ワイダの願い

2010年3月9日 日常
ワイダの願い
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ワイダの願い
●シネマ5にてアンジェイ・ワイダ監督『カティンの森』(http://katyn-movie.com/pc/)鑑賞。
http://www.youtube.com/watch?v=tzZG5KjlA8s&feature

ワイダはポーランドの過酷な歴史から目を背けずに常に社会性のある映画を撮り続けてきた真摯な監督であり、その芸術性においても多くの古典を生み出したいわずと知れた巨匠。
彼の作品は、かなり難解なのも多かったけど、かなり見ている好きな監督だ。

カティンの森は、監督がずっと描きたかったけど冷戦下のロシアでは到底製作不可能だった作品で、今日になってようやく実現したといったところだろう。
そういう意味でも、もっともワイダにとて重要な作品といえるかもしれない。

1939年9月、ナチス・ドイツとソ連の両方にポーランドは侵攻され、ロシアの捕虜となったポーランド人の一万人以上がカティンで惨殺されたが、ロシアはこれをドイツが行った残虐行為として、国民に流布した。
捕虜として死の時までメモ帳に起こったことを記録した一人の将校や、彼の親族たちを中心とした、事実を基にした物語である。
ワイダにとって何故この作品が特別なのかといえば、彼の父親もまた、このカティンの森事件の犠牲者であるからだ。
捕虜となった夫を待つ妻、父を待つ娘。また将校の友人で同じ捕虜でありながら生き残ったものたちの真実と苦悩。
戦後なお、ロシアの隠蔽に抗し続ける者や、またその時代の変化を受け入れていく者達、ポーランドの辿った苦難の歴史が如実に描かれている。
国境を持たず、また形式上主権を奪われたことの無い日本に住んでいると国民としてのアイデンティティが希薄になる、というか僕は彼らの苦しみを想像したところで実質的に感じとることは不可能なのかもしれない。
ポーランド人としての尊厳、ポーランドの苦難の歴史をリアルに生きた人間にしか持ち得ないポーランド人というアイデンティティ無しにはこの映画は作りえないだろうと思う。
 

●トキハでコンバースのスニーカー購入。
ずっとはいてきたスニーカーはもう穴が開いていて、雨の日などは水が入って冷たかったそれでも履き続けてきたわけだけど、穴さえ開かなければまだまだ買い換えるつもりも無かったんだけどね。

地下食品売り場で、おばちゃんたちにホワイトデーに配るお菓子を物色。日持ちがしそうでかつ数ができるだけ多く入っているのがいい。
フルーツゼリーを砂糖でコーティングしたキャンデーみたいなのが50個入りであったのでそれにした。


●散髪に行こうと思っていたけど行く時間がなさそうなので、断念。
一旦マンションに帰って、薬局に行って花粉症用の薬「ボレノン」を探すけど無い。
今度はドンキに行って、電子タバコを探す。これはあったけど1万以上もする。高い。
ネットで調べたところ、国内産で1万以上するのはまずボッタクリだという情報を入手していたので、ネットで買うことにする。
まずは1000円で買えるのから初めて、電子タバコは壊れやすいので(初心者は必ずすぐに壊すらしい)、使い方が慣れるまでそれを吸って、壊さないようになったら、外国製のいいやつを買うことにする。


●車のオイルを換えに行く。
ブレーキのスモールランプが切れてたり、契約の更新だとか色々時間がかかって結局1時間半位そこで時間を食うことに。
金もそこそこかかる。

●そのまま実家に帰って、それから家族で田舎に。
亡くなった伯父の法要でお経を唱える。
二時間後実家に帰宅。
今日は実家に泊まることにする。
飯食って就寝。
夜、風が異常に強い。

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