才能の敗者、苦労人のチャンピオン
2005年11月20日 テニスちと厄介なことになった。
全日本選手権男子決勝が、マスターズカップの前にある。一つのビデオで連続して録ると、マスターズカップの準決勝と決勝の間に中途半端に全日本選手権が録画されることになり、それは僕の強迫的気質からいって非情に気持ちが悪い。
だから、断腸の思いで違うビデオに録画することになった。DVDを買ってから編集することで未来に希望をたくし、この気持ち悪さを胸にしまいこむ。DVDを購入するまでこの思いおくびにも出してやるものか。
試合は両方とも素晴らしいものだった。
全日本選手権は、将来を嘱望されている添田豪と、もうベテランといわれるようになった岩渕聡の1・2シードの対戦。
フルセットで岩渕の勝利。実はビデオに撮りながら寝ていたのだが、添田の悔し涙はしっかりと見たので、時間があるときにまたゆっくり試合を見よう。添田は、上手くいけばランキング100位以内にいけると思っている。
マスターズカップ決勝は、正直フェデラー優勝を疑っていなかったのだが、伏兵(といっては失礼か)のナルバンディアンがものすごい神懸り的なテニスをして、フェデラーを撃破した。
フェデラーは1、2セット連取したけど、第3セットは明らかにスタミナ切れで動きが悪くなっていた。あきらかに足にきてた。
怪我上がりだったので、フィジカル、特にスタミナに懸念があったわけだが、やっぱりその心配が的中した形になった。でも、昨日までの戦いを見ているとまさか負けるとは思わなかった。しかし最終セットの粘りはさすが王者というところか。
ナルバンディアンは実は、デビューしてから、グランドスラムをいつとってもおかしくない選手と言われていた。デビュー当時はフェデラーの天敵でフェデラーは全く勝てなかったのに、いつの頃からか立場が逆転していた。でも今回そのフェデラーを破ってマスターズ格の大会初優勝を遂げたことはナルバンディアンの超えられなかったもどかしい壁を越える起爆剤となってくれるかもしれない。今日のプレーのクオリティを毎回求めることは厳しいかもしれないが、それができればナルバンディアンは、トップの中堅からトップのトップに定着することができるだろう。
デビスカップを除いて今年最後の試合が、奇しくも今年最高の試合となった。
全日本選手権男子決勝が、マスターズカップの前にある。一つのビデオで連続して録ると、マスターズカップの準決勝と決勝の間に中途半端に全日本選手権が録画されることになり、それは僕の強迫的気質からいって非情に気持ちが悪い。
だから、断腸の思いで違うビデオに録画することになった。DVDを買ってから編集することで未来に希望をたくし、この気持ち悪さを胸にしまいこむ。DVDを購入するまでこの思いおくびにも出してやるものか。
試合は両方とも素晴らしいものだった。
全日本選手権は、将来を嘱望されている添田豪と、もうベテランといわれるようになった岩渕聡の1・2シードの対戦。
フルセットで岩渕の勝利。実はビデオに撮りながら寝ていたのだが、添田の悔し涙はしっかりと見たので、時間があるときにまたゆっくり試合を見よう。添田は、上手くいけばランキング100位以内にいけると思っている。
マスターズカップ決勝は、正直フェデラー優勝を疑っていなかったのだが、伏兵(といっては失礼か)のナルバンディアンがものすごい神懸り的なテニスをして、フェデラーを撃破した。
フェデラーは1、2セット連取したけど、第3セットは明らかにスタミナ切れで動きが悪くなっていた。あきらかに足にきてた。
怪我上がりだったので、フィジカル、特にスタミナに懸念があったわけだが、やっぱりその心配が的中した形になった。でも、昨日までの戦いを見ているとまさか負けるとは思わなかった。しかし最終セットの粘りはさすが王者というところか。
ナルバンディアンは実は、デビューしてから、グランドスラムをいつとってもおかしくない選手と言われていた。デビュー当時はフェデラーの天敵でフェデラーは全く勝てなかったのに、いつの頃からか立場が逆転していた。でも今回そのフェデラーを破ってマスターズ格の大会初優勝を遂げたことはナルバンディアンの超えられなかったもどかしい壁を越える起爆剤となってくれるかもしれない。今日のプレーのクオリティを毎回求めることは厳しいかもしれないが、それができればナルバンディアンは、トップの中堅からトップのトップに定着することができるだろう。
デビスカップを除いて今年最後の試合が、奇しくも今年最高の試合となった。
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