ISBN:4167651475 文庫 柴田 京子 文芸春秋 2005/02 ¥820
まずは自分で調理―粉まみれになって理想のケーキを追求し、ポテトを揚げる。本場の味を知るべく世界中を飛び回り、材料を徹底吟味。水、ケチャップ、電子レンジ料理まで試し、京都で懐石料理に舌鼓をうち、自らウェイターの学校に通う。強靭な胃袋と飽くなき好奇心を武器に「食」にとことんこだわった、丸ごと美味しいエッセイ!

スタインガーテン,ジェフリー
ハーヴァード大学、ハーヴァード・ロー・スクール、MITを経て、「ハーヴァード・ランプーン」紙で研鑽を積み、米「ヴォーグ」誌のフード・ライターとなる。そのときの成果をまとめ、1997年に出版した『すべてを食べつくした男』は、イギリスの最優秀フード・ブック賞を受賞。94年にはフランスの美食に関する文章に対して、シュヴァリエの称号を与えられた。ニューヨーク在住。

元弁護士の著者は、その培った法的知識や、勉強のノウハウを、今度は食へと転化させた。
驚くべきはその行動力!食にここまで情熱を傾けられるのは、まさにプロフェッショナル。医学的根拠の検証から、マナーの実践、本物を求めての旅、これらすべてに妥協なく、納得するまでとことん突き詰めている。何よりも、食に関する職につくために、彼は、好き嫌いを克服させた。食に対する偏見を払拭させなければ、公平な判断で批評できないからだ。
そういった著者の姿勢は、大いに見習うべきだろう。
ただ、知らない食材や料理の話となると、かなり読み進むのに苦労した。知識が皆無だからしょうがないか^^;

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