男子はなんだかんだいって、四強のうち三人はしっかり残っているあたりやはりトップのほうは安定している感がある。
サフィンは、その気質からいって、負けていてもそれほど不思議はないので、今回ないのも別に驚いてない。むしろ、あれだけむらのあるテニスで、トップにいつづける事が出きるのが、驚きというか、彼の才能が飛びぬけている証ともいえる。

男子シングルス準々決勝
R・フェデラー 対 F・ゴンザレス
僕が今の男子界で個人的にもっともプレーを見ていて面白い選手を二人上げるなら、フェデラーとゴンザレス。つまりこの二人が試合をすると、むちゃくちゃ面白いことになる。
プレースタイル自体は、ゴンザレスが好き。あの破天荒なストローク。技術も何もなく(言い過ぎかw)ただ打ち込むって感じは、見ていて、個性が際立ちまくってる。まさに、記憶に残るプレイヤー。
フェデラーはもっとも完璧で、洗練されて、なによりも、技が多彩で、憧れる。サンプラスと比較されるが、圧倒的にフェデラーのほうがバリエーションがあるし、勝ち方が単調にならない。よく言われる、余りにも完成されていると逆につまらないという言葉も、フェデラーの多彩さの前では、身を潜めざるを得ない。完璧であるにもかかわらず、見ていて常に意表を突く面白さがあり、感嘆する。まさに、記憶にも記録にも残るプレイヤー。
個性と個性とのぶつかり合い。面白くないわけがない。全仏の再戦だが、まったく真逆のサーフェスでの試合。そのコートに合わせプレイスタイルを変えるフェデラーに芝でも、あくまで打ちまくるゴンザレス。際と際の対比。自力で勝るフェデラーが勝つわけだが、たとえストレートでもそんじょそこらのフルセットマッチよりも熱中できる。

T・ヨハンソン 対 D・ナルバンディアン
遅咲きの選手というのはどうも、早咲きの選手よりも印象として部が悪い。ヨハンソンは、僕にとっては中堅のイメージがどうしてもぬぐえない。彼ももう30歳。
プレースタイルとともに、やはり残っている八人の中では最も地味な感じがする。ナルバンディアンは、外貌に比べテニスのプレースタイルは、相手を取り込む吸収型。つまり、爆発的な武器というものがないから、相手のプレーによって面白くなったりつまらなくなったりする。
ヨハンソンも、オーソドックス過ぎるので、いまいち自分の中では盛り上がらず、フェデラー戦で覚醒した体も、再び睡魔に蝕まれて、少しだけど意識が飛んだ。ヨハンソンが勝ったらしい。グロージャンやナルバンディアンは、GSで優勝するにはもう一つなにかが必要なんだろうな。

L・ヒューイット 対 F・ロペス
芝で何気に強いヒューイット。ビックサーバーのロディックが強いのはわかるが、なぜヒューイットが芝で強いのか。驚異的なフットワークなんだろうか。リターン力。普通、粘るタイプのストローカーやカウンターパンチャーは、遅いコートが得意なはずなのに、ヒューイットは遅いコートが嫌いだし。うーん、謎だ。
ロペスは顔は知っていたが、試合ぶりは始めて見た。スペインの選手には珍しい、ビッグサーバーでサーブアンドボレーもこなす。でも、今日はサーブのできが悪かったね。芝では、クレイと違って、サーブのでき不出来がもろに試合の出来に関係してくるからね。ヒューイット勝ち。

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