読書 『Death note』
2007年1月30日 読書〔漫画〕
ISBN:4088736214 コミック 小畑 健 集英社 ¥410
正義に対する倫理観の相違とか、絶対的権力を持った人間が、どう変化し、その権力がどう瓦解していくのかとか。
圧倒的な力を持った人間は、どんな人間であっても自分の欲望から枷を外してしまう。というか、欲望を押さえつけるのが困難になってくるんでしょうね。面白いのは月がそのことに自覚的でありながらやはり人間として同じ轍を踏んでしまっている点です。人間の人間たる悲しい性ともいえるわけですが。
Lと月のどちらが正義かなんて、簡単に結論が出るものじゃないんですね。
かなり読む側にリテラシーを強いられる作品だと思うのですが、ジャンプで連載されたというのが驚きです。
ただのサイコサスペンスとして読んでしまうと作品としての価値がぐっと浅いものになってしまいますね。
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!僕は最近ほとんど漫画を読まないので、今更って感じですが、デスノート面白いですね。
正義に対する倫理観の相違とか、絶対的権力を持った人間が、どう変化し、その権力がどう瓦解していくのかとか。
圧倒的な力を持った人間は、どんな人間であっても自分の欲望から枷を外してしまう。というか、欲望を押さえつけるのが困難になってくるんでしょうね。面白いのは月がそのことに自覚的でありながらやはり人間として同じ轍を踏んでしまっている点です。人間の人間たる悲しい性ともいえるわけですが。
Lと月のどちらが正義かなんて、簡単に結論が出るものじゃないんですね。
かなり読む側にリテラシーを強いられる作品だと思うのですが、ジャンプで連載されたというのが驚きです。
ただのサイコサスペンスとして読んでしまうと作品としての価値がぐっと浅いものになってしまいますね。
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