世の中にはカタツムリを食う文化があるらしい。
ということを知ってからはや十数年。
我々も来たるべく飢饉に備え何でも食せられるようになっておかなければならんとチャレンジャーしちゃった小学生の頃、あまりのまずさに血反吐を吐きそうになり、それ以来カタツムリは、観賞用に生きてきたのだが、数年前とある仏レストランにてデナーに出てきたカタツムリ、久しぶりにトラウマの味を想像していたらあら意外、なんとも風味絢爛たるに驚嘆し、果たして思春期を越えた己の舌が変貌したのか、単に店の調理の仕方が良かったのか。

それからというもの、仏レストンで食したツムリはことごとく美味で、このたびママンが某食材売り場の仏フェアーで購入したマイマイがマンションにて調理して夕餉の膳に供された。

同様に、鴨の肝であるフォアーグラとやらも購入したらしく、ほんの小さな塊が1000円という法外な値段で売られる世界3大珍味を一口口にするともう夢の国、ものの数秒で食い終えてしまうその塊をリスのようにちびちびと口に含みながら堪能する。

他のおかずとして出されたものは、マテ貝(?)とか言う細長いおよそ貝とは思えぬ風貌の貝、切るのも固い軟骨つきの生ハム、そしてガーリックトースト。

フランスフランスな夕食は、我々の平凡な日常にちょっとしたアクセントを与えてくれたようで、たまには良いなと思いつつ、そんなにしょっちゅうする金もなく、しょっちゅうしてたら太るだろうなという思いも拭われず、明日よりまた普通の食事に戻るだろうと思われる。

全然話は違うのだが、こないだ落としたって書いたクレジットカード、何故か同僚が持っていた。
おそらく、飲み会で財布の中身を見せ合ったときにお互い酔っていたため気付かずにカードを渡してしまっていたのだろう。
なんにしろ、落としたのじゃなくて良かった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索