読書 『イリアス〈上〉』
2005年8月13日 読書〔小説・詩〕
ISBN:4003210212 文庫 松平 千秋 岩波書店 1992/09 ¥840
神が人間という駒でチェスをしている。そんな感じを受ける。シミュレーションとしてゲーム化したら、面白い物ができるのかもしれないとか思った。
それにしても、なんてくだらない理由で戦争してるんだとあきれもするが、それこそが核心だとも思う。人間の争いなんて、個人にしろ国家にしろ、その規模の大きさは別にして、原因はほんとにくだらない欲望や妬みとかなんだろう。
ギリシアの神々は、不死であること、圧倒的な力を持つこと、それ以外に人間となんら変わるところはない。ただ、それのみにおいて、人間から、崇められているのではないかと感じる。
あまり強くない神なんかは、人間に傷つけられたりしてるし。
人間は、神の欲や虚栄心(?)を贄などで満たし、神は、より満たしてくれたほうの人間に利益を与える。どろどろの欲得。権謀術数の世界。
上巻を読んだ感じでは、総力的にやっぱりダナオイ(ギリシア)勢のほうが善い駒が揃っているね。
トロイア戦争の末期、物語はギリシア軍第一の勇将アキレウスと王アガメムノンの、火を吐くような舌戦に始まる。激情家で心優しいアキレウス、その親友パトロクロス、トロイア軍の大将ヘクトルら、勇士たちの騎士道的な戦いと死を描く大英雄叙事詩。神とは一体なんなのだろうか?全知全能ではなく、人間同様、さまざまな欲にかられ、嫉妬、妬み、憎悪のために、相争う。
神が人間という駒でチェスをしている。そんな感じを受ける。シミュレーションとしてゲーム化したら、面白い物ができるのかもしれないとか思った。
それにしても、なんてくだらない理由で戦争してるんだとあきれもするが、それこそが核心だとも思う。人間の争いなんて、個人にしろ国家にしろ、その規模の大きさは別にして、原因はほんとにくだらない欲望や妬みとかなんだろう。
ギリシアの神々は、不死であること、圧倒的な力を持つこと、それ以外に人間となんら変わるところはない。ただ、それのみにおいて、人間から、崇められているのではないかと感じる。
あまり強くない神なんかは、人間に傷つけられたりしてるし。
人間は、神の欲や虚栄心(?)を贄などで満たし、神は、より満たしてくれたほうの人間に利益を与える。どろどろの欲得。権謀術数の世界。
上巻を読んだ感じでは、総力的にやっぱりダナオイ(ギリシア)勢のほうが善い駒が揃っているね。
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