ジャパンオープンの準々決勝でフェデラーと鈴木孝男が戦いましたね。
以前オーストラリアンオープンで戦ったときにも善戦しましたが、今回は、あわやフェデラーに勝ってしまう寸前までいきました。試合を見たところ、鈴木のサービスが非常によく、あのフェデラーがうまくリターンできてませんでした。
あと鈴木がいつもにまして思い切りよく積極的でしたね。肩の故障でずっと試合に出られなくて、ランキングも1000番台にまで下がり、この大会が復帰戦だったようですが、驚くほどのプレーを見せてくれました。
2回戦でスリチャパンに勝ったのも驚きでしたが、もし本当にフェデラーに勝っていたら、世界ナンバー1の選手が、1000番台の選手に負けるという記録が残ることになりますから、フェデラーも承知していたらしく、そうならなくてよかったと胸をなで下ろしていました。もちろん鈴木は本来の実力なら1000番台なんかにいる選手ではないんですがね。
鈴木のプレースタイルは、アグレッシブにネットに出て行くというものですが、サーブ&ボレーは、現代のテニスでは非情に珍しくなってしまって、希少な選手ともいえます。だからこそフェデラーに有効だったともいえるんですが。この有明コートの球足が速いというのも影響していたと思います。
鈴木は、リターンや、ストローク力にやはり世界のトップとの歴然たる差があります。そこのところがもう少しうまければ、100番いないに常時いることのできる選手になっていただろうなあと思いますね。
個人的見解ですが、日本の男子選手と海外のトップ選手とのもっとも大きな差はリターン力だと思います。

とはいえ、今回の戦いは、いつぞやオーストラリアンオープンで鈴木が戦ったコレチャとの試合以上の出来だったと思います。
今後も、こういったプレーができるなら、自己最高のランキングを更新も夢ではないんじゃないでしょうか。鈴木はもう30歳ですが、アガシの例もありますし、ヘンマンも32ですし、まだまだ時間はありますよ。

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