ISBN:4101001367 文庫 安西 水丸 新潮社 1989/10 ¥460
交通ストと床屋と教訓的な話とハワイで食べる冷麦が好き。高いところと猫のいない生活とスーツが苦手。時には「セーラー服を着た鉛筆」について考察するかと思うと、小津安二郎の映画の細部にこだわったりもする。「自由業の問題点について」に始まって、「長距離ランナーの麦酒」に終わる、御存じ、文・村上春樹とイラスト・安西水丸のコンビが読者に贈る素敵なワンダーランド。
エッセイに慣れてきた村上さん。字数も多くなり、内容も濃くなって、って、相変わらず、日常的なエッセーだけど。さらに村上春樹の人となりを知れる。
安西水丸さんの絵は、シンプルだけど、とても良い雰囲気がある。
村上さんのエッセイの姿勢としっくり合っていて、この絵があるからさらに味わいぶかくなってるのは間違いないところ。村上春樹の顔って、安西氏が描くと、ものすごく単純だけど、なんでこんなに特徴を掴んでいるんだろう。

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