DVD ジェネオン エンタテインメント 2002/11/22 ¥2,625
「アメリカ批判者」であるチョムスキーのインタビューと彼の活動の軌跡を収めたドキュメンタリー作品。
チョムスキーというのは、どうも言語学者としての権威なのだそうですが、僕は全く知りませんでした。しかし、公務員の試験勉強をしていたときに教科書に載っていたので驚きました。
このドキュメントは彼のもうひとつの、社会活動家としての顔をクローズアップしたドキュメントです。
彼は、若かりし頃に果断なる決意の元に興味の対象を絞り込みました。いろいろな物に手を広げるには人生はあまりにも短い。自分がなすべきこと、成さねばならぬことを達成せんがためには、そのことだけを追い続けねば、と思って実行しましたが、それをできるかできないかこそが、天才と凡人とを分け隔てるのだと思います。
時事的なことは、この映画を見ていただくこととして、その人となりは、非常に好感が持て、その精力的な活動を老いてなおこなす姿に、鼓舞されるというものです。
「誰だってテロをやめたいと思っている。簡単なことです。参加するのをやめればいい」という言葉が英語で書かれたTシャツを映画館で購入し一時期着ていましたが、妙に外人受けがよかったです。

コメント

nao
2006年9月11日22:53

この映画、渋谷のユーロスペースで見ました。わざわざ映画館でみるような映画ではなかったのですが、いろいろ目からうろこもありました。チョムスキーの本も持っております。公開当時、まだ911の興奮からさめやらぬ時だったので、日本から見て激昂のアメリカを救う希望の星のように思いました。彼の意見は前より市民に通じているんじゃないかと思いますが、その後、チョムスキー氏はどうなったのかな。

キタム
キタム
2006年9月11日23:32

911を意識したわけでもないのに、この日に、この映画のレビューを乗せたことは我ながら驚きました。ちなみにnaoさんの日記を見て、今日が911であったことに気がつきました(笑)
僕もこの作品は映画館で見ましたよ^^
見る前にチョムスキーのことを知っておこうと一冊読んでからいきました。その後何冊かチョムスキーの(言語学ではなく、社会活動の著書の方)本を購入して読んでみました。にしても、訳があまりよくなくて意味を汲み取るのに苦労しました^^;
チョムスキー氏はテロ以前からずっと一貫したことを訴えてきましたし、おそらくこれからも発言を続けていくでしょうね。
彼の言葉は、テロ前よりも影響力を増したであろうことは確かだと思います。

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