ISBN:4167651483 文庫 野中 邦子 文芸春秋 2005/03 ¥700
ただ空腹を満たすためだけに食べ物を詰め込むのではなく、ていねいに作られた料理を心から楽しむ、見慣れない食材を忌避せず新しい味に挑戦する。“すべてを食べつくした”はずの著者は、今日も美食を追及すべく、トロ、ウニ、タコス、エスプレッソ、タイ料理、チョコチップクッキーを……お腹いっぱい、満足度アップの待望の最新刊!
相変わらずこの著者の、食への執着はすごい。好奇心とプロ意識がうまい具合に結合すれば、職業という名の元に、どこまでも突っ走れる。それは、とても幸せなことだと思う。食を極めるなら、食べるだけではなく作ってみろと、なんでも実践するその行動力は並じゃない。本の中にあるレシピは、いつか機会があったら作ってみたいなと思う。
強迫や、鬱に関係がありそうな文章見つけた。
「甘いものやその他の炭水化物は、血液に含まれるアミノ酸の一種であるトリプトファンが脳に吸収されるのを助ける。トリプトファンはセロトニンの製造を促す。ニューロンのシナプス中に存在するセロトニンには、鬱を癒す働きがあるといわれている。そのせいで、月経が近づいて気分がすぐれなくなる(精神分析医はそれを月経前症候群と呼ぶ)と、女性たちは自ら鬱を治そうとして甘いものをたくさん食べるのかもしれない。」

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