読書 『象工場のハッピーエンド』
2005年9月15日 読書〔小説・詩〕
ISBN:4101001316 文庫 安西 水丸 新潮社 1986/12 ¥580
春が来るとジョン・アプダイクを思い出す。ジョン・アプダイクを読むと1968年の春を思い出す。ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような「ほんのちょっとしたこと」で支えられているんじゃないか、という気がする…。都会的なセンチメンタリズムに充ちた13の短編と、カラフルなイラストが奏でる素敵なハーモニー。語り下ろし対談も収録した新編集版。村上春樹の短編は、よくわからない(あまりいいとは思わない)が、安西水丸のイラストがとってもいい。ポストカードにいいね。
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