読書 『パーク・ライフ』
2005年5月5日 読書〔小説・詩〕
ISBN:4167665034 文庫 吉田 修一 文芸春秋 2004/10 ¥410
日比谷公園付近に住んでいる人には、親近感沸きそうな作品。文章自体は、上手いのだと思う。比喩を用いた心理描写は、村上春樹よりもくどくなくて好きだ。
表題作のパークライフは、男女というか、人間同士の距離感が上手く表せていたと思う。でも、普遍小説というよりは、まさしく現代小説だなあと。
情景がすんなり頭に浮かんではくるが、その情景が少しリアリティーにかけドラマじみていた。
停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く、第127回芥川賞受賞作。
日比谷公園付近に住んでいる人には、親近感沸きそうな作品。文章自体は、上手いのだと思う。比喩を用いた心理描写は、村上春樹よりもくどくなくて好きだ。
表題作のパークライフは、男女というか、人間同士の距離感が上手く表せていたと思う。でも、普遍小説というよりは、まさしく現代小説だなあと。
情景がすんなり頭に浮かんではくるが、その情景が少しリアリティーにかけドラマじみていた。
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