いつもの工場へ。
派遣されてたのは僕を入れて3人で、一人は40代の自分で事業を立ち上げている社長。もう一人は、19歳の学生。
社長のほうは以前一緒に仕事して面識があった。
この工場は始終私語しながら作業できるので、昨日のハードな仕事に比べたら至極牧歌的に感じる。そんな中で会話しているうちにだんだんこの社長のの素性も知れてきた。

バブル全盛期、マンションなどを売る営業で20代で一千万を越える年収を稼いでいた(その頃はボーナスで一気に500万とかもあったらしい)社長は、40代引退を目標におそらく色んな物件に手を出していたのかもしれんなあ。その頃は、まさに年に1日休みがあるかないかの、そして毎日が午前さま。2時か3時に飲み屋で夕食。給料はほとんどその飲み代で消えるような生活だったら強い。
そのうち、だんだん自分の生活に疑問符が沸いてきたらしい。どういった疑問符かというと、金は稼ぐが、時間がない。時間がないし自分の体も無理がたたって変調をきたしている。自分の豊かさって一体なんなのか??って思ったらしく、会社を辞めて自分で事業を起こすことにしたらしい。まあ、会社を辞めたのはそれだけではないらしい。持ってたマンションを二つ売ったっていってたし、一千万の借金があるって言ってたし。なんかの事業で失敗したんかな。だから仕事の合間にこんな派遣のバイトしてるらしい。でも社長生き生きしてる。自分でやってるから、楽しいんだって。月給58万くらいあるらしい。いつか借金返せるでしょう。今立ち上げてる事業は、詳しくは教えてくれなかったけど、これから伸びてくる分野だそうで、大いなる野望を持っているのだす。

その社長いわく、今の日本のサラリーマン年収は約444万。しかし、日本人の平均年収は1100万。これは2・8法則といって上の2割の富豪が日本のほとんどの富を持ってってる。つまり、日本は今や、中産階級のいない、上流階級と底辺の二極分化になってしまっている。そして底辺が8割なのだと。組織に入ると、生涯の収入がその時点で決まってしまう。どんなに頑張っても、それ以上を目指したかったら、何か、自ら、変革を起こしていくしまかない。
だから、社長は自ら事業を起こしたわけらしい。
ちなみに僕はカイロプラクティスを勧められた(笑)

19歳の方とも意気投合して、工場の人を巻き込んで、最後は妙なテンションで、作業してた。みんなで「お金よとも大切なものがある〜、あなたよりも大切なものはない〜」って合唱してた。
そう、なぜなら今日は給料日だったからです。

お財布が少しだけ温まりました。

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