DVD アミューズソフトエンタテインメント 2006/06/23 ¥2,625
話と言うよりも発想の斬新さですね。記憶をなくすというところから、ストーリーを逆行させる、そこにこの物語の新しさがあるのだと思います。が、現在これと似たような構造の作品は増えてきているように感じます。
何度も見る系映画です。感じるよりも考える映画だと思います。
およそ10分間しか自分の記憶を保てなくなった男レナード(ガイ・ピアース)。彼は妻をレイプし殺害した犯人を捜し出すため、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨で書き記すなどして必死の行動を始める…と、ストーリーを書いてしまうとこうなるのだが、実際はドラマの展開を逆転させ、いわば連続TVドラマの最終回からいきなり見せられ、ラストが第1話に相当してしまうという、ユニークな構造で推し進めていく新進クリストファー・ノーラン監督によるクライム・サスペンス。実際にあるみたいです、このすぐに物事を忘れる障害。深い記憶や、その障害になる前の記憶は覚えているらしいんですけど、浅い記憶はすぐに忘れてしまう。脳の損傷という側面はあまりこの映画で語られてませんが、それこそがこの作品の主題を構成しているともいえるともいます。
まるでコロンブスの卵のようなアイデアの勝利がきわだった作品だが、予備知識なしで接すると何が何だかわからなくなる危険性も大いにあり。記憶や思い出(=メメント)というものの不確かさを痛感させる心理学論的おもしろさが楽しめる。
話と言うよりも発想の斬新さですね。記憶をなくすというところから、ストーリーを逆行させる、そこにこの物語の新しさがあるのだと思います。が、現在これと似たような構造の作品は増えてきているように感じます。
何度も見る系映画です。感じるよりも考える映画だと思います。
コメント
確か、友達面してた人が犯人だった記憶が・・・!
実は、僕も一度見ただけで、いまいち整理ができてないんです。
いつかまた見てみたいんですけどね〜。