お年玉をもらった僕と友達は、途中で敵に奪われないために下水道を通って帰宅することにした。

友達は、この町の下水道の配置を知り尽くしているため、道案内してもらう。枝分かれした下水道は、中央のでかい下水道に集まっているので、だんだんと道が広くなり、僕は匍匐前進からようやく立って歩けるようになった。

中央の下水道には地下鉄が走っている。友達はこの線路伝いに進めば家に着くという。
僕たちは線路伝いに進むが所々道が線路分だけの狭さになり、そんなときに電車がきたら僕たちは逃げ道がなくてそのまま敷かれてしまう危険があって恐ろしい。
狭い道を抜けたすぐあとに地下鉄が凄いスピードで通りぬけていった。
友達に、大丈夫なのか?っときいたら、「多分・・・一日に6本しか通らないから、大丈夫だと思う」とまことに心細い返答。
お年玉を安全に家に持ち帰るために、僕たちは、自分の運を賭けなければならないのだ。

先は真っ暗で、こわい。

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