●大学時代、僕が通っていたある大学病院の医師から、『いやな気分よさようなら』(http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn168.html)という本を勧められた。
相当な厚さのこの本は、タイトルこそ陳腐だけど、内容は、そこらの精神啓蒙書とは一線を画する。
世界で300万部以上売れ、認知療法のバイブルであり、現在医師が治療で使う「読書療法」においてもっとも使用されている書籍らしい。
技術というのは根拠がある。
この本は認知療法の本だけど、多くのメンタル本と違うのは、数多くの臨床による診断や研究から、統計的にデータとして効果が高いと根拠付けられた、精神を向上、または改善させるための合理的なプログラムであるという点だ。
認知療法はまず、「感情が思考を作る」のではなく、「思考が感情を生み出す」という認識に立つことを出発点とする。
状況は状況そのものでしかない、それをどう捉えるかによって人はその状況に対して、「喜び」や「悲しみ」という感情を抱く。
そして、抑鬱傾向にあるような物事を悲観的に見る人には、ある一定の法則(後日記載)が見られるのであり、その結果、自分で自分を攻撃してしまい疲弊し生きる気力を失ってしまうことになる。
しかしながら、それは物事の正しい認識ではなく、状況の認知に「歪み」が生じている。
その歪みを修正していくのが認知療法である。
僕はこの本に出会う前からそれっぽいことをやっていたけど、この本は実に体系的に認知のゆがみから来る思考の矛盾を解き明かしてくれていて、そしてその修正訓練も書かれている。簡単に言えば、内省を行う際の、考える筋道を示してくれる技術だ。
この認知療法は、もともと精神科医が専門的に患者に施す治療法であったのだけど、それを患者自身で改善にあたれるようにと一般書にして販売された。
この本は、抑欝患者のために書かれた本だけど、抑鬱傾向に無い人も、多かれ少なかれ、どこかで歪んだ認知を行っている。
某番組でオリンピック特集で取り上げられたメンタルトレーニング。
どのようなトレーニングをするのかの紹介もあったが、まさにそれは認知療法だった。
つまり、認知療法は、抑うつにない人にとっても精神力を向上させ、より快適な生活を送るため、自分の能力を引き出すための非常に有益なトレーニング技術だといえると思う。
筋肉は、正しいトレーニングをすることで血流が増え、また筋繊維が肥大し、質量も増え、運動能力も高まる。
脳の作用にも面白いデータがある。抑鬱傾向にある人が認知療法、また強迫性障害にあるものが四段階方式(認知療法と似た(基づいた?)強迫患者用のプログラム)を行い症状が改善された人は、脳の使用される部分の血流が変化していたというものである。
つまり、これはメンタルもきちんとした技術でトレーニングすることで、改善や向上が図れるということを意味する。
僕は今まで、本格的にこの認知療法をやっていなかったけど(それでもかなりの改善はみられた)、今後自分の対人不信や対人緊張、社会不安、顔面神経痙攣、強迫性障害などの弊害を克服するために、認知療法のトレーニングを本格的に行っていこうと思っている。
相当な厚さのこの本は、タイトルこそ陳腐だけど、内容は、そこらの精神啓蒙書とは一線を画する。
世界で300万部以上売れ、認知療法のバイブルであり、現在医師が治療で使う「読書療法」においてもっとも使用されている書籍らしい。
技術というのは根拠がある。
この本は認知療法の本だけど、多くのメンタル本と違うのは、数多くの臨床による診断や研究から、統計的にデータとして効果が高いと根拠付けられた、精神を向上、または改善させるための合理的なプログラムであるという点だ。
認知療法はまず、「感情が思考を作る」のではなく、「思考が感情を生み出す」という認識に立つことを出発点とする。
状況は状況そのものでしかない、それをどう捉えるかによって人はその状況に対して、「喜び」や「悲しみ」という感情を抱く。
そして、抑鬱傾向にあるような物事を悲観的に見る人には、ある一定の法則(後日記載)が見られるのであり、その結果、自分で自分を攻撃してしまい疲弊し生きる気力を失ってしまうことになる。
しかしながら、それは物事の正しい認識ではなく、状況の認知に「歪み」が生じている。
その歪みを修正していくのが認知療法である。
僕はこの本に出会う前からそれっぽいことをやっていたけど、この本は実に体系的に認知のゆがみから来る思考の矛盾を解き明かしてくれていて、そしてその修正訓練も書かれている。簡単に言えば、内省を行う際の、考える筋道を示してくれる技術だ。
この認知療法は、もともと精神科医が専門的に患者に施す治療法であったのだけど、それを患者自身で改善にあたれるようにと一般書にして販売された。
この本は、抑欝患者のために書かれた本だけど、抑鬱傾向に無い人も、多かれ少なかれ、どこかで歪んだ認知を行っている。
某番組でオリンピック特集で取り上げられたメンタルトレーニング。
どのようなトレーニングをするのかの紹介もあったが、まさにそれは認知療法だった。
つまり、認知療法は、抑うつにない人にとっても精神力を向上させ、より快適な生活を送るため、自分の能力を引き出すための非常に有益なトレーニング技術だといえると思う。
筋肉は、正しいトレーニングをすることで血流が増え、また筋繊維が肥大し、質量も増え、運動能力も高まる。
脳の作用にも面白いデータがある。抑鬱傾向にある人が認知療法、また強迫性障害にあるものが四段階方式(認知療法と似た(基づいた?)強迫患者用のプログラム)を行い症状が改善された人は、脳の使用される部分の血流が変化していたというものである。
つまり、これはメンタルもきちんとした技術でトレーニングすることで、改善や向上が図れるということを意味する。
僕は今まで、本格的にこの認知療法をやっていなかったけど(それでもかなりの改善はみられた)、今後自分の対人不信や対人緊張、社会不安、顔面神経痙攣、強迫性障害などの弊害を克服するために、認知療法のトレーニングを本格的に行っていこうと思っている。
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