DVD バンダイビジュアル 1999/04/25 ¥5,250
北野監督のデビュー作。一匹狼の刑事・我妻(たけし)が、麻薬犯罪を追う。暴力には暴力で巨悪に挑むハードバイオレンス。歩行が形作る独特のリズムと、暴力描写の中に漂う空虚感が印象的。
正義と悪なんてものは表裏一体。悪という名の正義が悪を捌いているともいえる現実をアイロニカルに描いています。誰か(誰だったっけ?)がやるはずだった映画が中止になり、急遽武が代役に、武は脚本をがらりと作り変えたらしいんですが、時間がえらい余ったもんだから延々と歩くシーンを撮ったのです。しかし、それがこの映画に強い印象を付与し、その後のこの「歩き」が北野ブルーとともに、武の映画の特徴となりました。僕が最初に見た武映画で、あのビート武がこのようなバイオレンスを撮ったという事に大変驚いたのでした。

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