DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2003/11/28 ¥3,990
80年代後半、カルト映像作家として一世を風靡したピーター・グリーナウェイの代表作。
泥棒のアルバート(マイケル・ガンボン)は出資しているフランス料理店に手下と妻のジョージーナ(ヘレン・ミレン)を伴って訪れ、毎晩、好き勝手に暴れ回り、はた迷惑な乱行を繰り返している。食事の最中、ジョージーナはアルバートの目を盗んで常連客の学者と情事に耽り、それをコック長のリチャード(リシャール・ボーランジェ)が隠すが…。
危ういバランスの人間関係が交錯する10日間の出来事を描く、残酷な御伽噺。食と性、暴力と死に満ち満ちていながら、暴力的な描写さえ官能的に見せてしまうのはグリナーウェイならでは。独善的な泥棒アルバートの残忍さが描かれれば描かれるほど、彼が滑稽で孤独でかわいそうな人に見えてくるから不思議だ。物語のキーパーソンであるアルバートの妻ジョージーナを演じたヘレン・ミレンの退廃的な美しさは絶品。グリーナウェイ作品ではおなじみのマイケル・ナイマンの音楽も、美しく映画の世界観を飾っている。

うぎゃー、気持ち悪いよう。人間の欲がこれでもかと発露され、一歩間違えればスプラッターホラーになってしまいそうな危うさがある。
てか、ラスト気持ち悪すぎだーよ。タイトルからはまったく想像が出来なかっただけに、もう一度見ようとはあまり思えないなあ。

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