16日の日記は、約一年前に書いたものです。

僕はいつからこんなふうになったんでしょう。
まあ、ずっと色んな経験してきたわけなんですけど、対人不信に決定打を与えた出来事は、たぶん高校時代に、障害の真似をされ続けたことだと思います。
そして、その中に、高校一年のときは同じテニス部で、最も仲がよかった友人がいました。
受験も近まり、僕のストレスが強迫の悪化を招いたのかはわかりませんが、おそらく隠しても隠しきれないほどの奇異な行動をとっていたのでしょう。
最も信頼していた友人に障害の真似をされたこと。
人を信じられなくなった僕は、部活の連中にさえも心を閉ざしました。
誰とも距離をとるようになりました。

大学に入っても、真似をされる声、幻聴が聞こえました。
僕はもともとそういうことを信じるたちではないのですが、幻聴というのは本当にあるのですね。
精神が相当参っていたということかもしれません。

その友人と卒業して会った事があります。
部活の同窓会に頑張って出たときです。
もしかしたら、以前の憎しみを乗り越えられるかもしれない、そう思って出たのです。
ですが、だめでした。
僕はその場で、発狂に近い醜態をさらしてしまいました。
その友人は、医者を目指していました。
僕は「人の心がわからないやつに、人の命が救えるか!」と、みんなの前で大声で糾弾してしまったのです。
そのとき、友人ははじめて自分のしでかした罪の大きさを認識したようです。
しばらくして、再び彼に会ったとき、友人は、「お前にやったことを考えると、今、生きづらい」と言いました。
現在の彼に憎しみがあるわけではありません。
しかし、高校時代、あのときの彼に対する憎しみは、そう簡単に消えてはくれません。
もう会うこともないでしょうし、会うつもりもありません。
部活の同僚にも心を開けなくなった僕は、その後誘いを一切断り、連絡を絶ちました。あの頃を思い出すことに係わって冷静でいられる自信はありません。

あのときの事を友人は忘れずに教訓とし、人の気持を第一に考える立派な医者になって欲しいと思っています。
そうなってくれることが、そして彼の行動で、僕のようになる人間を二度と出さないことこそが、あの時の罪の購いであり、僕も憎しみを消せるかもしれない唯一の可能性だと思います。
彼はあのときのことを忘れてはいけない。
僕はあのときの事を忘れるように努力しなければ。

その後のことは、また今度書こうと思います。

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