通じ合わない心はない
通じ合わない心はない
通じ合わない心はない
4月に結婚式がある幼馴染から手紙が来ました
なんでも、結婚式に来る今年三十路を迎える人たちが集まってミソジーズを結成して、グリーンのキセキを歌って場を盛り上げてくれとか。。。
こういうの苦手やけど、スピーチよりマシか
今から、歌詞覚えなきゃなぁ

国民年金払ってなかったら、督促状が来て、それでもほっぽってたら、電話がかかってきました
んなこといっても金欠で払えないもん
もう少し伸ばしてもらうか、分割かなんかで都合つかないか相談したら、二年間の猶予があるので、そのうちに払ってもらえればとのこと。
とりあえず、今は無理です

株、含み損を抱えていた、オリックスと武富士を断腸の思いで、損きりしました
資金拘束されてたら、他のチャンスを逃すし、心機一転で、仕切り直しです
実質他の銘柄で8000円利益出したけど、オリックスと武富士のせいで意味なしです

リフレッシュに、夜、O君とシネマ5へ映画を見に行きました
『ラースとその彼女』という作品(http://lars-movie.com/
誰よりも純粋でやさしい主人公のラースは、とてもシャイで、人とコミュニケーションをとることが苦手です。そんな彼が愛したのは、人形だった。というストーリー。
映画の出来としては普通ですが、僕はとても好きな作品でした。
ラースは、とてもやさしく、人のことが大好きです。ですが、人に優しさを向けられることが苦手、というか、恐れています。
でも実際は、人とのコミュニケーションや愛情を欲しています。
ラースは、人形に恋をします。人形のビアンカは、ラースにとって生きた人間です。ラースがなぜそう思うのか、そこにラースの深い心の問題が絡んでいます。
この映画はその部分をはっきりとは語りませんが、僕は僕なりになんとなく、ラースの気持ちがわかるような気がしました。
人形とのコミュニケーションは、ラースが現実の人と取りたいコミュニケーションの願望を人形に仮託しているのだと感じました。
人形は感情を持ちません。ですから、ラースの思うとおりに人形はラースの前で感情を形作ります。人形が持つ感情がラースの妄想であるならば、ラースを裏切ることはありません。彼は、自分の思い描く人との関係を人形との間に作るわけです。
彼は自分のことを誰も愛してくれない、構ってくれないと思いますが、実際には、街のみんなは、彼のことが大好きで、彼の妄想に協力し、人形のビアンカのことを人として接してくれます。
ビアンカは、ラースと人々の心を媒介する作用として働いているように思いました。徐々に、ラースも人々の愛情に気づき始めます。
やがて、ラースは、自らの手で、自分の妄想に終止符を打ちます。ビアンカを病死させるのです。僕はこれをラースが、現実に人々とのコミュニケーションへと発展させる決意だと感じました、
いわば、ビアンカは、ラースの人間不信を回復させるためのリハビリの過程で自ら創造したものなのではないでしょうか。
何よりよかったのは、街の人々の優しさ、暖かさ、人を思いやる心がこの映画にはあふれていることです。現実であるならば、ここまでみんなが、彼を理解するのはないと思います。映画でこそありえることなのだと思いますが、そうだとしても、やはり人間はこういったやさしさをmんな持っている、そう思いたいですし、そういう光景は、心を暖かく、心地よくさせてくれます。
思うに、現在、こういう風に人が好きで、コミュニケーションを臨みながら、うまくコミュニケーションを取れない人たち(僕を含めて)が増えてきているのではないでしょうか。
引きこもりや、対人関係を二次元の世界に求める若者が増えている日本の現状を考えると、この人形を愛してしまうという着眼点はすごく日本的な発想のような気もしました。
しかしそれは、日本だけではなく、世界中でそういう傾向にあるのではと、この映画を見て思います。
人と、コミュニケーションをとることが難しい時代、だけど、こういう映画が作られるのは、やはり人は、人とのコミュニケーションを欲しているのだろうと、そして、ラースのような純粋さにあこがれる部分もまたあるのだろうと、そんな風に感じます。
たとえ人形でも、人と思い、まっすぐに愛することができる、それはつまり、どんなコミュニケーションの難しさを抱えていても、人を想うまっすぐさを持ち続ければ、通じ合わない心はないのだと、そういう勇気を与えてくれるのです。

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