ずっと日記の文体をどうするかで悩んでます。
結構色々試しているんですが、僕の日記には情感や詩情と言う物が欠けている気がします。
文章の構成はある程度できるつもりですが、それを面白く読ませる技術が僕には無いようです(笑)

僕の文章は、学生時代に毎日模写してた朝日新聞の天声人語と社説が基になっていて、全体的に硬いし、日常であったことを書くにしても、ただ事実を述べるだけ、物事に対する自分の視点を書くにしても、感情や感覚というよりも、分析と思考を書いているんですね。
だから、自分で読んでても、なんて硬くてつまらない文章なんだ
と(笑)
書いてる本人が思うくらいなんだから、読んでる人はさぞつまらないだろうなぁと思うわけです。

自分のための日記というのが前提ですからそれでもいいといえばいのですが、それでは公開しているうまみがまったく生かされていないのでもったいない気もするし、「見られる意識」を持つことというのは、自分の文章スキルをUPさせるのにも有益だと思いますから、今後は「読ませる」文章が書けるようになっていきたいと思っています。

読ませる日記というか、心地よく読める日記、たとえばmixiのAさんの日記は全体的に滑らかで、僕と同じことを書いていても、面白くて、センスが光ってます。O君の日記もクールな中にシュールな笑いが含まれていて、非日常的な感覚が良いですね。

理想とする文体というのは各々あると思いますが、僕が目指すとすれば、整然としていて理解しやすく、一見クールに思えても、何かそこはかとないおかしさが感じられ、情景を読んでいる人に自然と想起させるような詩情がある文章ということになります。
つまり僕と正反対の文章です(笑)

で、O君からこの間ある画家で文筆家の方の日記(http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/)を紹介してもらったのですが、この日記が実に面白いわけであります。
初期のころの文体は、以前の僕が書いていた文体と若干似ている気がしますが、僕の書くものよりも格段にわかりやすく、整然としていてさすがプロだなぁと思わせるものです。
現在のこの方の日記はさらにいい感じです。
個人的に、日記とはかくありなん、って僕の理想にかなり近い文章です。

ああ、こんな日記を書きたいな、と思うわけです。
じゃあ、僕には何が足りないんだろう?と考えたときに、圧倒的に不足しているのが状況、風景描写なんですね。
あと、やはり論理的に分析した思考の発露だけではなく、その状況で純粋に感じたろ過されていない感情や感覚というものを、もっと文章の中に取り込んでいかないと詩情というものは醸されてこないんじゃないかと思うのです。

僕の今の文章は、おおげさに言えば、論文は書けても小説は書けない、仮にエッセーを書いても自慰的で面白くもなんともないものなんだと思うので、近いうちに、画家さんの日記を参考にしたりしながら、僕に不足している部分を意識して書いていく訓練をしたいと思っております次第であります

まずは誤字脱字を無くせって話ですよね(笑)

コメント

砂姫
2009年3月19日15:09

キタムさん、こんにちは。
私はキタムさんの文章って好きです。とても理知的で、自分への観察だとか、感情の文章化が出来ていて、凄いなーと思っています。語彙が多い(口語文ではあまり見かけない言い回しだとか)のも、読書量が推察されて、感心しています。
というわけで、現状の文章でも私は好きですよ!の表明に来ました(笑)。
それでは~。

キタム
2009年3月20日4:53

>砂姫さん
こんばんわ^^
そういってもらえるとありがたいです~。
実はそんなに本読んでいないんですけどね^^;
古いものばかり読んでいるので自然とそういう文章に影響されてしまうのかもしれません。
今後は、砂姫さんにより気に入ってもらえるような文章を目指します!(笑)

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