山中貞雄2日目

2010年1月19日 日常
山中貞雄2日目
山中貞雄2日目
山中貞雄2日目
●山中貞雄2日目。
休日は思い切り寝てた僕には、なかなか起きるのが辛いが、後悔したくないので起きて出かける。
街に出た際には最近スクラッチを2、3枚買うことにしているのだが、今日は2枚買った2枚とも当たった。といっても1000円と100円だけど。縁起がいい気がするので、携帯で、保有している株価を見てみると上がっていた。
決算も近いし、ここ数日で吹き上がる可能性がある、と思う。


●映画は『その前夜』
山中貞雄は監督ではないが、原案である。
山中貞雄の追悼映画として作られた。
有名な新撰組の池田屋騒動を市井の人々の日常でおきた事件の一こまとして描いている。
新撰組の内部での色々を取り上げるのではなく、メインは、池田屋の近くにある旅館の大原屋の住人たちの人間模様である。
また新撰組の中にも、大儀に燃える人ばかりではなもなく、一つの就職口のように捉えたり、乱暴者もいたり礼儀ただしい者もいたりと画一的な表現をされていないところにも日常的なリアリティを感じる。
この時代は今よりも死が身近にあったのだろうが、死の描かれ方自体もまた日常の茶飯事の一つであるように、人々はそれを受け止めているように映る。
このような映画を見ると、死生観すらも包み込むおおらかさがこの時代には存在していたのだろうかと、憧憬の年を抱きたくもなる。が、それがほんとにそうであったのかどうかはわからない話で、あくまでこの作品の演出効果として僕が感じ取ったまでであるけど。
これを山中貞雄がとったならどんな風になったろうかと考えた。


●一度帰宅して、部屋を久しぶりに掃除して、きれいになったところで仮眠。21時起床。
再びシネマ5へ。
山中貞雄特集、『戦国群盗傳(総集編)』をo君とともに鑑賞。
といってもこれも山中貞雄が監督したわけではないが、当事気鋭の監督たちが集った鳴滝組(山中貞雄も含まれる)が製作した作品で、大変素晴らしく、娯楽活劇という意味ではめちゃくちゃに面白い代物だった。
また山中貞雄がぱらぱら漫画に描いたようなちゃんばら風景も躍動感に満ちており、飽きる場面が一つたりともなかった。
山中貞雄という何こだわらずとも当事の作品で今に残っている作品は、概して素晴らしいものが多いのだと感心した。
喜劇であり、愛憎劇であり悲劇であり、活劇である。
全ての要素がふんだんに盛り込まれていて、本当に見といてよかったと満足のていで映画館を出る。

●帰宅して、samasamaに温泉に入りに行く。
ドンキの隣のモスによって、事前に券を購入していたフライドチキンのセットを交換してもらい、温泉でゆっくり温まって、マンションへ帰る、しかしどこかでにっと帽をなくしたらしい。最後の最後でついてない。
フライドチキンをお供にこの間祖母といった『梅の花』で購入したワインを飲んだ。

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