DVD アスミック 2003/12/21 ¥4,179
60年代後半のブラジル、リオデジャネイロ郊外の公営住宅「シティ・オブ・ゴッド」に 集まった貧しい少年たちは、強盗、殺人にも手を染めるチンピラばかり。その中でも写真家を夢見る少年ブスカペ、ギャングのボスを夢見るリトル・ゼ、恋人との幸せな生活を夢見るベネらをクローズアップし、彼らの成長していく様を、60年代後半、70年代、70年代後半の3パートでつづったバイオレンスな青春ドラマ。
リオのスラムで生き抜くためには、人殺しも厭わないという少年たちの現実にザックリとメスを入れたのはブラジルのフェルナンド・メイレレス監督。ドラッグと殺人にまみれた世界だが、ブラジルのラテン気質と、写真家を夢見るブスカペの真面目さ、恋をしたベネの陽気なキャラクターが、暗黒の世界の一筋の光となり、救いとなっている。
ブラジル版グッドフェローズですね。
ただブラジルの場合、政府の隔離ともとれるスラムでの黒人達の貧困が悪の道に誘わせる遠因としてあります。
子供は純粋に悪に憧れ、マリファナ、コカイン、盗み、殺しが大人の条件と思いこむ。
グッドフェローズと同様、実話を元にしています。脚色の部分が大半とは思いますが、事実は、これとは違えども同じように様々なドラマがあったことでしょう。
リトル・ゼを見ながら、どんな人間も、やはり孤独に弱いのだなあと思いました。リトル・ゼには、べネが必要だったんでしょう。
現在のブラジルは、どんなんなのでしょうかね。

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