知ったかぶり。

2010年8月20日 日常
●シュールレアレズム宣言。つまり概念を超越する。
あらゆる先入観を廃す。
シュールレアレズムは、「過剰なまでの現実」という意味であり、つまり、それは非現実どころか現実過ぎるほど現実なのだ。
現実の中を漂う。
そこに、主観が混在するとき、世界は個々の区分に色分けされ、現実が非現実に変容し、我々は、それぞれの描く非現実を現実として認識し、それぞれの非現実が共有しあう部分を、常識だの慣習だの普遍的価値観として定義する。
感情レールを走るこの世界を脱線させることで、世界ははじめて「社会」ではなく放縦な「世界」を持つ。
そんなシュールな生き方を実践してみたい。


●オリジナリティは模倣から始まる。
知見したことが各々のキャパシティーを満たしていき、そのコップが一杯になり、いずれ一滴また一滴とこぼれ落ちる、その水滴がオリジナリティであり、個性だ。
記憶の定着にはアウトプットが効果的だ。そして知ったかぶりはアウトプットに欠かせない。
かじった知識をおおいに吹聴し、間違い、誤解し、妄想を膨らませ、自分なりの解釈をし、後にその間違いに気付き、恥をかき、修正し、その修正案がさらに間違っていることに気付く。それを繰り返す。
そうしているうちに名前しか知らないものが、内容を埋めていき、浅薄な知識も内実を伴ったものになる。模倣であったものがいつしか、自分の血肉となっていることを感じる。
特に形而上的な事柄に対しては、知識を「経験」するための一つの方法として、知ったかぶることは非常に有益だと思っている。

僕の日記は知ったかぶりのオンパレードである。

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