今、テニスのUSオープンがあっていますが、アガシが負けてしまいましたね。
アガシは今年、そしてこの試合を最後に現役を退きます。
キャリアは、21年間、テニス選手の中では、コナーズの例をのぞき異例の長さでしょう。
僕がテニスを見始めたとき、まだアガシは髪が長髪で若く、悪童のイメージが強かったです。それがいつしか、スキンになり、服装もクラシックなものへと回帰して、テニス界だけでなくスポーツ界のカリスマへと成長していきました。
僕のテニスの最盛期は、高校時代。そのときは、アメリカ勢が強く、サンプラス、アガシ、クーリエ、チャンのアメリカ四天王が活躍していました。そして、アガシをのぞく三人は今はもう引退しています。
アガシはつまり、僕のテニス世代を代表する選手だったのです。
そのアガシも引退です。
つまり、僕のテニス時代に一つの区切りがつけられることになります。思えば、この10年あまりのテニスの変化は激しかったです。10年前は、ウェアも地味で、アガシのみが服装で異彩を放っていましたが、今はどの選手のウェアも華やかです、上着もズボンに入れなくなりました。ノースリーブも出てきました。
ジャッジにコンピューターが組み込まれ、ラケットの著しい変化に伴い、そして選手たちの肉体的な発達、アスリート化に伴い、サービスのスピード一つにとっても、190キロで速いといわれた時代から、今ではその選手も200キロを出すまでになり、ロディックに至っては250キロ出しています。
一時期低迷していたテニス人気も、今や世界的なテニスブームです。
時代は、次の世代へと移行しました。今はフェデラーの時代。もちろん彼らのテニスも僕は引き続き追い続けていきますが、アガシの引退は、やはり一抹の寂しさを残します。
ヘンマンや、ビョークマン、ルゼドフスキーなど、僕らの世代の選手でまだがんばっている選手はいますが、影響力の点からいって、アガシの引退が実質上、完全な次の世代への移行と言っていいでしょう。
さようならアガシ、今まで感動をありがとう。
あなたの残したテニス界への功績ははかりしれません。

コメント

witch
witch
2006年9月6日9:20

アガシVSバグダティスの試合を観ました。 壮絶な打ち合いでした。
36才のアガシはこの試合でかなり体力を消耗してしまったのでしょう。
私はベッカーの時代からのテニスファンです。 チャン、クーリエ、サンプラスなど
次々引退する中でアガシは限界まで頑張って感動を与えてくれたと思います。
アガシは若い頃の自分の映像を見て「今あんなスタイルの若者がいたら許せん」と
笑っていたそうですよ。  時代は流れて行きますね〜。

突然の書き込みで失礼いたしました。

キタム
キタム
2006年9月9日22:42

こんにちわ^^
コメント遅くなって申し訳ありません。
かなり深いテニスの話題を書いておられたことから、以前よりちょくちょく拝見してました。
ベッカーの時代ということは、僕より少し先輩ですね^^
アガシは、故障さえなければ40まででも戦えたかもしれませんね。男ナブラチロワみたいな感じで。
バグダティスを倒すほどの力を持っていても、それを持続させることが困難になった。それがアガシに引退を決意させたんでしょうね。
デビュー当時の頃から現在のアガシへの変化には感慨深いものがあります。以前はサンプラスのようにテニス漬けの生活を毛嫌いしていたのが、いつしかサンプラスのように厳しいトレーニングを重ねるようになるとは、若い頃のアガシ自身考えられなかったでしょうから。子供から大人へ、未熟から成熟へ。人がどのように成長していくのかの典型例をみさせられているようです(笑)
時代は流れます。いつか、アガシの子供たちがコートに立つ日がきたら、僕たちは何を感じるでしょうか。

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