DVD 角川エンタテインメント 2002/04/14 ¥4,935
映画5本選べといわれたら、たぶんこれは入ると思います。人間の生とエロティシズムの関連というものが観念的ではあるけど、よく理解できる作品だと思います。その世界観もシュールでありながら、僕に現実にも増すリアルな存在意識を与えてくれます。
余談ですが、かのグレングールドはこの作品を何十回も見たそうです。公務員学校に通っていた頃、法律の先生が、この作品(小説のほうだと思う)は、実存主義の傑作だと言っていました。
皆なにかしら感じるようですね。
大江健三郎がノーベル賞取りましたが、直前で、安部公房が死ななかったら安部公房が取っていたと言われています。
砂丘地帯に昆虫採集にやってきた高校教師(岡田英次)は、その砂の穴の中で暮らす後家(岸田今日子)の家に一夜の宿を借りる。しかし、次々とこぼれ落ちる砂をかきだしているうちに、教師はその穴の中から脱出できなくなっていることに気づき、もがき、そしていつしか後家と情欲で結ばれ、その穴の中に同化していく…。
読売文学賞を受賞した安部公房の観念的小説を原作に、勅使河原宏監督が前衛タッチで手掛けたシュールな人間ドラマの傑作。そこには、文明の囚われ人となった人間への痛烈な風刺が込められている。文字どおり“砂の女”を熱演する名優・岸田の代表作の1本でもある。カンヌ国際映画祭審査員特別賞やキネマ旬報ベスト・テン第1位など国の内外でも高い評価を受けている。
映画5本選べといわれたら、たぶんこれは入ると思います。人間の生とエロティシズムの関連というものが観念的ではあるけど、よく理解できる作品だと思います。その世界観もシュールでありながら、僕に現実にも増すリアルな存在意識を与えてくれます。
余談ですが、かのグレングールドはこの作品を何十回も見たそうです。公務員学校に通っていた頃、法律の先生が、この作品(小説のほうだと思う)は、実存主義の傑作だと言っていました。
皆なにかしら感じるようですね。
大江健三郎がノーベル賞取りましたが、直前で、安部公房が死ななかったら安部公房が取っていたと言われています。
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