですか。体をいじめていじめて、ぼろぼろになるまで酷使してこそ鍛錬だって。
アリとキリギリス神話みたいなもんがありますね。
それで勝てばそりゃ美しいですね。努力は報われたって過去の辛い練習を思い出し涙を流す。確かに美談になるでしょう。日本では。
でもたとえば日本人があれほど感動した「巨人の星」をアメリカ人なんかに見せると顔をしかめられちゃうわけなんですよ。
これは根本的に、アメリカ人はスポーツを楽しむものとして捉えているからなんですわ。プロのスポーツってのは好きの延長線としてあるわけなんだと思うのよ。だからプロの人は自分も効率的に技術が向上し、かつ客を楽しませるために変革をいとわないってのは言い過ぎだけどそこまで保守的じゃないよね。
一方日本はってーと、カリスマ的なものを苦行にもとめるってのか、仏教にも通じるのかもしれんけど、誰も到達できないほどの苦行に耐えた人こそ悟りを開くっていうような信仰が根強くて、スポーツにも無意識にそのような信仰を持ちこんでるんじゃないかな。そしてこの概念って、スポーツってより「道」なんですね。武道・弓道・柔道・しまいにゃ野球道なんてこともいう。日本ではあくまでスポーツは楽しむものだけじゃなくて自己を鍛えるってニュアンスが含まれてくるわけなんですよ。だから、日本はクラブ活動じゃなくて「体育」なんて学校の授業にスポーツを取り込んじゃう。
簡単に言っちゃうとアメリカだけじゃなく多くの外国の場合、プロの技術的向上の道を合理性の中に見出そうとし、日本は非合理性の中に見出そうとしてるってこと。
>保守派の誰か
「なにー!貴様は何をもって日本のやり方が非合理だと決めつめる!鍛錬は伝統という経験則に基づいており、れっきとして合理的じゃ!」
うーん、そこんところは次のかいに詰めていきましょうや。僕、最近薬の副作用で頭がボーっとして文をまとめる気力がないの。
ごめんちゃいね。
耐える美徳ってんですか。体をいじめていじめて、ぼろぼろになるまで酷使してこそ鍛錬だって。
アリとキリギリス神話みたいなもんがありますね。
それで勝てばそりゃ美しいですね。努力は報われたって過去の辛い練習を思い出し涙を流す。確かに美談になるでしょう。日本では。
でもたとえば日本人があれほど感動した「巨人の星」をアメリカ人なんかに見せると顔をしかめられちゃうわけなんですよ。
これは根本的に、アメリカ人はスポーツを楽しむものとして捉えているからなんですわ。プロのスポーツってのは好きの延長線としてあるわけなんだと思うのよ。だからプロの人は自分も効率的に技術が向上し、かつ客を楽しませるために変革をいとわないってのは言い過ぎだけどそこまで保守的じゃないよね。
一方日本はってーと、カリスマ的なものを苦行にもとめるってのか、仏教にも通じるのかもしれんけど、誰も到達できないほどの苦行に耐えた人こそ悟りを開くっていうような信仰が根強くて、スポーツにも無意識にそのような信仰を持ちこんでるんじゃないかな。そしてこの概念って、スポーツってより「道」なんですね。武道・弓道・柔道・しまいにゃ野球道なんてこともいう。日本ではあくまでスポーツは楽しむものだけじゃなくて自己を鍛えるってニュアンスが含まれてくるわけなんですよ。だから、日本はクラブ活動じゃなくて「体育」なんて学校の授業にスポーツを取り込んじゃう。
簡単に言っちゃうとアメリカだけじゃなく多くの外国の場合、プロの技術的向上の道を合理性の中に見出そうとし、日本は非合理性の中に見出そうとしてるってこと。
>保守派の誰か
「なにー!貴様は何をもって日本のやり方が非合理だと決めつめる!鍛錬は伝統という経験則に基づいており、れっきとして合理的じゃ!」
うーん、そこんところは次のかいに詰めていきましょうや。僕、最近薬の副作用で頭がボーっとして文をまとめる気力がないの。
ごめんちゃいね。
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日本的根性論とウエイトトレーニング (その2)
2003年8月16日 連載どうもご無沙汰しまして。この間の続きやらしてもらいますね。
スポーツの技術の進展とウエイトトレーニング、関連ありまんがな。多いにありまんがな。
そもそも日本は技術立国のくせに、何故かスポーツに関して、科学的な見解を嫌う傾向にありますよね。
>保守派の誰か
「あたりまえじゃ!健全な肉体は健全な精神があってこそ宿るものじゃて。健全な精神とは当然感情を伴ったものじゃ。科学などという無機的なものが入り込む余地なぞこれっぽっちもありはせぬわ!」
でましたでました、健全な精神とやらが。だけど健全な精神ってなんじゃろね?
ひょっとしてうさぎ跳びしながら階段のぼったり、熱した砂に拳突っ込んだり、水分取らずにランニングしたりすることですかいな?
>保守派の誰か
「うるさいっ!鍛錬なのじゃ!そうすることで強靭な精神力が養われるのじゃ!忍耐力が養われるのじゃ!」
別に少林寺みたいにその組織の中だけでやってることならわたしゃなんの文句もありませんがな。でもあんた、今の日本じゃほとんどのスポーツがプロ化されてるでないかい。
世界と競おうってのに、いまだにものの見方が求道的過ぎますよ。それじゃあなかなか勝てませんぜや。つまり日本は鎖国したまま世界に挑戦してるように映って仕方がないのねん。
日本のその精神優越観をすべて否定はしませんよ。いいところいっぱいあるけどもやね、やっぱりかなり偏屈ですよ、排他的ですよって、次回検討していきまひょ。
スポーツの技術の進展とウエイトトレーニング、関連ありまんがな。多いにありまんがな。
そもそも日本は技術立国のくせに、何故かスポーツに関して、科学的な見解を嫌う傾向にありますよね。
>保守派の誰か
「あたりまえじゃ!健全な肉体は健全な精神があってこそ宿るものじゃて。健全な精神とは当然感情を伴ったものじゃ。科学などという無機的なものが入り込む余地なぞこれっぽっちもありはせぬわ!」
でましたでました、健全な精神とやらが。だけど健全な精神ってなんじゃろね?
ひょっとしてうさぎ跳びしながら階段のぼったり、熱した砂に拳突っ込んだり、水分取らずにランニングしたりすることですかいな?
>保守派の誰か
「うるさいっ!鍛錬なのじゃ!そうすることで強靭な精神力が養われるのじゃ!忍耐力が養われるのじゃ!」
別に少林寺みたいにその組織の中だけでやってることならわたしゃなんの文句もありませんがな。でもあんた、今の日本じゃほとんどのスポーツがプロ化されてるでないかい。
世界と競おうってのに、いまだにものの見方が求道的過ぎますよ。それじゃあなかなか勝てませんぜや。つまり日本は鎖国したまま世界に挑戦してるように映って仕方がないのねん。
日本のその精神優越観をすべて否定はしませんよ。いいところいっぱいあるけどもやね、やっぱりかなり偏屈ですよ、排他的ですよって、次回検討していきまひょ。
日本的根性論とウエイトトレーニング (その1)
2003年8月11日 連載イッチロー!まっつーいー!その他もろもーろー!
いやー、がんばってますねー彼ら日本人メジャーリーガー!
僕チン野球結構好きで見るんやよね。だけども最近は大リーグ中心なんだ。だって迫力万点パワーがあるじゃんあちらさんは。華やかだよね。それに比べて日本って野球だけでなくスポーツ全般にパワーがないよね。げはははっは!
>保守派の誰か
「怒っ!怒っ!!怒っ!!!
無礼な無礼なこの非国民めがっ!」
いえいえ、僕は生粋の愛国主義者だよ、国粋主義者じゃないけどさ。
なら聞くけども、日米対抗戦いつもどっちが勝ち越してる?ホームランが多い?
>保守派の誰か
「くくっ、それはしょうがないのじゃ。もともとパワーが違うのじゃ。体の出来が違うのじゃよ。し かし精神根性では負けとらんのじゃ!こんたわけ!非国民!!」
だから僕は非国民じゃないってば。小説家の阿川弘之さんも言ってるじゃない。『国を思えば腹が立つ』ってさ。
そもそも今おっしゃられた体の出来が違うってのが気にくいませんのよあっしは。
結論から言うと、日本人と外人は、確かに骨格は違うかもしれないけど肉体的にはもともとそれほど変わらないんじゃないのってこと。
と、ここで出てくるウエイトトレーニング。偏見あるよねー。ウエイトトレーニングに対する偏見が日本には厳然としてありますよねー。
はっきり申しましょう。この偏見こそが日本のスポーツ界の技術的な、かつフィジカルの進歩を阻んでいるのだと!!!
>保守派の誰か
「な、なにうぉー、うぉーうぉー・・・」
続く・・・。
いやー、がんばってますねー彼ら日本人メジャーリーガー!
僕チン野球結構好きで見るんやよね。だけども最近は大リーグ中心なんだ。だって迫力万点パワーがあるじゃんあちらさんは。華やかだよね。それに比べて日本って野球だけでなくスポーツ全般にパワーがないよね。げはははっは!
>保守派の誰か
「怒っ!怒っ!!怒っ!!!
無礼な無礼なこの非国民めがっ!」
いえいえ、僕は生粋の愛国主義者だよ、国粋主義者じゃないけどさ。
なら聞くけども、日米対抗戦いつもどっちが勝ち越してる?ホームランが多い?
>保守派の誰か
「くくっ、それはしょうがないのじゃ。もともとパワーが違うのじゃ。体の出来が違うのじゃよ。し かし精神根性では負けとらんのじゃ!こんたわけ!非国民!!」
だから僕は非国民じゃないってば。小説家の阿川弘之さんも言ってるじゃない。『国を思えば腹が立つ』ってさ。
そもそも今おっしゃられた体の出来が違うってのが気にくいませんのよあっしは。
結論から言うと、日本人と外人は、確かに骨格は違うかもしれないけど肉体的にはもともとそれほど変わらないんじゃないのってこと。
と、ここで出てくるウエイトトレーニング。偏見あるよねー。ウエイトトレーニングに対する偏見が日本には厳然としてありますよねー。
はっきり申しましょう。この偏見こそが日本のスポーツ界の技術的な、かつフィジカルの進歩を阻んでいるのだと!!!
>保守派の誰か
「な、なにうぉー、うぉーうぉー・・・」
続く・・・。