明日から

2013年2月1日 日常
明日から
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●伊達公子の自分のための生き方、という文庫。中学か高校の頃に買ったのだけど。
電子書籍化にすべくスキャンしようとカバー取ったら中のタイトル「知って得する税金の本」
税金?
でも中はしっかり伊達公子の本である。

●明日から本格的な残業が始まる。
一ヵ月半くらい。何時までやるのかよくわからないけど、外注さんが8時までとか行ってたから、僕達も同じくらいじゃないか。
ということはマンションには21時ごろ帰りつくことになるだろうか。
残業代はしっかり出るそうなのでまぁいいが。
それよりも家に帰ってからの時間が大幅に減少する。仕事に縛られたくない自分は、これを機会に、プライベートの時間を充実させるべく、やることの優先度をもっと厳格に守って遂行しなければならんと思う。
だから、今まで煩悩の思うままにやっていたあれやこれやを絶って、もっとやるべきことだけに傾注したいのである。
とはいえ煩悩に脆弱な僕のことなので、はなはだ不安だ。だからあえてこの場にこういうことを書き込んだというのもある。
さて、では優先させるべきこととは何かというと、書籍の電子化、ストレッチ、読書、になる。
他の瑣末な煩悩は切り捨てなければ、この残業の日々を無為に過ごしてしまうことになる。
というか、今までかなり無為だった。
禁煙のように禁煩悩しないと、目先の簡単で安易なストレス発散や楽しみのせいで、もっと後に残る生の充実を得られない。
僕は結構重篤なネット依存者で、帰っての日課が2ちゃんの芸スポ板、テニス版の閲覧。2ちゃんまとめサイトの閲覧。海外の反応まとめサイトの閲覧。無職.comに日記を書かれている人たちのブログ閲覧。そして錦織圭関連のサイト閲覧。といったありさまがかなりの期間続いていて、それはそれなりに楽しいのだが、得られる情報がかなり刹那的な感情に支配されたあまり自分の人生に使い道の無いようなものばかりだったので、当然日記の内容も日々の思考回路もそれに沿ったような無味乾燥なものとなり、危機感募っちゃったりしていたのだ。
こういったサイトは、人々の反応がすべてであり書かれている事はほとんどが似ていて、つまり違う人によって同じ感想を述べられているのを読んでいるのであって、それはなぞっている訳だから、心地よいのが当たり前だし、掘り下げる労力も気力も必要ないので安易で手軽にできる悦楽なのだ。
ユーチューブで昔の歌を聞いてノスタルジーに浸るのも、昔聞いて心地よかった感情を手軽になぞっているので新しい発見は少なく、つまりはそういうことなのだ。
それが悪いことではないが、それがほぼすべての時間で占められているのが今の僕の現状なのだ。
昔はどうだったか、ひたすら読書や映画に打ち込んでいたときは、僕の知らない考えや感情に出会うことが多かった。しかしそういうものは気力がいる。地図も何もない道をただ歩き、分け入っていくその好奇心と恐怖と不安と期待。
もちろんそういうものだけではないが、僕は自分があまり理解できそうも無いであろう学術書やとても読み終えれそうに無い大長編を中心に接していたので、未開の地に到達したとき、そしてその光景が途方も無く素晴らしいものであったとき、その新たな知見の広がり、自分の世界が拡大していくことの充足感、そうした感情の揺さぶりは実に深く凄まじいものだったのである。
それは、疑いようも無く、たとえるなら、深い、ということ。
深い生の喜び。深い悦楽だったといえる。
こういった喜びは確かに成長を実感できたし、自分がこの世界を広げていくことでどうなっていけるだろうという期待があった。
今の状態はそのときに比すれば、停滞、といってしまっていいと思う。

つまり、僕はこれからスキャンを三冊し、ストレッチをし、残りの時間を読書に費やして寝る。

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