映画 『ボウリング・フォー・コロンバイン』
2006年11月5日 映画〔洋画〕
DVD ジェネオン エンタテインメント 2003/08/27 ¥4,935
まず、この作品は、マイケルムーア的演出の多大な影響下にあるドキュメントであって、公平な視点を狙ったものではないということです。ですから、当然この作品で語られることがすべて真実であるなどということはありません。
ですが、この作品の中には客観的事実や、真実も膨大に含まれていますから、それを掬いとるのは僕たち観客のリテラシーによるところが大きいでしょう。
ムーアの私的政治的立場表明映画でもあるわけですが、そういった視点を認識させることによって問題意識を人々に植え付ける契機となる作品でもあると思います。作りとして、大衆が飽くことなく観賞できる点は評価でき、良質のドキュメンタリーと言ってもよいと思います。
チャールトン・ヘストンはショックでした。
マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」という問題の答えはなかなか見つからない。コロンバイン高校銃乱射事件や、ムーアの地元ミシガン州フリントで起きた6歳児の発砲事件にフォーカスを当て、探求は進む。コロンバイン高校銃乱射事件を引き起こした生徒が銃を購入した大手ディスカウントストアのKマート本社に乗り込んだり、全米ライフル協会(NRA)会長、チャールトン・へストンの自宅を訪問、アメリカ国内での銃規制に反対する人々や組織に説明責任を求める。ムーアの切り口には、ユーモアと感情があり、ただの熱血漢で終わっていない。ムーアは、犯罪のはびこる世の中において、真に良識のある発言者となりつつある。大分の誇るミニシアター、シネマ5の会員だけが招待されるとある公民館での巨大スクリーンでの上映会で観賞しました。
まず、この作品は、マイケルムーア的演出の多大な影響下にあるドキュメントであって、公平な視点を狙ったものではないということです。ですから、当然この作品で語られることがすべて真実であるなどということはありません。
ですが、この作品の中には客観的事実や、真実も膨大に含まれていますから、それを掬いとるのは僕たち観客のリテラシーによるところが大きいでしょう。
ムーアの私的政治的立場表明映画でもあるわけですが、そういった視点を認識させることによって問題意識を人々に植え付ける契機となる作品でもあると思います。作りとして、大衆が飽くことなく観賞できる点は評価でき、良質のドキュメンタリーと言ってもよいと思います。
チャールトン・ヘストンはショックでした。
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