DVD ポニーキャニオン 2006/07/19 ¥2,625
雲の中の様子っていう設定で別の映画も作れそうですね。
大作なのでキャストも豪華です。緊迫感もそれなりにあります。
ただ、モーリス・ジャールは巨匠なのかもしれませんが、音楽が僕には、おとなしすぎてこの作品にそぐわないような印象を受けました。
突如東京全体を高さ2キロ直径50キロの謎の雲が覆いつくし、中に入ることはおろか外部との交信まで途絶えるという怪現象が勃発。首都の機能が停止したことで国政や経済は混乱し、米ソを中心に国際的にも緊迫感が高まっていく中、東京に家族を残す電機技術者の朝倉(渡瀬恒彦)やTVレポーターのまり子(名取裕子)らは雲の中への突入を試みるが…。当時の影像技術としては、結構費用もかけて力を入れている感じがします。突然現れた正体不明の巨大な雲に首都が飲み込まれてしまう。その雲がなんなのかは、結局わからずじまいですが、SFだから、いいんだと思います。リアリズムを求めるならその現象を検証するってのもありだと思いますが、それを映画に盛り込んでも小難しくなってしまうでしょうし。
小松左京の同名小説を原作にしたSFスペクタクル大作。雲に覆われた東京の中が描かれることはなく、ひたすら外部でのドラマが進むのはやむなしだが、主人公らのメロドラマでリアル・シミュレーションとしての緊迫感が水増しになってしまうのはマイナス。監督は『二百三高地』など当時は大作登板の多かった舛田利雄だが、今回はやや畑違いの感もあった。見どころはやはり中野昭慶特技監督による特撮で、ドラマの中盤、主人公らが小型飛行機で雲の上空へ達し新宿御苑を発見するあたりは圧巻。『アラビアのロレンス』などの巨匠モーリス・ジャールが音楽を担当したことも当時話題となったが、劇中曲の多くはカズ・マツイが担当している
雲の中の様子っていう設定で別の映画も作れそうですね。
大作なのでキャストも豪華です。緊迫感もそれなりにあります。
ただ、モーリス・ジャールは巨匠なのかもしれませんが、音楽が僕には、おとなしすぎてこの作品にそぐわないような印象を受けました。
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