ベッドがない場所に行かないと
DVDデッキの録画がかさばって、それをDVDにダビングしながら居間のソファで読書をしているつもりが結局は惰眠をむさぼってしまっている体たらくで、これはいかんと根性で飛び起きて、って言っても起きたのは昼過ぎだけど、映画を見にいくことにした。

ちょい早めに出て、シネマ5のロビーで読書。
うん、やはりマンションで読むよりもよく読めるし効率がいい。

映画は、1本目は『やわらかい手』。
去年のキネマ旬報のベスト10に入った作品で、難病にかかった孫の治療費を捻出するために、祖母が体を張って風俗店で仕事をするという話。
息子や友人にどう思われようと、自分の判断は間違っていなかったという強い意志。彼女は、決意の元に自分の殻を破り強くなった。
そして、風俗店で働くものにも色んな事情があるのだという理解を得る。人生とは厳しいものだけど、命に勝るプライドなどというものはない。
良い作品だった。

一旦、街の定職やで夕食を済ませ、また2本目が始まるまで夏目漱石の『門』を読む。
僕は読むのが遅いけど、半分くらい進んだ。

夜九時から、2本目は、1980年に自殺した実際のバンドグループのボーカルの人生を映画化した『コントロール』。
自分の感情をコントロールすることができず、欲望と理性の狭間で苦しみ、ついには自ら命を絶つ決断に至るまでがモノクロのスタイリッシュな映像で綴られる。
人の持つ繊細な苦悩がなかなか巧妙に描き出されていた。

マンションに帰ったら、テニスとサッカー鑑賞が待っている。

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