メリハリ

僕の部署は、金、土の仕事は忙しいが、他の日は、祝日でもない限りかなり楽である。
金土は絶対早出になるが、他の日の生産数は、金土の半分くらい。

楽なのと忙しいのの差がここまで激しいのもすごい。
５日勤務といっても、以前の部署のように毎日満遍なく忙しいよりもいいかもしれない。
水曜楽、木曜はちょっと増えるけどまだ楽、金曜相当忙しい。土曜ちょっと減るけど忙しい。そして最後の日曜は水曜と同じ感じでクールダウン、みたいな。

マンションに帰って読書。
Ｊ・Ｓ・ミルの古典『自由論』ようやく読了。
個人は、自分自身に関わることで他者に関係を及ぼさない範囲において完全なる自由を所有する。
逆に言えば、個人の自由を制限することは、他者に有害性の関与を及ぼすという理由を根拠とするときにのみ許されるべきである。
では、完全に他者に関係を及ぼさない行為というものがはたして存在するのかが問題となる。そして、国家権力、法律は個人の領域にどの程度まで踏みこんでいいのか。この本では様々な事例によってこれらの問題を考察する。
ベンサムから連なる功利主義の立場から社会的自由の概念が定義されている。
難解で、さらに理解するためには再度読み返すことが必要だけど、自由と権利の概念について考えるとき、避けて通ることのできない名著だと思う。

次に読むべき学術系の本を何にしよう。
以前途中で挫折したマックスウェーバーの大著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』もしくはハイデガーの『存在と時間』どちらかにしよう。