1962年日活  鈴木清順
チャンピオンに挑むひとりのボクサーと、彼に賭けた周囲の人間たちの壮絶なドラマ。『百万弗を叩き出せ』に続くボクシングものだが、真っ赤に塗られた壁面など、後に“清順美学”と呼ばれることになる独特の色彩感覚の萌芽が見られる。
真っ直ぐ過ぎるほど真っ直ぐな主人公。彼の才能に惚れ込んだ人たちがもつれ合ってドラマを複雑にしています。
基本的に、挫折をおってそれ故ねじれた人たちは、根がいい人です。最後には、彼を助けます。
個々の人物のバックグラウンドを浮かび上がらせることで、物語に深みを与えていますね。

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