ISBN:4062107899 単行本 藤井 留美 講談社 2002/07 ¥1,680
眠っているのに疲れがとれない人
疲れているのに眠れない人
――どうして?

毎日のやる気、アタマの回転、そして寿命さえも寝ている間に決まってしまう。
知ってトクする「睡眠のふしぎ」、全米話題のベストセラー!
「黄金の眠り」が取り戻せる、3週間眠り改善プログラムつき

●ウマ3時間、ネコ15時間、ヒト8時間
●4人に1人は寝ている間に息が止まっている!
●夢を見させないと人間はどうなるか?
●脳は2週間前の寝不足をきちんと覚えている
●1日9時間以上寝ると死亡率が高くなる!?――etc.

●眠りを変えたら高血圧が治った
●睡眠負債は悪徳サラ金
●どうして昼寝をしたくなるのか
●立ったまま眠る医師たち
●人間はどこまで眠らずにいられるか
●眠りのいらない人たち
●長生きの秘訣は禁煙よりもよい眠り
●寝不足は免疫力を弱くする
●体内時計が左右する気分の良し悪し
●夢が難問を解決してくれる!?
●無気力、疲労感はまず睡眠を疑え
●うたた寝の絶大なる効用
●とっておき時差ぼけ解消法
●睡眠不足と肥満の悪循環  <目次より>
日本で、睡眠時無呼吸症候群が話題のなったのは、ちょうど、僕がこの本を読んだすぐ後のことだった。
その頃の僕は、自分の長すぎる睡眠を短くしたいと欲していたり、脳味噌に多大なる興味を示していたので、表紙につられて、購入してしまったわけだが、これは、非情に面白かった。いびきの恐怖、ナルコレプシーという名前を知ったのもこの本が初めてだった。多くの睡眠に関する本が出ているが、例えば、「短時間睡眠法」などの類の本を読んでみたこともあるが、その方法に対する根拠というと非情に薄弱で、科学的でも医学的でもなく、精神論に依拠したものであったし、これは、特に日本的な伝統的美徳ともされてきた価値観の弊害だろうと思う。そういった本を何冊も読むのだったら、この本を一冊目を通すほうが、よほど実用的であると思う。正しい知識を知らずして、正しい方法を模索するのは、公式を知らずして、問題を解こうとするようなもんである。

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