DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/07/16 ¥2,500
オーストラリアの先住民・アボリジニを隔離しようとする政策に従い、アボリジニと白人の混血の少女3人が家族から引き離され、英語やキリスト教など白人としての教育を受ける。家族に会いたい彼女たちは、施設を抜け出し、1500マイル(2400キロ)もの道をひたすら歩き続けた。実話をもとに、オーストラリア出身のフィリップ・ノイスが監督したヒューマンな感動作。
先住民を教育(洗脳?)しようとするヨーロッパ人の傲慢さが下敷きになっているものの、声高に彼らを批判するだけの作品ではない。アボリジニ保護局長(ケネス・ブラナーが好演)も、あくまで良心に従って行動している部分がうかがわれ、完全な悪役として描かれないところがリアルだ。3人の少女を演じる子役たちの表情がなんとも力強く、ラストには、モデルになった女性たちも登場し、感動を新たにさせる。
実写版母を訪ねて三千里ですね。ですがこちらの方が過酷です。
先住民に対する同化政策という悲しい歴史が、ほんの数十年前の話なのですね。アボリジニを隔離し切り捨て民族意識を絶ち、国として統一させるというのは迫害の論理以外の何ものでもないでしょうに。後からきたものが共存を考えず侵略という形をとる先の未来には、先々ぬぐえない禍根の根を自ら植え付ける愚行ですが、人間はそれを繰り返すのですね。

コメント

アンドロメダ
アンドロメダ
2006年9月4日9:49

こんにちは。お久しぶりです。この映画、探してみようと思います。いろいろな事情があり、しばらく日常生活から遠ざかっていました。また遊びに来ますね。

キタム
キタム
2006年9月4日18:51

こんばんわ。お久しぶりです^^
突然日記の更新がなくなったので、何かあったかな?
と心配していましたよ。
息災でなによりです。
忙しい毎日ですが、できるだけレビュー、というか感想を書いていきますね。これからまたよろしくお願いします☆

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