映画 『コミック雑誌なんかいらない』
2005年3月11日 映画〔邦画〕
DVD ジェネオン エンタテインメント 2001/12/21 ¥4,935
「恐縮です」を口ぐせに、有名人のスキャンダルをハイエナのように追いかけては暴露していく嫌われ者の芸能レポーターのキナメリ。そのあくどく無神経で、かつエネルギッシュな行動をとおして、現代社会におけるマスコミとそれに振り回される一般大衆の心の闇を痛切にえぐった問題作。えっと、当時の社会的問題を浮き彫りにし、また将来へ向けての警鐘を鳴らしているという意味において、この作品は大変優れていると思います。傑作といっていいと思います。特に武の豊田商事社長殺害事件の演技が圧巻で、、、この後武は確か本当にフライデーに襲撃かけちゃうんだよね。見てみて損は無いと思います。
『水のないプール』 『十階のモスキート』と反社会的映画を企画し、主演してきた内田裕也の面目躍如ともいえる傑作で、自身も同年度のキネマ旬報主演男優賞を受賞。監督は『陰陽師』などで知られる滝田洋二郎で、これが一般映画初演出となった。
梨本勝など実際のレポーターも多数出演。また、製作当時、ロス疑惑事件で話題となっていた三浦和義が本人役で登場したり、さらにはマスコミの面前で行われた豊田商事社長殺害事件を、ビートたけしを犯人にすえて再現するなど、映画の中身も相当にスキャンダラスである。
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