映画 『犯人に告ぐ』
2008年2月19日 映画〔邦画〕
DVD ポニーキャニオン 2008/03/21 ¥3,990
狙ってやっていることだろうが、過剰すぎる演出が鼻をつく。
渋く、かっこよく見せようとしているのは解るが、それがかえって滑稽さを醸成している。
警察内の派閥みたいなものは、実際ここまであるものだろうか。
人間の醜も美も混ぜ合わせたものが人生だろうが、その境界があまりにもくっきりしすぎて、典型的なキャラ付けに収まっている。
坊ちゃんのボンボンの二世はポマードで固めた髪に、親の権力を背景にした権謀術数にたけた卑劣感。主人公の上司は自己の栄達を臨む、現実主義者。
苦難を乗り越えてきた、苦悩するワイルドな主人公。
故に展開も読めてしまい、それほど感情移入できなかった。
エンターテイメントとして、何度も展開されてきた構図なので、見ているうちはそれなりに面白いが、ドラマでやればいいかなという気もしなくもなかった。
最後に、主人公が閉じていた目をかっと見開くが、その意図が未だによくわからない。
雫井脩介のベストセラー小説を豊川悦司主演で映画化!心に傷を負った刑事と姿なき殺人犯の緊迫の心理戦を描く本格サスペンス。川崎で起きた連続児童殺人事件。〈BADMAN〉と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人は3件目の犯行後、表舞台から姿を消す。膠着した警察は捜査責任者をテレビに出演させる大胆な“劇場型捜査”を決断する。担ぎ出されたのは過去に犯人を取り逃がし失脚した男・巻島。彼は犯人を挑発するが…。
狙ってやっていることだろうが、過剰すぎる演出が鼻をつく。
渋く、かっこよく見せようとしているのは解るが、それがかえって滑稽さを醸成している。
警察内の派閥みたいなものは、実際ここまであるものだろうか。
人間の醜も美も混ぜ合わせたものが人生だろうが、その境界があまりにもくっきりしすぎて、典型的なキャラ付けに収まっている。
坊ちゃんのボンボンの二世はポマードで固めた髪に、親の権力を背景にした権謀術数にたけた卑劣感。主人公の上司は自己の栄達を臨む、現実主義者。
苦難を乗り越えてきた、苦悩するワイルドな主人公。
故に展開も読めてしまい、それほど感情移入できなかった。
エンターテイメントとして、何度も展開されてきた構図なので、見ているうちはそれなりに面白いが、ドラマでやればいいかなという気もしなくもなかった。
最後に、主人公が閉じていた目をかっと見開くが、その意図が未だによくわからない。
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