癌
2007年11月14日僕が今の会社に勤める前、派遣のバイトをしていたときに知り合った人がいる。その人は、なぜか僕を気に入ってくれて、車が事故った時もアドバイスくれて知り合いのディーラーを紹介してくれたり、僕を何かとかわいがってくれてる。
その人をここではHさんと呼ぶ。
Hさんにこの前3週間車を貸した。
昨日、電話がかかってきて1日だけ再び車を貸してくれと頼まれたので、僕は即座に了承して、Hさんと会った。
Hさんが今の仕事を辞めるというので驚いた。
なぜか聞いてみると、入院するという。
なんの病気か聞いてみると、「いわいる一つの癌じゃ」と。
ここ最近は、確かに異常なくらい痩せていたけど、まさか癌なんて。
幸いに癌は出来て2ヶ月くらいでまだ初期の段階。どこにも転移してないらしく、放射線治療で一週間くらいで退院できるらしい。
癌は脳に出来ていて、脳外科医の知り合いの先生の所に入院するというので、明日から福岡に行くらしい。
問題は、金だ。
Hさんは苦労人だ。小学校の頃、体が悪く入退院を繰り返し、学校には半分くらいしか通えなかった。
それから様々な職を転々とし、悪さもして捕まっていた時期もあった。
最近では彼女が精神病を患い、36歳の体に鞭打って彼女の病院代を捻出したりした。彼女は結局精神病が軽減せず、そのまま関係はフェードアウト。
僕はその人の働きぶりが尋常でないので、心配していたけど、最近の激やせは、働き過ぎかと思っていたら、癌だった。
Hさんは最近車を購入した。僕に紹介したディーラーから。でも金がなくて、そのディーラーに立て替えてもらっていたらしい。
月に6万づつの返済。アパート費やらなんやら引いて、月に4万で食費や光熱費などを賄っていた。
そこにきて今回の癌である。
いかな知人のディーラーとはいえ、返済の滞納はHさんの信用を損なう。返済のために用意した金は病院代に消えてしまう。
どうしても困ったら、金融機関でなく、僕の株資金を使ってくれと伝えておいた。それなら無利子で済むからだ。
僕の株資金は今79万円ある。何とかなると思う。今は株を止めている状態だし、僕にその金の用途がないから丁度いい。
返済は無理のない程度でいいといったけど、月に6万で返すと言って聞かない。でも退院してすぐに激しい仕事は無理だろうし、稼ぎも今までより確実に悪くなるはず、それだとHさんの生活が大変だろう。
僕は返済は、いつまでかかってもいいと思ってる。
毎月3万くらいだと、完済に2年くらいかかるけど、Hさんの体にはかえられない。僕の株再開が少し送れるだけだ。
Hさんのこれからは年齢的に見ても僕よりも過酷だ。
でもHさんは辛い顔をあまりせず、しゃきしゃきと元気に振る舞う。
死すらもそれならそれで仕方ないと飄然と受け止めている。
だけど。。。
Hさんのアパートに初めていった。
小さな犬を飼っていた。
Hさんは犬のために多少高いアパートに住んでいる。
なぜ犬を飼うんだろう。
やはりHさんも寂しいのだ。辛いんだ。
Hさんは露ともそんなこと思ってないかもしれないけど、僕はそう感じた。犬をなでるHさんを見るのが辛かった。
退院後、会うことを約束した。
「退院したら、またがむしゃらに働かななぁ」
なんて笑うHさん。僕が無理をするなといっても無理をするに決まってる。Hさんはそういう人だ。
過酷な人生を自ら引き受ける覚悟を持った凄い人だ。
僕は、Hさんに今までの恩返しをしたい。
Hさんの人生を肩代わりすることは出来ないけど、崩れそうなとき支える一本の柱くらいにはなれるはずだから。
癌が医者の診断どおりであることを祈る。
完治して、12月に飲みましょう。きっと。。。
その人をここではHさんと呼ぶ。
Hさんにこの前3週間車を貸した。
昨日、電話がかかってきて1日だけ再び車を貸してくれと頼まれたので、僕は即座に了承して、Hさんと会った。
Hさんが今の仕事を辞めるというので驚いた。
なぜか聞いてみると、入院するという。
なんの病気か聞いてみると、「いわいる一つの癌じゃ」と。
ここ最近は、確かに異常なくらい痩せていたけど、まさか癌なんて。
幸いに癌は出来て2ヶ月くらいでまだ初期の段階。どこにも転移してないらしく、放射線治療で一週間くらいで退院できるらしい。
癌は脳に出来ていて、脳外科医の知り合いの先生の所に入院するというので、明日から福岡に行くらしい。
問題は、金だ。
Hさんは苦労人だ。小学校の頃、体が悪く入退院を繰り返し、学校には半分くらいしか通えなかった。
それから様々な職を転々とし、悪さもして捕まっていた時期もあった。
最近では彼女が精神病を患い、36歳の体に鞭打って彼女の病院代を捻出したりした。彼女は結局精神病が軽減せず、そのまま関係はフェードアウト。
僕はその人の働きぶりが尋常でないので、心配していたけど、最近の激やせは、働き過ぎかと思っていたら、癌だった。
Hさんは最近車を購入した。僕に紹介したディーラーから。でも金がなくて、そのディーラーに立て替えてもらっていたらしい。
月に6万づつの返済。アパート費やらなんやら引いて、月に4万で食費や光熱費などを賄っていた。
そこにきて今回の癌である。
いかな知人のディーラーとはいえ、返済の滞納はHさんの信用を損なう。返済のために用意した金は病院代に消えてしまう。
どうしても困ったら、金融機関でなく、僕の株資金を使ってくれと伝えておいた。それなら無利子で済むからだ。
僕の株資金は今79万円ある。何とかなると思う。今は株を止めている状態だし、僕にその金の用途がないから丁度いい。
返済は無理のない程度でいいといったけど、月に6万で返すと言って聞かない。でも退院してすぐに激しい仕事は無理だろうし、稼ぎも今までより確実に悪くなるはず、それだとHさんの生活が大変だろう。
僕は返済は、いつまでかかってもいいと思ってる。
毎月3万くらいだと、完済に2年くらいかかるけど、Hさんの体にはかえられない。僕の株再開が少し送れるだけだ。
Hさんのこれからは年齢的に見ても僕よりも過酷だ。
でもHさんは辛い顔をあまりせず、しゃきしゃきと元気に振る舞う。
死すらもそれならそれで仕方ないと飄然と受け止めている。
だけど。。。
Hさんのアパートに初めていった。
小さな犬を飼っていた。
Hさんは犬のために多少高いアパートに住んでいる。
なぜ犬を飼うんだろう。
やはりHさんも寂しいのだ。辛いんだ。
Hさんは露ともそんなこと思ってないかもしれないけど、僕はそう感じた。犬をなでるHさんを見るのが辛かった。
退院後、会うことを約束した。
「退院したら、またがむしゃらに働かななぁ」
なんて笑うHさん。僕が無理をするなといっても無理をするに決まってる。Hさんはそういう人だ。
過酷な人生を自ら引き受ける覚悟を持った凄い人だ。
僕は、Hさんに今までの恩返しをしたい。
Hさんの人生を肩代わりすることは出来ないけど、崩れそうなとき支える一本の柱くらいにはなれるはずだから。
癌が医者の診断どおりであることを祈る。
完治して、12月に飲みましょう。きっと。。。
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