読書 『職人暮らし』
2005年11月23日 読書
ISBN:4480062599 新書 原田 多加司 筑摩書房 2005/10/04 ¥735
ただ、職人には人間的におおらかな人が多いようですな。ぎすぎすはあまりしてないんじゃないでしょうかね。
職人というのは、自分の手で技術で、物を作り出す仕事ですから、そういう意味では自分が社会の役に立ってるという実感や、やりがいを見出しやすい職業ではあると思います。将来の選択肢のひとつとして、こういう道もあるんだよと、いうことですな。
原田 多加司これからの時代、手に職を付けたほうが生きやすいのだろうか?いやいや、そんな安易な発想は危険ですよ。職人には職人の気苦労というものもあるのです。ただ、ひとついえる事は、本書によれば、職人というものはやはり努力したぶんだけ報われる世界ではあるらしいですな。また、職人の世界にも、やはり資本主義の競争倫理とは無縁ではないわけですから、無口で頑固な職人ではなかなか立ち行かなくなってきているという変化も見られます。スローライフというわけではないけれど、都会の企業生活に疑問を感じ、職人の道に足を踏み入れる人はかなり増えてきているけれど、イメージとのギャップに挫折してしまう人も、結構いるみたいです。まあ、職人の場合は、どちらかというと、精神的ではなくて、肉体的辛さでしょうけれども。
1951年滋賀県生まれ。大学卒業後、地方銀行勤務を経て、1982年、家業の桧皮葺師・柿葺師(創業1771年(明和8年))の10代目原田真光を襲名。国宝・重要文化財など指定建造物多数を手掛け、原皮師も兼ねる。(社)全国社寺等屋根工事技術保存会副会長などを歴任。建築修復学会、日本民俗建築学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ただ、職人には人間的におおらかな人が多いようですな。ぎすぎすはあまりしてないんじゃないでしょうかね。
職人というのは、自分の手で技術で、物を作り出す仕事ですから、そういう意味では自分が社会の役に立ってるという実感や、やりがいを見出しやすい職業ではあると思います。将来の選択肢のひとつとして、こういう道もあるんだよと、いうことですな。
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