映画 『ストーカー』
2005年12月14日 映画〔洋画〕
DVD アイ・ヴィー・シー 2002/12/16 ¥6,090
いや、戸惑ったというべきか。どうにか僕の中でのストーカーの定義と、この物語のストーカーとの合致する部分を探して無理やり納得しようと頭が働いていたけど、合致するはずもなく、混乱のままに映画は進んでいった。のちにこの物語のストーカーの意味がわかり、自分の思考錯誤が全くの徒労であったことに嘆く。
ストーカーが、哀れな感じがしてしまった。ちなみに、私、まだ一度しか見ていないので、なんとも言えませんわ。タルコフスキー映画は何度も見ないといかんなあと思う。
ロシア映画の巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督が、アルカージー&ボリス・ストルガツキーの原作を基に描く観念的SF映画。“ゾーン”と呼ばれる立ち入り禁止空間。その奥にはすべての望みを叶える部屋があるという。作家(アナトーリ・ソロニーツィン)と物理学者(ニコライ・グリニコ)は、ゾーンの案内人“ストーカー”(アレクサンドル・カイダノフスキー)に導かれ、ゾーンに侵入するが…。当初、私ストーカーの意味を全く履き違えていたので、タルコフスキーが描くストーカーとはどんなものかと見たときに、拍子抜けしてしまった。
具体的なドラマよりも、水や火などを映像記号とした抽象的描写で押し通すタルコフスキー監督独自の静謐なタッチ。それは難解で、時に心地よい眠気すら誘うが、タルコフスキー映画を観ながら眠るのは、映画ファンにとって例外的に許された幸福でもあり、そうしたまどろみの中から観る者は神秘的かつ詩的、しかも厳とした映像哲学を必ずや体感することになるだろう。映画ファンを自認する者ならは、一度はチャレンジすべき作品である。
いや、戸惑ったというべきか。どうにか僕の中でのストーカーの定義と、この物語のストーカーとの合致する部分を探して無理やり納得しようと頭が働いていたけど、合致するはずもなく、混乱のままに映画は進んでいった。のちにこの物語のストーカーの意味がわかり、自分の思考錯誤が全くの徒労であったことに嘆く。
ストーカーが、哀れな感じがしてしまった。ちなみに、私、まだ一度しか見ていないので、なんとも言えませんわ。タルコフスキー映画は何度も見ないといかんなあと思う。
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