映画 『once ダブリンの街角で』
2008年3月27日 映画〔洋画〕アイルランド、ダブリン。多くの人が行き交うグラフトン・ストリートでオンボロのギターをかき鳴らし自作の歌を唄う男がいる。そこに一人の女がやってきた。10セントのチップを出し、あれやこれやと男に質問する。挙句、掃除機の修理の約束をさせられてしまう。翌日、壊れた掃除機を持って女が現れた。途中、ピアノを弾かせてもらえるという楽器店に立ち寄った。彼女の腕前に感心した彼は、一緒に演奏することを提案するのだった。
人と人との出会いは、当然別れのあるものもある。
だからといって、すべての別れがバッドエンドであるわけじゃない。
少し切ないけど暖かい、そんな別れもあるのだ。
別れには、彼、彼女等の気持以外の部分、状況、環境、運命、目標、すべての要素が関係してくる。
しかし、そんな別れのある出会いであっても、悲しくないのは、お互いがお互いの道を切り開き、人生の進展の切っ掛けを作った、それゆえの結果だからだ。
中島みゆきの歌にもあるように、「たとえサヨナラでも愛してる意味」なのだ。
愛とは、一つの形としてのみあるのではない。
愛とは、様ざまな形がある。
友情、異性愛、家族愛、隣人愛、それらすべては、愛の中の一つの形式に過ぎないのだ。
彼らの愛はなんだったのか。それは友情ともいえるし、恋愛に近い感情もあったかもしれない。唯一つ確かにいえることは、彼らは音楽を通して心を通じ合わせた。
彼らの間には、確かに「愛」が存在したということである。
音楽がすばらしくて、ぜひサントラを買おうと思ったけど、シネマ5には売ってなかった。
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