DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/09/21 ¥1,500
時は未来。人類は巨大昆虫型異生物“バグス”との宇宙戦を繰り広げていた。そんな中、ハイスクールを卒業したジョニー(キャスパー・ヴァン・ディーン)は、憧れの女の子にいいところを見せようと地球連邦軍に入隊。苛酷な訓練を受け、やがて戦場へと赴いていくが…。
映画化不可能とまで言われたロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』を『ロボコップ』『氷の微笑』などのポール・ヴァーホーヴェン監督が映画化。ただし原作では人間はモビルスーツに乗ってバグスと戦うのだが、ここではあくまでも旧態依然とした白兵戦をわざと展開させ、戦いそのものの愚鈍さと残酷さを悪趣味なまでに描き上げ、また主人公たちの青春ドラマもどこか軽薄に描くなど、徹底してアイロニーを際立たせているのが特色。フィル・ティペットによるバグスの特撮が素晴らしい。
非情に描かれているな〜。異星人が虫っていうのはいまいちだけど、非情な分だけ現実味もあるわけで。なるほど、これはアイロニーなのか。なるほどなるほど。マーズアタックもある種アイロニーだと思うけど、向こうに比べれば本作は硬派だね。あくまでマーズアタックに比べれば。巨大な知識を得るために脳味噌を食うってのは少々安易な発想のような気も。

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